「マシュー・モリソン・イン・コンサ
ート」をWOWOWが放送

音楽は世界の共通言語! 歌とダンスで言葉を超えた物語を伝えるショー
3月31日(土)午後5:00より、WOWOWライブで「マシュー・モリソン・イン・コンサート」が放送される。
ミュージカルドラマ「glee/グリー」のシュースター先生役でおなじみのマシュー・モリソン。ブロードウェイのスターでもある彼は、歌とダンスで物語を伝える生粋のエンターテイナーだ。2017年には「トニー賞コンサート in Tokyo」で初来日し、圧倒的なパフォーマンス力で会場を夢の世界へと引き込だ。そして来日2回目となる今回は、2018年2月24日に東京・Bunkamura オーチャードホールで日本初のソロコンサートを開催した。「glee/グリー」ファンはもちろんのこと、ミュージカルファンも、時を忘れて歌の世界に浸ることができる贅沢なコンサードだ。
「音楽は世界の共通言語」と観客に語りかけるマシュー。たとえ言葉はわからなくても、音楽という言語で心に物語を響かせていくーこれこそ、ミュージカルスターだからこそ実現できるパフォーマンスだ。今回は、ミュージカルナンバーや「glee/グリー」でおなじみの曲だけでなく、永遠のジャズスタンダード「It Don't Mean a Thingスウィングしなけりゃ意味がない)」をはじめ、シナトラやビートルズなどアメリカの音楽史を飾る名曲も披露している。マシューにかかるとスタンダードナンバーが、途端にミュージカルのワンシーンに変わる。歌って、踊って、物語を観客に届けてくれるのだ。
もちろん、ミュージカルナンバーもマシューならではの解釈と表現で会場を魅了する。例えば、「オリバー!」のナンバー「As Long as He Needs Me(彼が私を必要とするかぎり)」。これはもともと女性の切ない恋心を歌った曲だが、マシューはこの歌を新解釈で披露する。最近、息子が生まれ、父親になったばかりのマシューにとっては、この“HE(彼)”はまさに息子さん。父親としての覚悟、息子への深い愛という新解釈で情感たっぷりに歌い上げる。歌の主人公が、愛に苦しむ女性から、愛情あふれる父親に変わると、歌詞は同じでもまったく違う歌に聴こえてくる。そのほかにも「マイ・フェア・レディ」や「雨に唄えば」など往年のナンバーのワンシーンも演じてくれるが、やはり見逃せないのが、オリジナルキャストを務めた「ヘアスプレー」と「ファインディング・ネバーランド」からのナンバーだろう。ミュージカルファンにとってオリジナルキャストの歌を堪能できることほど贅沢なことはない。しかも「ヘアスプレー」は、このミュージカルを観たことがない人も、観た気になれる圧巻のメドレーだ。
そして「ファインディング・ネバーランド」では、日本から中川晃教(ミュージカル「モーツァルト」「ジャージー・ボーイズ」など)がゲスト出演し、一緒にワンシーンを演じてくれる。この日米ミュージカル俳優の共演も特別なコンサートならではだ。
これだけでも見どころ盛りだくさんだが、「glee/グリー」ファンには、さらに嬉しい演出がある。それはドラマで登場する“謎のピアノマン”こと、ブラッド・エリスが、なんとピアノを演奏してくれるのだ。ドラマではセリフのないブラッドだが、コンサートではマシューへの思いを話してくれる。これはドラマ・ファンには思いがけない楽しみになるだろう。ずっと仕事をともにしてきた音楽ディレクターのブラッドが「本物のいいやつで、ジェントルマンだ」と賞賛するとおり、マシューの言葉を超えて日本の観客を楽しませたいという思いが、どの曲からも伝わってくる。そして、そんなマシューの優しさを歌にしてくれたのが、「上を向いて歩こう(SUKIYAKI)」だ。彼はこの名曲を日本語で私たちに届けてくれる。
2月24日にで開催されたこの日本初のソロコンサートは、2公演あり、「ブロードウェイ/アメリカンブックバージョン」と「ブロードウェイ/ポップヒッツバージョン」とそれぞれ異なった楽曲(一部は同じ楽曲)で構成されている。WOWOWでは、この両バージョンを再構成したスペシャル・バージョンで放送する。放送版ではマシューの表情までじっくり楽しめるので、歌で演じている彼の表現力をさらに実感できるだろう。マシューが贈る音楽の宝箱のようなコンサート。ぜひ、WOWOWでその宝箱のふたを開け、夢のような世界に酔いしれてほしい。

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