【インタビュー】バンドじゃないもん
!「HISASHIさんでなければ引き出さ
れなかった」 かわいさとカッコよさ
に溢れたコラボ作、完成!!

個性豊かな6人組ガールズグループ・バンドじゃないもん!が、ダブルAサイドシングル「BORN TO BE IDOL/恋する完全犯罪」をリリース。2017年3月リリースのメジャー1stアルバム『完ぺキ主義なセカイにふかんぜんな音楽を』に収録の「君はヒーロー」以来、2度目のプロデュースを務めたHISASHI(GLAY)によって、バンもん!の魅力であるかわいさとカッコよさの両面が見事引き出された作品について、前のめりで語ってくれた。
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■メンバー全員感無量!愛を感じさせるHISASHIの行動とは?
――「BORN TO BE IDOL」には、かわいい全開のアイドル感。「恋する完全犯罪」には、カッコいいが満載なバンド感。バンドじゃないもん!の両面がわかりやすく表現された2曲になりましたね。
鈴姫 本当にその通りで。アルバム『完ぺキ主義なセカイにふかんぜんな音楽を』に収録の「君はヒーロー」でプロデュースしてくださったHISASHIさんに、最初は1曲お願いできたらありがたいなと思ってお声をかけたら、「こんな曲をお願いします」とお伝えするよりも先に、「バンもん!でこういう曲をやったらおもしろいんじゃない?」っていう提案としてロックな「恋する完全犯罪」を書いていただけたんですよ。
大桃子 そのプロの客観的目線の高さに、まず驚いたよね。
鈴姫 さらに、ポップ寄りな楽曲をお願いしたいというそもそもの要望も汲んでいただいて……。
七星 あっという間に、「BORN TO BE IDOL」が届いたんです。
恋汐 本当に、すぐだったよね。
甘夏 もう、さすが!っていう。感動したよね。
望月 そうなったら、どちらかをリード曲にするっていう選択ができなくて、じゃあダブルAサイドシングルにしちゃおうっていうことになったんです。
大桃子 HISASHIさんでなければ引き出されなかった、目から鱗の2曲が生まれて感無量です。
――どちらも、HISASHIさんのバンドじゃないもん!に対する理解と愛の深さを感じますし。
鈴姫 本当に、HISASHIさんには私たちのことをすごくわかっていただいていると思います。
七星 愛をもって接してくださるしね。もう、「ひさ兄!」っていう感じです。
恋汐 4月15日の東京・中野サンプラザ公演も、2階席の真ん中で観てくださって。
七星 本作のレコーディングにも来て、ずっと立ち会ってくださってね。
甘夏 しかも、録音からミックスダウンまでの長時間。愛を感じて、すごく嬉しかったです。
七星 レコーディングの雰囲気が、すごく和やかだしね。
鈴姫 そう、すごく楽しかった。
望月 楽しみながらディレクションしてくださっているのが、よくわかるんだよね。おまけに、「配信のランキングで10位以内に入ったら“弾いてみた”動画上げるよ」って言ってくださったり、渋谷のスクランブル交差点に初めて私たちが出せた看板を、わざわざ記念撮影しに行ってくださったりとか。
甘夏 あと、「バンもん!がんばれ!」っていうツイートをしてくださったりとか。とてつもなく偉大な大物アーティストさんなんですけど、ぐみちゃんがさっき言ったみたいに、お兄ちゃんのように感じられるくらい、親しみやすくて温かい方なんです。
恋汐 まさか、HISASHIさんが「はわー!」って言ってくださるなんて。
望月 「ありがとうございまる」とかもね(笑)。
大桃子 そうそう(笑)。前回よりも、今回はメンバーのキャラクターや、世界観をわかってくれた上でたくさん関わってくださって、本当に優しい方だと思いました。長い間、ずっとものすごく確固たる地位を築かれている尊敬する方が、バンもん!のスタンスを理解してくださったのが本当に嬉しかったです。
――「君はヒーロー」以来2度目のコラボだったわけですが、アーティストとしてまたまた刺激も受けたのではないですか?
大桃子 HISASHIさんはものすごく不思議なオーラを持っている方で、今まで出会ったことのないクリエイティヴも感じて。メンバーへの感覚的なディレクションで曲の輪郭がどんどん浮き彫りになるレコーディングにはたくさんの刺激と学びがあったし、これからこっそり真似したいです!(笑)。
鈴姫 本当に。長年アーティスト活動を続けていたら、自分の趣味やスタイルが固まってしまうと思うんですけど、HISASHIさんは多方面にアンテナを張っていて。たくさんのことを吸収し続けながら、自分のエネルギーにしている方なんですよ。
恋汐 それって、大人になるとなかなかできないことなのに……本当にすごいよね。
■HISASHIからのムチャぶりに応えたレコーディング秘話に迫る!
――「BORN TO BE IDOL」にしても、かわいさは前面に押し出しつつも、実はいろいろな音楽要素がごった煮になった、挑戦的な楽曲ですもんね。HISASHIさんの貪欲さをますます刺激する6人の個性があればこそ、なんでしょうけど。
鈴姫 確かに、「BORN TO BE IDOL」はチャレンジしかしていない曲。貪欲な者同士、フィーリングが一致した感はすごくあります。
甘夏 私は今回もまた、「BORN TO BE IDOL」「恋する完全犯罪」の2曲でユニゾンでギターを弾かせてもらいまして。実際に弾いてみるとトリッキーなアップローチが多々あって、その凄さを改めて思い知りました。
大桃子 さすがのギター!って感動したもんね。
――しかも、そういうアプローチを小難しいままではなくキャッチーに落とし込めてしまうあたりがまた凄い。
甘夏 そうなんですよ!
望月 ね。ベースを弾くのもすごく楽しくて。難易度的にはなかなか難しかったですけど、それだけにやりがいもあったし、今回の2曲は音楽好きにもきっと響く曲なんじゃないかなと思います。
鈴姫 ぐみさんのお気に入りは、「BORN TO BE IDOL」の<英語はしゃべれない♪>と<平成最後の刺客>でしょ?
七星 うん。どっちの言葉も入れたいなと思ってHISASHIさんにお願いしてみたら……。
鈴姫 間髪入れず、「いいですよ」って言ってくださって。
望月 すごいラフにね。
恋汐 あと、「恋する完全犯罪」にはガヤみたいなものが入っているんですけど……。
鈴姫 そこは、HISASHIさんからの提案でね(笑)。
七星 そうそう。そういう提案もすごく嬉しい。
恋汐 で、「フリーでしゃべってみて」ってHISASHIさんに言われて、“カニを凍らせて撲殺するという計画を立てる”という内容でとりあえずしゃべったら、カニの部分を使ってもらえて。それが、すごく嬉しかったです(笑)。
鈴姫 HISASHIさんは、脳みそがすごく柔らかいよね。
甘夏 私たち自身が知らない引き出しを、まだまだHISASHIさんに引き出してもらいたいよね。
望月 うん、またコラボさせていただきたい!
――それだけ響き合って、共鳴して制作できたシングルだったわけですね。
鈴姫 本当にその通りですね。バンもん!って情報量の多いグループですけど、「BORN TO BE IDOL」「恋する完全犯罪」の2曲にうまいことバンもん!らしさが詰め込まれていて。
大桃子 「BORN TO BE IDOL」のMUSIC VIDEOでは、ものすごくやかましいベタベタなアイドル像を演じることで、バンもん!のアホらしさを注入して。“アイドル”というポジションを意図的に狙いにいくバンもん!のうるささそのもののも、表現できたしね(笑)。
鈴姫 バンもん!のことをまだ知らない方にも、このシングルを聴けば端的にわかっていただけるんじゃないかなと思います。
――そんなみなさんに憧れる女子、ときめく男子が、どんどん増えそうな予感。先日『スッキリ』(日本テレビ系)に出演されたとき、「40代までに武道館に立ちたい」という夢を語っていましたし、この先のバンドじゃないもん!がますます楽しみです。
鈴姫 私たちの場合、いろんなことを気にしないでいいかなとも思っていて。例えば結婚したっていいし、いつか子どもが生まれたらライヴ会場に託児所作っちゃったっていいし(笑)。アイドルって刹那的な存在のように思われていますけど、そういう概念を私たちが肩肘張らずに壊していけたらいいなって思います。
甘夏 みさこがバンもん!を立ち上げたときのコンセプト、“女の子が一番好きなことを好きなようにやっている姿がかわいい”に通ずるよね。自分自身のままでいればそれが個性だし、その個性の集まりを観に来てくれる人たちがハッピーな気持ちになれたらいいなって。
七星 いい意味で型に捉われず、楽しんで活動していきたいよね。
恋汐 うん。「BORN TO BE IDOL」の歌詞に<一等星を目指すの>っていうフレーズがあるけど、それぞれになりたい自分を目指しながら、みんなでてっぺんを獲りにいきたいです。
大桃子 そして、ほんの少し説明的に手の内も明かすと、バンもん!はアイドルというフォーマットを利用しまくる、完全犯罪の集団なので。なぜ、このことを今明かすかというと、これからは共犯者になってほしいから。ファンでいいんだけど、もっと深いところまできてほしい。これからもいいとこどりで、甘い蜜を吸ってみんなでニコニコ歌舞(かぶ)いていきたいですね。ポスト・アイドル、バンドじゃないもん!です。
文/杉江優花

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