シティポップ最前線!Awesome City
Clubの音楽と魅力を説く

注目の音楽ジャンル・シティポップとそ
の最前線・Awesome City Club

近年注目を浴びる音楽の新ジャンル「シティポップ」。
フェスイベントの盛り上がりなどにより、バンドの形もより洗練されたスタイルへと進化を遂げた産物とでも言えるのではないでしょうか。
特徴としては様々な音楽の要素を取り入れ、都会的な印象を前面に出した音楽ジャンルです。
昨今の有名どころだとSuchmosですね。
今回はその中でも特に強い個性と魅力を放つ5人組バンド、「Awesome City Club」をご紹介します。

Awesome City Clubって実際どんな人た
ち?

最近ちょくちょく目にする・耳にするAwesome City Club。略はACC。
実際に「名前だけは知ってる」みたいな人も多いのではないのでしょうか。
近年はフェスなどによく出演してますしね!

バンドの結成は2013年の春であり、年数としては今年5年目のバンドです。
メンバーは男性3人(atagi/モリシー/マツザカタクミ)、女性2人(PORIN/ユキエ)の計5人組バンド。
なんだかメンバー構成でさえも従来のバンド概念を覆し、都会的な気がしてきます…!笑

「架空の街“Awesome City”のサウンドトラック」をイメージとし、バンドながらもポップで軽快な曲を作り出す彼ら。
シンセサイザーの音が目立ち、スタイリッシュで都会的な印象に。
そしてなおかつ、サビの高揚感も抜群。
マイルドな歌声の男性ヴォーカルatagiさんと、芯がある伸びやかな歌声の女性ヴォーカルPORINさんの歌声が絶妙にマッチしてます。
夏フェスとかで聴いたら絶対爽やか。一気に盛り上がれそう。

最近の活躍で言うと、今年初のフジロック出演を果たしました。
気になるセトリは10曲を披露したご様子。

そしてその中から特に人気な4曲を以下ピックアップしてみましたので、とくとご覧ください!

 

初フジロックで会場を沸かせた!Awesome City Clubの入門4曲

■ダンシングファイター/2018年

今年の3月にリリースされた初のEP『TORSO』の中に収録されたこの1曲。
夜から早朝にかけて撮影された映像とポップなメロディーで脈動感あふれる印象に仕上がっています。
Music Videoの中ではメンバーがシェフやサラリーマンなどいろんな職業になりきるシーンも。

サビまではatagiさんがメインボーカルとして夜のネオンの中でをリード。
そしてサビ前のPORINさんの高く響く「今ここに輝きだした」と同時に朝日が昇り、一気に曲は盛り上がります。

もっと大胆不敵にファイタ―
笑い飛ばして 戸惑いさえ
わがままに世界を遊べ
馬鹿みたいな夢見てファイター
転がり落ちて 泣きたくたって
一度きりの命を焦がせ 始めようか

様々な職業に扮したメンバーの姿と前向きな歌詞で、春らしく1歩踏み出す人をAwesome City Clubらしい応援歌で背中を押してくれます。
一日の始まりに聞きたい一曲です!

■今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる/2017年

こちらは2017年1月に発売されたアルバム『Awesome City Tracks 4』の中の1曲。
フジテレビ系列の深夜ドラマ『道子とキライちゃんの相談室』の主題歌ですね。

アップすぎない、かつ中毒性が強いメロディーで構成された大人なダンスナンバー。
雰囲気から想像するにクラブやパーティーなどの背景が情景として浮かびます。

流れるテールランプ まばらな今夜 遊び足りない 僕らは
誰かのパーティー 誘われるままに Hungout
カクテルソーダじゃなくて今日は なんか強いやつ飲みたいな
終電前に出ちゃうんでしょ? つまんない

歌詞は人としての繋がりを欲する寂しい大人の気持ちを綴った言葉たち。
モヤモヤや溜まって吐き出せない気持ちを抱えて遊ぶ夜を「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」と許し、Awesome City Clubがそっとあなたに寄り添ってくれます。
うーん、大人な世界。深夜に聞きたい曲ですね。

Music Videoは曲中盤で途中メイキング映像が流れ、メンバーの可愛らしい姿を見ることができます!
振付間違えちゃったり、カット後にこぼれる笑顔だったり。
1:55頃からが見所です。

▼もっと詳しい解説&インタビューはコチラ!
ACCが「今夜だけ間違いじゃないことにして」くれるワケ

■Don’t Think, Feel/2016年

こちらは約2年前の2016年6月にリリースされたアルバム『Awesome City Tracks 3』の中の1曲。
すれ違い気味だったある一組のカップルが久しぶりに会うまでの、ドキドキの心情を歌った曲です。

LastTrain 飛び乗った12時半 あくびまじり
やりかけのデスクワークは置いといて 会いに行くよ
リスケばかりで フェルメール展はもう 中吊りが外れてた

きゃー、多忙でなかなか会えなかった彼氏が仕事終わり終電で彼女のもとへ向かうシーン!
具体的なことは言わないまでも、「LastTrain」「12時半」「やりかけのデスクワーク」「会いに行く」なんて言葉たちで思わずときめいてしまいますね。笑

そしてMusic Videoはカジュアルファッションブランド『Gap』とコラボしたファッショナブルな内容に。
なんでもGapのミュージックプロジェクト『1969 RECORDS TV』の一環で、GapがAwesome City Clubとタッグを組みたいとオファーしたのが始まりだったようです。
Music Videoの撮影は閉店後のGapフラッグシップ銀座にて行われ、メンバーの衣装もすべてGapのもの。
映像はデニムがファッションとしてフォーカスされ、白Tとデニムのコーデも度々登場します。
夏っぽくて爽やかな仕上がり!

▼Gapミュージックプロジェクト
『1969 RECORDS TV』

■アウトサイダー/2015年

今から3年前の2015年7月にリリースされた記念すべき1stシングル『アウトサイダー』。
3年前の1stシングルながらもさわやかな印象を与えるAwesome City Clubらしさは今と変わらず、その安定ぶりに安心できます。
曲は全体を通してくすぶっていた毎日を心機一転脱却するストーリー。
シンプルながらもストレートで素敵な言葉たちが連なります。

1人の夜にそっと顔出す シェアした僕の感情
親指でまさぐる言葉が
繋がりたがりの僕の ポケットから溢れてった
Does everybody feel the same?
虚しい問い掛け

描写が上手で思わず脱帽レベル…!
深夜に日頃募る寂しさややるせなさをSNSで共有してしまったシーンですね。

Don’t stop! Don’t stop! Don’t stop!
Say the words you wanna say.
Don’t stop! Don’t stop! Don’t stop!
Live your life you wanna live.

「立ち止まらず、あなたが言いたいことを言おう、あなたが生きたい毎日を送ろう。」とのメッセージ。
ストレートながらも素敵な言葉です。
自分の意思や目標を再確認させてくれますね。

 

ここも注目!かわいい女性メンバー

ここも注目!かわいい女性メンバー

Awesome City Clubの魅力といえばかわいらしい女性メンバーも見所の一つです。
「可愛さが異常」と有名な才色兼備溢れるお二人を紹介します!

■ヴォーカル/シンセサイザー PORINさん

さっぱりです🧚‍♀️

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まだあどけなさが残るような顔つきに大きな瞳が印象的なPORINさん。
どこまでも透き通る高音ヴォイスを奏でるメンバーです。
Awesome City Club結成当初はまだサポートメンバーだったそうで、2014年4月に正式加入しております。
またランニングで、それ故にあの細い体が維持できているのかもしれませんね。

■ドラム ユキエさん

ベリーショートなヘアスタイルに口角の上がったキュートな唇が印象的なユキエさん。
あの軽快なリズムを刻むドラムを担当されています。
幼いころから空手を習っているそうで、美しさを兼ね備えながらもドラム・空手といった強い一面も持っていそうな方ですね。


今年の5~7月には初のワンマンライブツアーとして全国を回ったAwesome City Club。

順調に日本の音楽シーンに台頭しつつあり、期待のバンドです。

直近のLIVE出演は東京なら9/1(土)の「旅祭2018」、大阪なら9/14(金)の「Mint Blue Moment ’18」。
上記の曲が気になった方はぜひ生のAwesome City Clubを目の当たりにしてみてはいかがでしょう?

■9/1(土)東京:「旅祭2018」
■9/14(金)大阪:「Mint Blue Moment ’18」

□Awesome City Club 公式サイト
□Awesome City Club 公式Twitter
□Awesome City Club 公式instagram
□Awesome City Club 公式facebook

シティポップ最前線!Awesome City Clubの音楽と魅力を説くはミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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