ORANGE RANGE、ONIGAWARA、
Halo at 四畳半らを迎え、
日本工学院ミュージックカレッジ恒例
サマーライブが今年も大盛況!

日本工学院専門学校で音楽業界スタッフを目指す学生達が作るサマーライブが7月4日と7月7日の2日間にわたってマイナビBLITZ赤坂で開催された。

初日の7月4日は『GRIOTTO×日本工学院ミュージックカレッジ Presents〜彩〜』。会場ロビーにはアーティストロゴとCDジャケットが大きなパネルで浮かぶ演出で入り口からイベントへの期待値はマックスに!
7月4日@マイナビBLITZ赤坂(バンドハラスメント)

7月4日@マイナビBLITZ赤坂(バンドハラスメント)

ライブのトップバッターはバンドハラスメント。ステージにメンバーが登場するとフロアーからは大歓声に包まれる。イントロが始まった瞬間に爆音の音玉とエアーバーストの特効演出が飛び出し、“僕らが1番びっくりしてる(笑)”と曲終わりのMCで井深康太(Vo)が語った。そして、「Sally」「解剖傑作」と続いた後のMCでは斉本佳朗(Dr)が“僕等3年の途中で大学休学したんですよね”と8月までに復学届を出さなかったら退学になることを明かす。“こうやってステージに立って正解だったんだなって思わせたい”、“だから、復学届は出しに行かないつもりでいる”と語り、“はっこーお前の気持ちをきかせてみろ!”とはっこー(Ba)にバトンタッチすると、彼が手に持っていたのは復学届。井深が“ストップ、ストップ、何見せられてるの(笑)”と仕切り直しながらも、トークでも観客を最高に楽しませようという関西出身の彼らの想いで会場に笑顔があふれた。

また、本公演を共同主催しているイベント『GRIOTTO』についても井深が語った。“『GRIOTTO』を主催している森田大地が日本工学院にいた頃から、でかいイベントにするってそう約束してくれました”、“今日こうやってあいつが卒業した専門学校とタッグを組んでこの日を迎えられたことを本当に幸せに思います”、“あいつ泣き虫だからすぐ泣くけど、今日は今までで最高に泣かして帰りたいと思います”、“あいつの願いはただ一つ、このイベントを楽しんで笑顔で帰ってもらうこと、今日1日どこの会場よりもどの人よりも楽しんでいきましょう!!”。ラストの「君と野獣」を歌い終えると約6秒にもわたる深いお辞儀でステージをあとにした。
7月4日@マイナビBLITZ赤坂(KAKASHI)

7月4日@マイナビBLITZ赤坂(KAKASHI)

続いては、“本日のマイナビBLITZ、数えきれないほどの人の強い気持ちが詰まっております。今日にかかわる全ての人にとって特別な1日にしないと気が済みません、どうぞよろしく!”と強気な表情を見せたKAKASHI。2曲目「流星の中で」の激しくも繊細な歌詞と、言葉にできない想いや葛藤をのせたメロディーが将来へ突き進むオーディエンスの胸に突き刺さる。堀越颯太(Vo&Gu)はMCで“僕らはBLITZに自分たちで立てるようなバンドではありません。ぶっちゃけね”、“『GRIOTTO』と日本工学院とそしてあなたに立たせてもらったステージだと思っています”、“今度はあなたのことをBLITZに連れていきたいと思います”と夢を語った。5曲目「ドラマチック」の《いつかあなたに》の歌詞は、KAKASHIとこの場にいる“あなた”への約束がつまったフレーズに受け取れる。《僕はあなたの隣に逃げ出したくて ドラマチックなこの夜に》と歌った時の照明は会場が澄んだ紺色に照らされ、ミラーボールには黄色いライトが当たり、場内に満月の夜空を演出した。
7月4日@マイナビBLITZ赤坂(Halo at 四畳半)

7月4日@マイナビBLITZ赤坂(Halo at 四畳半)

そして、このライヴを締め括るのはHalo at 四畳半。ポップなSEに観客の肩も自然とリズムを刻み、『GRIOTTO』のタオルを持ったメンバーの姿が見えると場内は歓声で包まれた。渡井翔汰(Vo&Gu)は“やっぱり俺は熱が通った人間が好きで、イベントもそう音楽もそう何であってもそう。つまり人の心に伝わりやすいってことは、それだけ熱い熱い気持ちがこもってるっつーことです”、“どこへいく?何をする?あんたの傍にこの音楽を置いてやってくんないかなあ? いつでも、この音楽があんたの背中を押してやる。あんたの味方でいてやる!”と語り、クールな演奏の中にも常に熱い想いがあふれたイベントとなった。なんだ、かっこよすぎやしないか?このイベント。将来の音楽業界を担う学生たちと、想いを形にして届けてくれたアーティスト、そして『GRIOTTO』主催者の森田がまた夢を届けることを約束した一日となった。

OKMusic編集部

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