【レポート】『B’z 30th Year Exhi
bition “SCENES” 1988-2018』の全

B’zが2018年にデビュー30周年を迎える。これを記念して有楽町インフォス1Fで開催中の展示会が『B’z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018』だ。同エキシビションは“前期(1988-2002)”と“後期(2003-2018)”の2つの会期に分けて行われるもの。4月1日よりスタートした前期(1988-2002)の詳細レポートをお届けしたい。
有楽町インフォスはJRや東京メトロ 有楽町線などさまざまな交通機関が交差する有楽町駅からほど近い、東京都旧丸の内庁舎跡地に位置する商業施設だ。JR山手線車内からも、掲げられた幾多のフラッグや巨大ボードを確認することができる好立地が、利便性が高く分かりやすい。
▲エントランス脇には<B’z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018>を象徴する大きな写真パネルが。
入場ゲートをくぐり抜けると、左右を黒幕に覆われた細長い順路がひたすらストレートに伸びて、B’zの歴史を辿る展覧会へのプロローグを重厚に演出。そして、松本孝弘稲葉浩志による「<B’z 30th Year Exhibition “SCENES”>にようこそ!」という“Welcomeメッセージ”に迎えられ、いよいよ展示会場内へ。
▲“ゴールドディスクエリア”に飾られた、B’z・ソロ作品を含む30年の間に贈られたゴールドディスク。
▲左は8thシングル「LADY NAVIGATION」のプラチナゴールドディスク。右は8thオリジナルアルバム『LOOSE』のダブルプラチナディスク。
▲松本孝弘と稲葉浩志の来訪日が記された直筆サインも。
まず目に飛び込んできたのは、膨大なゴールドディスクとプラチナディスクの数々が飾られた壁の煌びやかさ。その数、ソロ作品を含めて113枚。B’z初のミリオンセラーを記録した8thシングル「LADY NAVIGATION」のプラチナゴールドディスクや、累計300万枚を達成している8thオリジナルアルバム『LOOSE』のダブルプラチナディスクなど、そのひとつひとつの輝きに圧倒されると同時に、30年間の重さと凄味が感じられるコーナーが、ここ“ゴールドディスクエリア”でもある。
ちなみに、その反対側の壁に飾られた巨大なライブ写真には、松本孝弘と稲葉浩志の来場日とサインが直筆で据えられているので、お見逃しなく。
▲HISTORY SCENES #1 1988-2002 (4/01〜5/06開催)
“前期(1988-2002)”までのバイオグラフィーと当時のアーティスト写真が掲示された“HISTORYエリア”は、1年ごとに記されたその歴史に、サウンド変遷やライブ変遷などの新たな発見も。
そして、同スペースにはB’zサウンドを創り出してきたライブ機材やレコーディングスタジオ機材がディスプレイされている。しかも、激しいパフォーマンスによって刻み込まれた傷が細部まで視認できるほど距離が近い。あまりにも貴重な楽器達の惜しげもない展示は、紛れもなく“SCENES”の目玉のひとつである。
▲稲葉浩志の“レコーディングスタジオエリア”。
▲松本孝弘の“レコーディングスタジオエリア”。
たとえば、ギターをメインとした楽器類が並ぶ“レコーディングスタジオエリア”。B’zが多用しているレコーディングスタジオのミキシングルーム内部が写された壁面写真の前には、稲葉浩志が愛用するギブソン製アコースティックギターJ-45やマイクスタンド、譜面台、ドリンクホルダーがセットされて、スタジオの臨場感を伝える。
一方、ギブソン・レスポール・ゴールドトップ、エアロスミスのジョー・ペリー(G)のサインがボディトップに入れられたギブソン製シグネチャーモデルTak MatsumotoレスポールTak Burstのプロトタイプが一際輝かしい松本孝弘サイドには、ボグナーやピーヴィーのアンプヘッド、ギターラックにヤマハのMG-Mシリーズ(プロトタイプのゼブラやダブルネック)、アーニーボールミュージックマンのEVHといった歴代(1988-2002年中心)のレコーディング使用機材がセットされて、その時代時代を感じることもできる。
隣の“楽器エリア”には、松本孝弘が所有する数々のギターのなかでも希少価値が高いヴィンテージを展示。
▲“楽器エリア”の全景
▲1954年製フェンダー・ストラトキャスター
▲1958年製ギブソン・レスポール・ゴールドトップ
▲1956年製ギブソン・レスポール・ゴールドトップ
▲1952年製フェンダー・テレキャスター
1954年製のフェンダー・ストラトキャスターや1952年製のフェンダー・テレキャスター、1956年製のギブソン・レスポール・ゴールドトップ、1958年製のギブソン・レスポール・ゴールドトップといったギターは楽器祭や有名ヴィンテージギターショップでもそうそうお目にかかれない逸品ぞろい。これらギターの持つ貫禄からもB’zサウンドの本質を垣間見られる貴重なコーナーだ。
そして“ライブステージエリア”ではその名の通りステージでお馴染み、初期から2002年までのツアーやライブで使用された楽器を大放出。
▲“ライブステージエリア”の全景1
▲“ライブステージエリア”の全景2
▲“ライブステージエリア”の全景3
▲“ライブステージエリア”の全景4
B’z初の単独ツアー<B’z LIVE-GYM #00 -OFF THE LOCK->で使用されたビルローレンスのSTタイプ・プロトタイプやヤマハのMG-Mプロトタイプをはじめ、<B’z LIVE-GYM '99 -Brotherhood->や<B’z LIVE-GYM Pleasure 2000 -juice->で鮮烈な印象を残したギター&スピーカーキャビネットも。これはギブソン史上5人目のシグネチャーギタリストとなった際に初めてリリースされたTak Matsumotoレスポールで、スピーカーキャビネットにも同色のキャナリーイエローが施されたものだ。
このほか、<B’z LIVE-GYM Pleasure '97 -FIREBALL->で使用されたギブソン・レスポールスタジオのオリジナルペイントモデル(通称:ファイヤーボール)とピーヴィーのスピーカーキャビネット5150、<B’z LIVE-GYM 2002 -GREEN 〜GO★FIGHT★WIN〜 ->にて使用された“玲”ロゴが施された真っ赤なボグナーのスピーカーキャビネットとギブソンTak MatsumotoレスポールTak Burstなど、今ではなかなかお目にかかれない楽器群も展示されている。
▲左はヤマハMG-Mプロトタイプ。右はビルローレンスSTタイプ・プロトタイプ。
▲左は1966年製フェンダー・ストラトキャスター。右はヤマハMG-Mプロトタイプ。
▲左からアーニーボールミュージックマンAXIS、1999年発表のシグネチュアモデルであるギブソン・カスタムショップ製Tak Matsumotoレスポール、VHTのスピーカーキャビネット。
▲左からピーヴィー5150のスピーカーキャビネット、ギブソン・レスポール・スタジオ“Black with Flame”、アーニーボールミュージックマン・シルエットスペシャル。
▲左からドラキュラのペイントが施されたヤマハMG-M IIIプロトタイプ、ヤマハMG-M II、ギブソンTak MatsumotoレスポールTak Burst、ボグナーのスピーカーキャビネット。
▲稲葉浩志所有のギブソン・フライングV 67リイシュー。左のカラーはクリームホワイト、右はチェリー。中央に見えるのは稲葉浩志の初代マイクスタンド。
同スペースにディスプレイされた2本のギブソン・フライングV 67リイシューは稲葉浩志のもの。チェリーレッドは<B’z LIVE-GYM '94 -The 9th Blues->や<B’z LIVE-GYM '96 -Spirit LOOSE->で使用。もう1本のクリームホワイトは自身が所有するハーレーダビッドソンと同色にカスタムしたモデルで、ソロツアー<稲葉浩志 LIVE 2004 〜en〜>や<Koshi Inaba LIVE 2010 〜enII〜>で本人が使用したもの。稲葉浩志所有ギターをこうして間近で観られるケースもそうはないだろう。
さらには、松本孝弘と稲葉浩志のオーダーメイドによるイヤモニ、マラカスやタンバリン、ギターストラップや電動ドリルなどの小物/アクセサリー類が収納されたガラスショーケースほか、これまでの公演のバックステージパス(本人顔写真入りも)やツアーロゴがデザインされたオリジナルピック、今や珍宝のテレフォンカードなどが展示されたガラスショーケースなど、楽器のみならず、これらアイテムからも当時の記憶が蘇る。
▲稲葉浩志のタンバリンやマラカスほか、松本孝弘のオリジナルストラップ、両氏のイヤモニなど。
▲Tシャツやテレフォンカード、キーホルダーなどの“ツアーグッズ”。
▲歴代のバックステージパス&ピック。
2007年にアジア圏での初受賞となったHollywood’s RockWalk殿堂入りの受賞盾や、殿堂入りの証となる手形刻印時の写真などが展示された“RockWalkエリア”は前期・後期を通して展示されるもの。
Hollywood's RockWalk殿堂入りとなったミュージシャンたちは、彼らのサイン入りプレートと手形が刻印され、貴重なギターの展示などとともに、ロックの歴史を辿るメモリアルな場所に名を連ねている。チャイニーズシアターのロック版として音楽ファンを魅了し続けているロサンゼルスの有名スポットだ。
▲“RockWalkエリア”。Hollywood's RockWalkは、1985年にハリウッドの中心に位置するギターセンター・ストアに設立された、ロックを芸術として音楽の発展に大きく貢献したミュージシャンの功績を称えるもの。
▲時代と共にさまざまなB’zロゴが誕生している。歴代のエンブレムを一挙掲示。
B’z命名の由来や、これまで生まれた数々のロゴデザインを掲示した“エンブレムコーナー”を経由して、再びストレートな通路を抜けると、そこに大空間が広がった。“ビデオエリア”と“衣装展示エリア1”だ。
壁面や天井から吊るされた複数のスクリーンが圧巻の“ビデオエリア”に映し出されているのは、ミュージックビデオやライブ映像。B’zはこれまで50タイトル以上のプロモーションビデオを送り出しており、それら映像作品としてのクオリティの高さは折り紙付き。第4管区海上保安本部所属の巡視船“みずほ”の全面協力のもとに撮影された「OCEAN」や、1974年の封鎖以来、当時35年ぶりに解禁された長崎県の軍艦島にて撮影された「MY LONELY TOWN」はどちらもミュージックビデオ史上初の試みだったとのこと。大空間のスクリーンで映像を浴びるように観ることができる。
そして、一際華やかな“衣装展示エリア1”には1989年から1995年までのステージやミュージックビデオで使用された衣装を展示。現存する500点以上の中から厳選されたという出品物が、当時の写真や映像とともに陳列されて、その変遷を辿るものとなっている。
▲“衣装展示エリア1”_1
▲“衣装展示エリア1”_2
▲“衣装展示エリア1”_3
▲“衣装展示エリア1”_4
▲“衣装展示エリア1”_5
▲“衣装展示エリア1”_6
初のアリーナツアーにして360度開放型ステージとなった<B’z LIVE-GYM Pleasure '92 -TIME->や、今やファンの間では伝説となった<B’z LIVE-GYM 91-92 -IN THE LIFE->時の松本孝弘扮するZ’bの綾小路幹彦スタイル、稲葉が高所タワーから空中ダイビングを行なった伝説の<B’z LIVE-GYM Pleasure’95 -BUZZ !!->をはじめとする衣装の数々がステージの記憶を鮮やかに生々しく蘇らせる。
続く“衣装展示エリア2”との間には、ゴールドの額縁に収められた無数のアーティスト写真やライブ写真が壁面を覆うようにディスプレイされて壮観。その一角に展示されているのが、ド迫力のスケールでファンのド肝を抜いてきたライブステージのデザイン画とミニチュアモデルだ。現存するステージ模型は<B’z LIVE-GYM 2001 -ELEVEN->、<B’z LIVE-GYM The Final Pleasure -IT'S SHOWTIME!!-(2003年)>、<B’z LIVE-GYM 2005 -CIRCLE OF ROCK->の3つ。これは、前例がないものや構造物の一部を輸入する場合、実際のステージのミニチュアモデルを創る必要があるためだとのこと。
▲LIVE & ARTIST PHOTO
▲STAGE MODELING <B’z LIVE-GYM 2001 -ELEVEN->
▲STAGE MODELING <B’z LIVE-GYM The Final Pleasure -IT'S SHOWTIME!!-(2003年)>
▲STAGE IMAGE
ステージ左右上方に巨大なトレーラーが吊されたミニチュアモデルは<B’z LIVE-GYM 2001 -ELEVEN->のもの。そのトレーラーが動いたりするほか、「juice」でトレーラーのウイングサイドパネルから計20,000個ものアルミ缶が流れ落ちるなどの演出が圧巻だった。
<B’z LIVE-GYM The Final Pleasure -IT'S SHOWTIME!!-(2003年)>は当時15周年を迎えたB’zの過去最大規模のステージセット。1993年に同会場(静岡の渚園)で披露されたステージの進化版として設計されたものだ。
なお、同公演での松本孝弘のギター爆破や、<B’z LIVE-GYM 2003 -BIG MACHINE->でのバイクがステージ上を飛び交う演出のデザイン画も展示されている。
“衣装展示エリア2”は前述の“衣装展示エリア1”の続編であり、1996年から2002年までの衣装をディスプレイ。ミュージックビデオやライブステージで使用された衣装を、その映像とともに堪能することができる。
▲“衣装展示エリア2”の全景
▲“衣装展示エリア2”の「1996〜1997」
▲“衣装展示エリア2”の「1998〜1999」
▲“衣装展示エリア2”の「2000〜2001」
▲“衣装展示エリア2”の「2002」
▲“衣装展示エリア2”の「sunglasses & wristband」
1996年から1997年のコーナーでは23rdシングル「Liar! Liar!」のジャケット写真着用衣装やライブ衣装など、1998年から1999年のコーナーでは10thオリジナルアルバム『Brotherhood』をはじめとするジャケット写真着用衣装やライブ衣装など、2000年から2001年のコーナーでは31stシングル「ultra soul」のミュージックビデオ着用衣装やライブ衣装など、2002年のコーナーでは33rdシングル「熱き鼓動の果て」や12thオリジナルアルバム『GREEN』のジャケット写真着用衣装やライブ衣装などを展示。このほか、サングラスやリストバンドがディスプレイされていて、そのどれもが目にも鮮やか。
これらジャケット写真やミュージックビデオで使用された衣装は、楽曲や映像の世界観にふさわしいものがセレクトされていることはもちろん、ライブ衣装は1990年代後半から両氏の趣向を反映させつつ、ステージ上の見え方や動きやすさを考慮して制作されているとのことだ。
展示エリアもいよいよ終盤へ。“松本孝弘エリア”と“稲葉浩志エリア”と題されたコーナーは、それぞれのプライベート感たっぷりのアイテムが並んで、あまりにもレア。
▲“松本孝弘エリア”の全景
▲左は5thシングル「太陽のKomachi Angel」、右は3rdシングル「LADY-GO-ROUND」の直筆譜面。
▲松本自身の解説コメント付きプライベートアイテム。
“松本孝弘エリア”に陳列された直筆譜面は、3rdシングル「LADY-GO-ROUND」や5thシングル「太陽のKomachi Angel」など初期からのものが展示されており、BPM、楽曲構成、コード進行などが記されている。ちなみに、仮タイトルや稲葉浩志へのメッセージと思しき走り書きが、お茶目なものばかりなので(たとえば、“NEW YORKへ行きたいか!? 稲葉!!”などなど)、ぜひとも細部までご覧いただきたい。
ガラスショーケースに収納されていたアイテムも逸品揃い。稲葉浩志からプレゼントされたチョーカー、作曲用に使用していたという“ラジカセ”、B’z初ライブの“バックステージパス”、以前乗っていた“フェラーリの鍵”、<B’z LIVE-GYM Pleasure '93 -JAP THE RIPPER->で着用した“Tシャツ”、DEEP PURPLEやLOUDNESSなど自身で購入した“過去のコンサートチケット”、8thアルバム『LOOSE』のジャケット写真で着用した“サングラス”。そして、グラミー賞を受賞した際に所属オフィスからプレゼントしてもらったという“グラミー記念 アルミ・チタン削り出しギター”は、重さ7kgもある削り出しで、普段は自宅玄関に飾っているものだとのこと。この他にも“オリジナルコースター”や“バゲージタグ”などの私物がプライベートを垣間見ることができたような気分にさせてくれる。
▲“稲葉浩志エリア”の全景
▲左は31thシングル「ultra soul」、右は22thシングル「Calling」の直筆歌詞。
▲稲葉自身の解説コメント付きプライベートアイテム。
一方、“稲葉浩志エリア”に陳列された直筆歌詞は、一度書いた歌詞に斜線を引いて表現を変えた痕跡も見受けられるなど、制作途中と思しきものも。デビュー当時は歌詞を書くことに苦労していたという、今では想像し難い逸話に頷けると同時に、研ぎ澄まされた感性が滲み出るような直筆は一見の価値あり。
ガラスショーケースに収められたプライベートアイテムは、自宅に30冊以上が保管されているという作詞ノートの一部、<B’z LIVE-GYM Pleasure '95 -BUZZ!!->本番前に勝新太郎からプレゼントしてもらったという“テンガロンハット”、1994年の<B’z THE 9TH BLUES -WILD ROAD->のフォトブックにて着用した“Tシャツ”、舞台演出スタッフからのプレゼントだという<B’z LIVE-GYM '96 -Spirit LOOSE->のステージ床を加工して創られたオブジェ、コレクションの中でも2番目くらいに古いという“フェザーチョーカー”、大学の卒業式の“写真”ほか、30周年ならではの貴重な品々がずらりと並んだ。
“松本孝弘エリア”と“稲葉浩志エリア”の中間部に設置されたガラスショーケースに収められた“グラモフォン”(蓄音機型トロフィー)は2011年、松本がラリー・カールトンとの共作「TAKE YOUR PICK」で、第53回グラミー賞 “最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム” 受賞した際に授与されたもの。今回が初公開となる。その台座には、“NATIONAL ACADEMY OF RECORDING ARTS & SCIENCES TAK MATSUMOTO Artist/Producer BEST POP INSTRUMENTAL ALMUM - 2010 TAKE YOUR PICK (With Larry Carlton)”と刻印されている。世界で最も権威の高い“グラミー”での同賞受賞は全ての日本人にとって誇らしいもの。B'z30年の歴史の重さを物語るにふさわしいディスプレイだ。
▲第53回グラミー賞 “最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム” 受賞時のグラモフォン。
なお、これら展示物を松本と稲葉が対談形式で解説するオーディオガイド(音声ガイド端末)も必聴。各エリアにて展示品にまつわる内幕話が音声ガイドを通して届けられる臨場感には新発見も微笑ましいエピソードもあるのでぜひ。“シアター”では『Behind the Scene : The 29th Year』と題して、2017年のB'z29年目を追い、アルバム「DINOSAUR」のレコーディング風景や、<B’z LIVE-GYM 2017-2018 -LIVE DINOSAUR->のバックステージなど、普段目にすることができない映像が上映されている。
『B’z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018』のラストは“ストア”。メンバーのシグネチャーモデルを含む30ブランドや企業とコラボレーションした限定グッズをはじめ、CD、DVD、アナログ盤、ポスターなどを販売中だ。タカラトミー『B’z人生ゲーム』や湖池屋『B’z PRIDE POTATO (濃厚のり塩/ULTRA NORISIO)』、カシオ『B’z G-SHOCK』といった話題のアイテムをはじめ、メンバー監修のライダースジャケットやTシャツ、サングラス、オリジナルアルバム全20作品のアナログレコードといった豊富なラインナップが観ているだけでも楽しい。同ストアで販売中のパンフレットには展示物はもちろん、それ以外の貴重アイテムも掲載されているとのことなので、チェックを。
▲“ストア”の全景1
▲“ストア”の全景2
▲“ストア”の全景3
▲『B’z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018』ガチャガチャ
▲タカラトミー『B’z人生ゲーム』
▲カシオ『B’z G-SHOCK』
▲湖池屋『B’z PRIDE POTATO (濃厚のり塩/ULTRA NORISIO)』
▲1988年発表のデビューアルバム『B’z』から、2017年発売の最新アルバム『DINOSAUR』まで、全20作品のオリジナルアルバムをアナログレコード化。
▲『B’z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018』レコードプレーヤー。
▲Gibson Tak Matsumoto Les Paul&Koshi Inaba Signature Blues Harp
取材・文◎梶原靖夫(BARKS)

撮影◎土居政則

■『B’z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018』


▼会期

前期(1988-2002):2018年4月01日(日)〜5月06日(日) 有楽町インフォス1F

後期(2003-2018):2018年5月11日(金)〜6月15日(金) 有楽町インフォス1F

開館時間:平日11:00-21:00 / 土・祝日中日10:00-21:00 / 日・祝日10:00-20:00

※休館日:5月7日(月)〜5月10日(木) ただしグッズ販売・シアターは営業

※有楽町インフォス(東京都千代田区丸の内3-8-3)

※日本発売50周年を迎える「人生ゲーム」とコラボレーションをした『B’z人生ゲーム』(株式会社タカラトミー)他、会場販売となるコラボグッズも続々発表

▼入場料金

平日(5/1, 5/2を除く):入場料無料(入場整理券でのご入場となります)

土日祝日(5/1, 5/2含む)

・前売:大人・専門学校・大学生以上 ¥1,500(Goods付) / 中高生 ¥1,200(Goods付)

・当日:大人・専門学校・大学生以上 ¥1,700(Goods付) / 中高生 ¥1,400(Goods付)

※小学生以下は保護者同伴(親族に限る)に限り入場料無料となります。Goodsは付きません。
   ◆   ◆   ◆
「僕達は30年の間、休むことなくレコーディング、ツアーを続けて来たことによって、今居るステージに立っています。そのプロセスで色々な風景を見てきましたし、今尚未だ見ぬ風景を求め、音楽創りを高いレベルで続けていくという意味合いを込めて、今回のエキシビションに“SCENES”と名付け、僕達が歩んで来た30年の軌跡を、1988 - 2018として記しました」──B’z / 松本孝弘・稲葉浩志

■<B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI->


7月07日 (土) 沖縄コンベンションセンター

7月08日 (日) 沖縄コンベンションセンター

7月14日 (土) 宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ

7月15日 (日) 宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ

7月21日 (土) 静岡 エコパアリーナ

7月22日 (日) 静岡 エコパアリーナ

7月28日 (土) 広島グリーンアリーナ

7月29日 (日) 広島グリーンアリーナ

8月04日 (土) 日産スタジアム

8月05日 (日) 日産スタジアム

8月11日 (土) 愛媛県武道館

8月12日 (日) 愛媛県武道館

8月22日 (水) 札幌ドーム

8月28日 (火) 長野ビッグハット

9月01日 (土) 福岡 ヤフオク!ドーム

9月02日 (日) 福岡 ヤフオク!ドーム

9月06日 (木) 豊田スタジアム

9月08日 (土) 豊田スタジアム

9月09日 (日) 豊田スタジアム

9月15日 (土) ヤンマースタジアム長居

9月16日 (日) ヤンマースタジアム長居

9月21日 (金) 味の素スタジアム

9月22日 (土) 味の素スタジアム

(問)http://bz-vermillion.com

■WOWOW×B’z『B’z 30th Year Special Vol.1 1988-2002』


4月12日(木)23時から

WOWOWライブで放送

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