皇天馬(陳内将)(左)と斑鳩三角(本田礼生)

皇天馬(陳内将)(左)と斑鳩三角(本田礼生)

【2.5次元インタビュー】『A3!』陳内
将&本田礼生、大ヒットゲーム初の舞
台化に「いい作品になる予感」

 2017年の配信開始後、500万ダウンロードを突破した、大人気アプリゲーム『A3!(エースリー)』がついに舞台化される。キャストが発表され、そのビジュアルが公開されると、ゲームファンのみならず、舞台ファンからも大きな反響を集めた。注目の本作で、夏組の皇天馬役を演じる陳内将と斑鳩三角役の本田礼生に、公演への思いを聞いた。
-大変人気のあるゲームが原作で、舞台化が待ち望まれていた作品です。出演が決まったときの率直なお気持ちは?
陳内 最初は『A3!』の出演のお話をざっくりと聞いただけだったので、自分がやるなら大人のキャラクターだと勝手に思っていたんです。そのつもりで、ゲームを進めていて…そうしたら、あれ? 天馬だって(笑)。最初は勝手に、大人な役だと思っていたんで、「天馬なんだ!」ってびっくりしました(笑)。
本田 (天馬役は陳内に)ぴったりですよ! 僕、(出演キャストに)陳内さんのお名前があったので、テンションが上がりました。ずっと、共演させていただきたいと思っていたのでうれしかったです。僕は、出演のお話しを頂くまで原作のゲームをプレーしたことはなかったんですが、今まで舞台を見たことのない方々も見にこられる作品になると思うので、ハードルは高いですが、舞台の良さを少しでも伝えられたらいいなと思います。
-お二人は初共演ですね。本田さんは共演を熱望されていたとのことですが、それは陳内さんの作品をご覧になってのことですか。
本田 拝見した陳内さんの出演作は少ないのですが、僕の友人が共演していて、お話をよく聞いていたので。ああ、共演したいな~って。
-陳内さんは本田さんのことは?
陳内 残念ながら、舞台はまだ見れていないんですけど、おうわさはかねがね。
本田 もう、とんでもない(笑)!
陳内 とてつもないアクロバット(の技術を持っている)だっていうので、教えてもらいたいです。
-キャラクタービジュアルも大変好評で、舞台への期待がさらに高まっています。撮影はいかがでしたか。
陳内 少しずつ陳内将が消えていって、天馬になっていくので、天馬になる様子を撮っておきたかったかなと(笑)。メークさんとかスタイリストさんのおかげで、どんどん寄せてもらいました。だから、天馬から陳内将に戻ったときのがっかり感がありました(笑)。
本田 僕は、ああよかった、なれたって思いました(笑)。毎回、2.5次元作品をやると思うんです、なれるのかなって。でも、そこはプロの方が支えてくださっているので。
-納得の仕上がりになったんですね!
本田 う~ん、自分が(納得)っていうよりも…すごいなと。
陳内 うん、すごい。
-原作のゲームはイケメン役者たちが舞台を重ねて成長していくという物語です。原作の設定には、共感できる部分も多々あるのかなと思いますが、どんなところに共感されますか。
陳内 天馬は、唯一、役者経験者なので、周りの新人の役者さんたちにガンガンものを言うんですが、その際、僕も、たまに出るな~って。よかれと思って言っているんですけど…怖いなって思われたくはないなと思ってます(笑)。今回、(同じ夏組キャストの)野口(準)くんとか年がだいぶ下の人もいるので、そこは天馬っぽくならないように。だけど、天馬の責任感は持ってみんながやりやすい、伸び伸び楽しい現場が作れたらいいなと思います。
本田 僕は…そうだな、アクロバットができる、体が動くってところは共感できる部分です。
-(取材時はまだ稽古前のため)見どころを聞かれても難しいとは思うのですが…この作品の魅力は?
本田 実際に生身の人間がやるというところです。ゲームの中だけじゃない、舞台ならではの表現があると思うので、そこは楽しみにしてほしいと思います。
陳内 今、気になっているんだけど…ゲームの中に劇中劇があるじゃない? あれって、ダイジェスト形式だけど舞台でやるとしたらどうなるのかな? それと、もし、これが2幕構成だったら、1幕の最後は、僕がガチャーンって入ってきて、「オーディション会場はここか?」で、幕が降りるのかな。それで夏組が登場するのかなって、勝手に予想して、今は楽しんでいます(笑)。
本田 でも、それは一番、気持ちのいい展開かもしれない(笑)。
-本田さんも、ゲームをしながら「ここが出るかも?」って思ったりしていますか?
本田 まあ、壁は走るんだろうな、とは思っています(笑)。どうやって、壁を走るのを表現しようって。
-なるほど。壁を走るのも楽しみにしています。最後に、読者の方へメッセージを。
陳内 今回、僕は初共演の方が多いのですが、きっとお芝居を好きな方々がたくさんなんだろうなと勝手に思っていますし、違った才能の方がいっぱい集まって、いい作品になるっていう予感がしています。「舞台もよかったと言わせたい」という意気込みで頑張りたいと思います。
本田 お芝居の楽しさを見せられたらいいなと思います。役者という役柄を演じるからには、そこは最低ラインだと思うんです。それから、型にはまりたくないと思っています。原作がある中で、どこまで型にはまらずにできるかということには挑戦したいです。
(取材・文/嶋田真己)
 MANKAI STAGE『A3!』~SPRING & SUMMER 2018~は、6月28日~7月8日に天王洲・銀河劇場、7月13日~16日に京都劇場、10月26日~11月4日に天王洲・銀河劇場(東京凱旋公演)で上演。

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