「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シ
ネマシーズン」『不思議の国のアリス
』『冬物語』『バーンスタイン・セン
テナリー』など人気6作品をアンコー
ル上映

イギリスはロンドンのコヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)で上演されたロイヤル・バレエ団、ロイヤル・オペラによる世界最高峰のバレエとオペラを、日本全国の映画館で鑑賞できる「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」。すべての上映作品に、ロイヤル・オペラ・ハウスで人気の高い案内人による舞台裏でのインタビューや特別映像等が追加されており、日本にいながらもそのボリュームある内容や迫力ある音響でライブで観劇しているような臨場感を味わう事が出来るとともに、大スクリーンに映し出される細やかな表情や美しい映像を楽しめるということで、人気を博している。
『バーンスタイン・センテナリー』(c) ROH,2018 ph by Andrej Uspenski
2018年8月24日からは本シーズンのフィナーレを飾る『白鳥の湖』の上映が全国順次公開となっているが、このほど嬉しい知らせが届いた。本シーズンで上映された人気バレエ6作品が、TOHOシネマズ日比谷とTOHOシネマズ日本橋限定でアンコール上映されることが決定したのだ。
『くるみ割り人形』 (c) ROH,2017.Photographed by Karolina Kuras
6作品とは、『バーンスタイン・センテナリー』(9月14日・金曜日)、『くるみ割り人形』(9月15日・土曜日)、『不思議の国のアリス』(9月16日・日曜日)、『白鳥の湖』(9月17日・月曜日/祝日)、『マノン』(9月18日・火曜日)、『冬物語』(9月19日・水曜日)である。
『白鳥の湖』 (c) ROH, 2018. Ph. by Bill Cooper.
ロイヤル・バレエ団では日本人プリンシパルの平野亮一や高田茜など日本人ダンサーも活躍しており、今シーズンの演目の1つ『冬物語』では平野が男性主役に抜擢されている。さらに、彼はケネス・マクミラン振付によるモダン・バレエ『マノン』にも出演。また、高田は伝統的バレエに、新たな振り付けが加えられた新演出版の『白鳥の湖』にも出演しており、その活躍を日本のスクリーンでも堪能することが出来る。
『マノン』 (c) ROH Photographed by Alice Pennefather
さらに、人気の演目『不思議の国のアリス』、『くるみ割り人形』や、作曲家レナード・バーンスタインの生誕100年を記念して創られた、3つの個性的なバレエを一度に体験することが出来るトリプルビル『バーンスタイン・センテナリー』など王道の名作から近年のチャレンジングな作品まで幅広い演目がラインナップされている。
『不思議の国のアリス』 (c) ROH.Johan Persson
今秋に新国立劇場バレエ団での上演も予定されている『不思議の国のアリス』の、本家ロイヤル・バレエ版をまだ観てない人にとっては貴重なチャンスである。同上映には、現在公開中の映画『スターリンの葬送狂騒曲』で秘密警察警備隊長のベリヤを好演している名優サイモン・ラッセル・ビールが幕間にゲスト出演しているのも嬉しい。また、『不思議の国のアリス』の振付家クリストファー・ウィールドンは、他にもロイヤル・バレエで『冬物語』や『バーンスタイン・センテナリー』の中の「コリュバンテスの遊戯」を振りつけているので、今回のアンコール上映でそれらをすべてカヴァーしていることは重要きわまりない。
『冬物語』(c)ROH,2018.ph.byTristram Kenton
超一流の美しいバレエ作品を、TOHOシネマズ日比谷とTOHOシネマズ日本橋の大画面と音響で鑑賞できるこの貴重な機会を決して見逃すことなかれ。

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SPICE

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