指原莉乃がHKTで見せた新しいリーダ
ー像
2013年に入り、HKT48は初のシングルリリース、そして2ndシングルも発売し、共にオリコン1位を獲得と目覚ましい活躍を果たした。年末の紅白歌合戦は残念ながら選ばれなかったが、指原莉乃は自身のGoogle+において「(今年は)スタート地点にまだ立ったばかり、じっくり頑張ります」と語った。
彼女は「覚えてもらうのがまずは重要」ともインタビューで語っている。活動期間も短いHKT48にとって、名前やキャラクターを覚えてもらうというのはまだ時間がかかる。その点を指原は、自身の出演する番組や雑誌などでメンバーを積極的に取り上げ、それぞれのメンバーが持つ個性を巧みにアピールしている。指原によるメンバー一人一人の「底上げ」がなされているのだ。
まだ研究生であるメンバーを冠番組にて露出する機会を与え、岡田栞奈という存在を発掘すれば、惜しくも選抜に漏れてしまったメンバーにも公演でMCを振り、モバイルラジオのMCを振り分けるなど、チャンスを同等に与えHKT全体の底上げを積極的に行っているのも特筆すべきだ。
そうすることでメンバー個々がピックアップされていく中、さらに来年以降のHKTを盛り上げてくれそうな存在が松岡菜摘、谷真理佳の2人だ。松岡菜摘は柏木由紀を髣髴とさせる、清楚な佇まいの正統派美形。高圧的でありながら怪談に異常に怖がるというヘタレキャラの一方で、チームがまとまりに欠けるときは叱咤し一つにまとめるという影のリーダーとしての立ち回りを見せ、次代のリーダー候補としての力を秘めている。
谷真理佳は、頭の回転が早く、どんなコメントにも即座に反応すれば、スベっても前のめりで来る姿はバラエティでもすでに真価を発揮している。強引なまでに笑いで攻める姿は、松井玲奈が太鼓判を押したほどだ。そんな谷真理佳に、指原も過去の自分を重ねているかもしれない。
指原の慧眼は公演においても真価を発揮している。パフォーマンスの点で、指原の加入以降に彼女の叱咤激励もあり、この1年で急成長を果たしている。7月に行われたアイドルの祭典、TOKYO IDOL FESTIVAL2013はまさにHKT48のパフォーマンスにおいて今年のハイライトの一つであった。100組以上ものアイドルが出演する中、セットリスト、ステージングの構成を指原が担い、バラエティ番組顔負けのステージングでのトーク、AKBグループの代表曲を駆使した選曲、そこにHKTメンバーの煌めきが合わさり、一気に他グループのファンも虜にする立ち回りを演出した。指原の読みの鋭さと、フレッシュさが呼んだ勝利の瞬間だった。
なぜ、指原はこれほどまでにHKT内において、絶大なる影響を持つようになったのだろうか。それは若手だらけのグループであるHKT48を一つの塊にしつつあるということが彼女最大の手腕にあると言える。結成当初、不安視されていた経験不足や団結力を、彼女は序列や格差、敬語を撤廃、さらには自らがフラットな形で一人一人と接し一方でしっかり叱ることで、寄り添いながらも引っ張るという形で後輩と共に成長してきた。AKBグループでは「キャプテン、先輩の背中を見て成長する」という特有のキャプテンシーがあったが、指原莉乃は違う形で中高生中心のメンバー達を引っ張っている。その姿にHKT48メンバーは心打たれたのは言うまでもない。総選挙1位発表後に、一斉に歓声を上げたHKTメンバーの姿はまさに「指原愛」を表していた。
まだまだチームH、研究生双方が他のAKBグループの先輩たちと肩を並べるには経験値、実績も含めていろいろと壁はある。だからこそ、HKTが今よりもステップアップするには、指原莉乃と一致団結し、一枚岩で突き進むしかない。指原莉乃のプロデューサーとしての成果は2014年、確実に結実するだろう。その時に来年こそ芸能界に「HKTの乱」が起きるに違いない。(C)AKS※写真は「HKT48劇場 2周年記念 特別公演」。
彼女は「覚えてもらうのがまずは重要」ともインタビューで語っている。活動期間も短いHKT48にとって、名前やキャラクターを覚えてもらうというのはまだ時間がかかる。その点を指原は、自身の出演する番組や雑誌などでメンバーを積極的に取り上げ、それぞれのメンバーが持つ個性を巧みにアピールしている。指原によるメンバー一人一人の「底上げ」がなされているのだ。
まだ研究生であるメンバーを冠番組にて露出する機会を与え、岡田栞奈という存在を発掘すれば、惜しくも選抜に漏れてしまったメンバーにも公演でMCを振り、モバイルラジオのMCを振り分けるなど、チャンスを同等に与えHKT全体の底上げを積極的に行っているのも特筆すべきだ。
そうすることでメンバー個々がピックアップされていく中、さらに来年以降のHKTを盛り上げてくれそうな存在が松岡菜摘、谷真理佳の2人だ。松岡菜摘は柏木由紀を髣髴とさせる、清楚な佇まいの正統派美形。高圧的でありながら怪談に異常に怖がるというヘタレキャラの一方で、チームがまとまりに欠けるときは叱咤し一つにまとめるという影のリーダーとしての立ち回りを見せ、次代のリーダー候補としての力を秘めている。
谷真理佳は、頭の回転が早く、どんなコメントにも即座に反応すれば、スベっても前のめりで来る姿はバラエティでもすでに真価を発揮している。強引なまでに笑いで攻める姿は、松井玲奈が太鼓判を押したほどだ。そんな谷真理佳に、指原も過去の自分を重ねているかもしれない。
指原の慧眼は公演においても真価を発揮している。パフォーマンスの点で、指原の加入以降に彼女の叱咤激励もあり、この1年で急成長を果たしている。7月に行われたアイドルの祭典、TOKYO IDOL FESTIVAL2013はまさにHKT48のパフォーマンスにおいて今年のハイライトの一つであった。100組以上ものアイドルが出演する中、セットリスト、ステージングの構成を指原が担い、バラエティ番組顔負けのステージングでのトーク、AKBグループの代表曲を駆使した選曲、そこにHKTメンバーの煌めきが合わさり、一気に他グループのファンも虜にする立ち回りを演出した。指原の読みの鋭さと、フレッシュさが呼んだ勝利の瞬間だった。
なぜ、指原はこれほどまでにHKT内において、絶大なる影響を持つようになったのだろうか。それは若手だらけのグループであるHKT48を一つの塊にしつつあるということが彼女最大の手腕にあると言える。結成当初、不安視されていた経験不足や団結力を、彼女は序列や格差、敬語を撤廃、さらには自らがフラットな形で一人一人と接し一方でしっかり叱ることで、寄り添いながらも引っ張るという形で後輩と共に成長してきた。AKBグループでは「キャプテン、先輩の背中を見て成長する」という特有のキャプテンシーがあったが、指原莉乃は違う形で中高生中心のメンバー達を引っ張っている。その姿にHKT48メンバーは心打たれたのは言うまでもない。総選挙1位発表後に、一斉に歓声を上げたHKTメンバーの姿はまさに「指原愛」を表していた。
まだまだチームH、研究生双方が他のAKBグループの先輩たちと肩を並べるには経験値、実績も含めていろいろと壁はある。だからこそ、HKTが今よりもステップアップするには、指原莉乃と一致団結し、一枚岩で突き進むしかない。指原莉乃のプロデューサーとしての成果は2014年、確実に結実するだろう。その時に来年こそ芸能界に「HKTの乱」が起きるに違いない。(C)AKS※写真は「HKT48劇場 2周年記念 特別公演」。
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