【DPF 2018 クイックレポ】ONE OK R
OCK 万感の思い溢れる35分、会場中
を興奮と感動で包む

DEAD POP FESTiVAL 2018【CAVE STAGE】 ONE OK ROCK
昔、地元のライブハウスでSiMの噂をよくきいていた。で、顔を合わせるようにもなった。でも、志を同じくする人間は、そんなに簡単に仲良くなるもんじゃないということが、あとになってわかった。時間をかけて、言葉を交わしたりしながら、同じ気持ちであることを理解していった。MAHと初めて会った頃、よく緑のTシャツを着ていた。そんな彼との思い出があるから、今日は緑のTシャツを着て来た──。
ONE OK ROCK
ONE OK ROCK
6曲目「We are」を歌う前に、自らのNIRVANAのTシャツを指しながら、Taka(Vo)はそんなMCをした。『DEADPOP FESTiVAL』にこうして初めて出られたことの喜びも口にしたし、「久々のフェスでした、心臓バクバクでした。なんか(お客さんに)中指立ててるような奴が多そうだし」とも言った。「おまえらのこと、まだなめてる奴いるから、見せてやってくれ」とMAHに言われた、とも明かした。

ONE OK ROCK

「Taking Off」「Deeper Deeper」「I was King」「The Beggining」「Mighty Long Fall」の5曲で、何度もオーディエンスのジャンプで地面を揺らし、何度も楽器の音と張り合うほどのシンガロングを呼び起こし、何度もフィールドの後方までをヘドバンで埋め尽くし──つまり、この日いちばんの熱狂を作り出したあとで、このMC。ワンマンがドーム複数日当たり前のこのバンドを、こんな至近距離で観れる(って、ワンオクでさえなければここも充分大きいステージなんだけど)、と集まったオーディエンスを、圧倒的なバンド・グルーヴで完全制圧した末に、この言葉。何かもう本当にONE OK ROCKだなあ、としか、言いようがない。
​ONE OK ROCK
ONE OK ROCK
「次の曲も、その次の曲も、一緒に歌ってください」というTakaの言葉に応えて、ラストの「We are」と「完全感覚Dreamer」では、前半よりもさらに大きな大きなシンガロングがCAVE STAGEを包んだ。大きくうねりながら跳び、歌うオーディエンスの姿を照らす夕陽も含め、とても感動的な光景だった。
去り際にTakaは、オーディエンスの様子をスマホで撮り、「最後まで楽しんでいって! ありがとう!」と叫んだ。

文=兵庫慎司 撮影=kohei suzuki
ONE OK ROCK

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