【インタビュー】佐野勇斗「胸キュン
シーンは山﨑賢人くんの作品を参考に
したりした」“ひと夏の恋”に懸ける
熱き想い

8月1日公開の映画『青夏 きみに恋した30日』で、田舎で暮らす高校生・吟蔵を演じる佐野勇斗。都会育ちのイマドキ女子高生・理緒を演じる葵わかなとのW主演だ。自身初の主演に対してのプレッシャーをどう乗り越えたのか、ラブストーリーに本格的に臨むにあたりどんな準備をしたのか、吟蔵と通ずる部分は自分にあるのか、共演者とどんな交流があったのかなど、得るものが多かったという撮影現場でのことをあれこれ深掘りしてみた。
【佐野勇斗 サイン入りチェキ プレゼント企画開催】
7月30日~31日に掲載されるインタビュー&ランキングの記事下に2つのキーワードが出ています。その文字を繋げるとある言葉が出現しますので、それを導き出してください!!詳しい応募方法は、31日に掲載されるプレゼント企画記事をチェック!
■吟蔵はこれまでの中で一番難しい!?男から見てもカッコいい役と向き合うための方法
――佐野さんにとって映画『青夏 きみに恋した30日』は初主演作品となるわけですが、決まったときはどんなお気持ちでしたか?
佐野 主演となれば登場場面も多くなるわけで、やはり僕と葵わかなさんで作品が決まると言っても過言ではないなと。そういう意味でのプレッシャーは、すごく大きかったです。
――そのプレッシャーは、どう乗り越えたのでしょうか。
佐野 古澤健監督とは映画『走れ!T校バスケット部』(2018年秋公開)でも一緒にお仕事をさせていただいていることもあり、僕の性格をよく知ってもらっているので、「お前は自分に自信がないタイプだから、俺に惚れろ!っていうくらい自信を持て」と言ってもらって。その言葉に、背中を押してもらえた気はします。
――田舎で暮らす吟蔵は、優しくて責任感が強く、芯の通った高校生。昨年公開の『ミックス。』では卓球マニア、今年3月公開の『ちはやふる -結び-』では挑発的で自信家タイプ、9月公開の『3D彼女 リアルガール』では二次元大好きなオタク少年とクセのある人物を演じてきましたが、吟蔵を演じるにあたってはどんな役作りをされたのでしょうか。
佐野 言っていただいたように、これまでは突き抜けたキャラクターを演じることが多かったんですけど、吟蔵はとても純粋で、おまけに男から見てもカッコいいんですよ。普段ふざけてばかりの自分にとって、吟蔵はこれまで演じてきた中で一番難しい役でした。まずは、原作マンガのシャープな体つきに寄せるために、2018年に入ってからは食事制限をして体作りをしつつ……三重県でのロケ撮影が始まってからは、古澤監督ともいろいろお話をしながら模索していって。基本的に順撮り(台本通りに順を追って撮影を進める方法)だったこともあって、自然と役に入れた部分はあります。
――また、『青夏 きみに恋した30日』は青春ラブストーリーなわけですが、これまで恋愛要素をあまり演じてこなかった佐野さんとしては、恋する気持ちを表現するにあたり、何か準備をしたりもしたのでしょうか。
佐野 そうなんです、僕は胸キュンシーンにとても不慣れなので(苦笑)、撮影に入る前には、事務所の先輩である山﨑賢人くんの作品を観たり、いろいろな胸キュン動画を参考にしたりもしました。撮影現場では、数十秒の胸キュンシーンでさえ自分では確認できなかったですけど……もう、無茶苦茶恥ずかしい!(笑)。

■EBiDAN内での仲良しスパドラ・玲於の真面目さに刺激!唯一、心残りなこととは?
――見事にキュンキュンさせてくれる映像になっていますが、実はそんなに恥じらっていたんですね(笑)。吟蔵と佐野さんの共通点はあったりするのでしょうか。
佐野 恋愛に奥手なところかなぁ。小学生の頃なんかも、好きだなと思う女の子はいても、自分から話しかけに行けなかったりしたし。というか、中高生になると男友だちといるのが楽しくなって、そのまま今も恋愛に興味が持てないままなんですよね(苦笑)。
――それは、俳優活動も音楽活動も充実しているからかもしれませんね。同世代の共演者の方が多い撮影で、刺激もたくさん受けましたか?
佐野 僕のデビュー作である映画『くちびるに歌を』で共演して以来、共演者グループの一員としてずっと仲良くしている葵さんと久々に一緒にお芝居して得るものもたくさんあったし、EBiDANの中ですごく仲のいいSUPER★DRAGONの(志村)玲於の芝居に向き合う姿を見てすごいなと思ったり……いろいろなことを学び、刺激を受ける現場でした。
――加えて、仲間たちと大自然の中で楽しい交流を持てたりもして?
佐野 それがですね、ほかのメンバーはオフ日にみんなで三重・伊勢神宮に行ったりしたんですけど、僕と葵さんは撮影があって一緒に行けなくて。みんな優しくてお土産を買ってきてくれたものの……未だに根に持っています(笑)。でも、吟蔵の幼馴染・ナミオ役の水石亜飛夢くんとふたりで地元の海鮮料理を食べに行ったりはできたし、自然が多くて食べ物のおいしい三重が大好きになりました。
――ちなみに、吟蔵はデザイナーという夢を持っていながらも一歩踏み出せずに葛藤したりもしますが、そういう面に関しては……。
佐野 僕とは違いますね。僕は、吟蔵みたいに考えてから行動することができないんですよ。
――思い立ったら、まずは行動してしまうわけですか。
佐野 そうなんです。吟蔵は現実的にいろいろ考えて上京を迷うけど、僕はなんとかなるでしょ!っていう軽い気持ちで上京して。こうなったらどうしようとか、あまり考えないですから。そういう意味では、後先考えずに言ってしまったり、行動してしまう理緒のほうが共感できます。
――行動的であり、楽天的であり。それでこそ、運をつかめるのかもしれませんね。そんな佐野さんの、役者としての今後の夢は?
佐野 朝ドラに出たいですね。僕の活動を応援してくれているおばあちゃんが観ている朝ドラに出れば、それはすごくおばあちゃん孝行になると思うので。いつか、その夢を叶えたいです。
文/杉江優花
(c)2018映画「青夏」製作委員会

ランキングBOX

“気になる人の気になるランキング”をテーマに、様々な分野の著名人へ直撃した「MY BEST3」を紹介!オリジナルのランキングインタビュー記事をはじめグルメなどのトレンド情報やエンタメなどのストレートニュースなども毎日配信中です。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着