木 / ai ni iko この異質感、異物感
はタダモノじゃない。SNSに突如(?
)現れた彼らは一体何者なのか……!

昨日、何の前触れもないかのように(少なくとも私個人にとっては)、急遽「ai ni iko」という楽曲のMV(?)がドロップされるやいなや、急速的にSNSを中心にバズを拡大させている、謎多きバンド=木(KI)。

Twitterのプロフィール画像を確認する限りは、4人編成のバンドのように思えますが、いかんせん情報がないので断言はできません。何となく東京近郊を拠点としているような気もするのですが、やっぱりそれもわかりません。バンド名でサーチしようにもこのシンプル極まりないネーミングということで、有用な情報が全くと言っていいほど引っかかりません。。。

今回公開されたこの「ai ni iko」という楽曲は、シンセの質感、ビートの打ち方からは近年のベース・ミュージック(ネット発で盛り上がったものも含めて)を通過したセンスを感じさせると同時に、どこか昨今のジャズとヒップホップの邂逅的なシーンとのリンクもあるような。

それでいて歌メロは牧歌的であり、ギターは終盤になるに連れて熱を帯び、エモーショナルに鳴り響く……と、自分でも書いていて「なんのこっちゃ」と言ってしまいそうなほどのこのキメラ感。しかし、どこまでも心地よく、耳馴染みよく響くのだから不思議です。
無機質なCGを軸とした映像も、ヴェイパーウェーヴやPC Musicの面々とも通ずるような感性もとてもクール。そして、この(おそらく)曲名「ai ni iko」の後に続く「VISION QUEST “UTOPIA” trailer」というのは、何かEPやアルバムのトレイラーという意味なのでしょうか。

とにかく、引き続き彼らの動向に注目していきたいのと同時に、誰か何か知ってる方はこっそり教えてください……!

Spincoaster

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