JIM ALXNDR / Fruit Salad センチメ
ンタルな感情を刺激するサマー・チュ
ーン。〈Keats//Collective〉久方ぶ
りのリリースは、豪マルチ演奏家によ
る新作EP

オーストラリアはメルボルンを拠点とするプロデューサー/マルチ・インストゥルメンタリスト/ソング・ライター、James Vincentによるプロジェクト、JIM ALXNDRが〈Keats//Collective〉より3曲入りのEP『Portal』を7月27日(金)にリリースしました。

昨年にはエレクトロニカ〜レフト・フィールド、インスト・ヒップホップまで、ゴッチャ煮な印象のビート・テープ『Groove Tapes Vol. 1: Dirty Chopsticks』と、その真逆とも言えるオーケストラ作品『The Crest』をリリースしているJIMですが、 TROUBLE JUICEのインタビュー(http://troublejuice.co/2018/07/28/premiere-jim-alxndr-portal/) によると、彼にとって本作『Portal』はようやく自身のサウンドを簡潔に定義することができた初の作品とも言えるそうです。

フューチャー・ベースやフューチャー・ビーツ的な展開、音使いをみせる「Wobbly」、もたついたビートにサックスやフルート(?)など様々な楽器が絡み合うジャジーな「Convo」も素晴らしいのですが、今回は本作リリースに先駆けて先行公開されていた「Fruit Salad」をご紹介。

センチメンタルな感情を刺激するピッチアップしたボイス・サンプル(?)がメロディ・ラインを引っ張るポップな一曲。どこかQrionの諸作にも通ずるような、ノスタルジックな世界観も素晴らしいです。
ちなみに、JIM ALXNDRは同じくオーストラリアのシンガー・Alex Riordanとともに、Lorelaiというプロジェクトとしても活動しているようです。このJIM ALXNDRの今後の活動はもちろんのことながら、本作『Portal』において、およそ1年ぶり、2018年初のリリースを行った〈Keats//Collective〉の動きにも注目したいところです。チルウェイヴ〜フューチャー・ファンク勃興期にシーンを騒がせた同レーベル。果たして今後の方向性やいかに。

PORTAL by JIM ALXNDR(http://jimalxndr.bandcamp.com/album/portal)

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