【インタビュー】FlowBack「学生時代
の経験を糧に気持ちを込めて歌えた」
出会いと別れの季節に届けたいメッ
セージ

“挑戦者”を掲げて、力強い楽曲とダンス、そして目を引くスタイリッシュなファッションで2016年9月のメジャーデビューから攻めの姿勢を貫いてきたFlowBack。3月21日にリリースしたニューシングル「ALWAYS」では、これまでとは違う柔らかな表情を見せてくれた。メジャーデビューからの挑戦で、1stアルバム、初単独公演、そして初のワンマンツアーとひとつずつ夢を叶えてきた彼らは、次にどんな道へ進もうとしているのか。
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■卒業式でTATSUKIが号泣!先生からのリクエストされたこととは?
――今回は表題曲の「ALWAYS」もカップリングの「YOUNG LOVE」も、これまでの挑戦者シリーズからスタイルが変わりましたが、その意図とは?
TATSUKI これまで挑戦者ということで、自分たちのことを歌ってきました。「次はFlowBackという名前を広げるために、みんなが共感できる曲をやりたいね」って話していたんです。ちょうど卒業のタイミングである3月のリリースということで、出会いと別れという誰もが経験して共感できるテーマで曲を作りました。
MARK 5人とも学生時代に経験していることだから、歌うときもイメージはしやすくて。気持ちをしっかり込めて歌えました。
REIJI 歌詞のメッセージ性が強いので、そっと語りかけることを意識して歌っています。
――ジャケットのアートワークも、かわいい感じに変わりましたね。
REIJI 卒業アルバムのコラージュをイメージしたアートワークに、僕が落書きをやらせていただいたんです。FlowBackのやんちゃさと遊び心を残しつつ、それをイラストにできたらと思って。実は、ジャケットにあるFlowBackっていうロゴの中に、メンバー全員の名前が隠されているんです。そんな遊び心も入れてみました(笑)。
――“出会いと別れ”がテーマということですが、学生時代の印象的な出会いや別れがあったら教えてください。
JUDAI 中学の頃、仲良しの5人グループがいたんです。それぞれ別の高校に進学することが決まっていていたけど、卒業式当日になったら急に、“毎日ずっと遊んでいたのに、今日が最後なんだ”って思っちゃって。会おうと思えば会えるけど、なんか切なくなっちゃいました。
――卒業式で泣いちゃいましたか?
JUDAI 泣かないっす(キッパリ)。でも引っ越しちゃった子もいて、中学を卒業してから5人で集まったのは、まだ1回だけ。そういう気持ちも「ALWAYS」の歌詞を書くときに入れました。
TATSUKI 僕の行っていた小学校は、朝にみんなで合唱をする文化があったんです。卒業式の頃は、サザンオールスターズさんの「TSUNAMI」を歌っていたんだけど、卒業式の日に担任の先生の「みんなの「TSUNAMI」を聴かせてください」ってリクエストで歌ったら、先生がめちゃくちゃ泣くから、僕らも泣いて……。それが、卒業式で一番泣いた思い出です。
――わー、いい話ですね。
REIJI 僕には高校時代に、仲良し6人組がいて、卒業するときに「週1回は会おう」って約束をしたんです。でもみんな離れた場所に住んでいるし、それぞれが新しい場所で忙しく過ごしていて、会うどころか話す時間もなくなっていって。卒業して6年くらい経ったとき、初めて全員集合したんです。そのとき、思い出話に花が咲いて、“離れていても、環境が変わっても、変わらない友情ってあるんだな”って実感しました。友だちも僕がFlowBackとしてやっていることを知っているから、「REIJIはあの頃から目指しているものが変わらないんだね。応援しているよ」って言ってくれたり。いつでも帰れる場所を作ってくれている仲間に感謝だし、この曲にリンクしていて、思い出しました。
――特に社会人になっている友だちって、自分よりも大人な感じがしますよね。
REIJI そうなんです。もう結婚していたり、子どもがいる人もいて、置いて行かれている気もしちゃう(笑)。この前、初めて結婚式に出席したのですが、同級生が結婚するって不思議(笑)。
MARK 僕は、小中一貫の学校だったから、友だちとは9年間ずっと一緒で。部活の野球をしたり、ゲームセンターで遊んだり、コンビニの前にたむろったり、ずっと一緒だったんです。中学を卒業して、知らない人ばかりの高校に行って、ずっと一緒だった友だちと離れてしまったときに、すごく違和感を感じました。成人式で、久々に小中の友だちに会ったんです。話すと全然変わっていないのに、見た目が老けていたりして(笑)。でも、時間が戻ったみたいで、すごく嬉しくなって。きっとこの感覚って、30歳、40歳になっても変わらないんじゃないかな?
MASAHARU 僕もこの間、小学生の頃からの友達とご飯に行った時、スーツを着てきている姿に”大人だなー”と感じました。言葉に説得力があると言うか。その姿を見るだけで嬉しかったし、もっと自分も頑張らなきゃなと思いました。
――「ALWAYS」って、“いつも”という意味ですが、メンバーがいつも気付かずにやっているクセってありますか?
MARK JUDAIの爪を噛んじゃうヤツじゃない?
JUDAI あ~、これ、子どもの頃からなんです。高校生になってもたまにやってしまい、さすがにマズいと思った(笑)。でも本当に無意識で、全然自分では気付かないんです。指の爪も噛んで伸びないから、切ったこともないんです。
TATSUKI 爪が短くて、缶を開けられないんですよ。
JUDAI そう、いつもMASAHARUくんとかTATSUKIくんに開けてもらうんです(笑)。
TATSUKI あとは、MASAHARUくん。ずっと鏡を見ているよね。
一同 そうそう。
JUDAI 楽屋に入ったら鏡見て、席に着いたらスマホの自撮りモードで自分を見て。
TATSUKI あれ、完全無意識だよね。前髪が気になるのかな?
JUDAI ライヴのときも、MASAHARUくんは家でセットして来るんです。だから髪型が崩れていないか見ているんだと思います。
MARK どれだけ朝が早くても、髪は完璧だよね。
――美意識ってことですか?
TATSUKI そうじゃなくて、ただ自分の顔を見ると落ち着くんだと思います。でも絶対にキメ顔なんです。写真も撮るわけじゃないのに、キメ顔(笑)。
MASAHARU いや逆に笑顔で鏡見てチェックする?(笑)。確かに見ていますけど、僕だけじゃなくメンバーみんな僕と同じくらい見ていますよ、絶対に(笑)。もちろんエチケットとしてのチェックなので、車の窓を見たりとかプライベートでたくさん見ているわけじゃないので誤解しないでください(笑)。
MARK MASAHARUくん、耳が真っ赤(笑)。
■MVの見どころは砂浜でのダンスとMASAHARUの◯◯に注目!?
――「ALWAYS」はMUSIC VIDEOも今までと違う雰囲気ですよね。
JUDAI 今までで一番自然な感じかもしれません。普段、楽屋でわちゃわちゃしている感じというか。ただの友だち5人って感じ。
TATSUKI 撮影中にJUDAIが、一輪車とかスケボーで遊んでいたんです。それで盛大にコケて、今、手首と足を負傷しています(笑)。
JUDAI でも、仕事に支障はきたしていないので!さっきの「クセ」の話に通じますけど、ダンスを砂浜で撮ったんですけど、MASAHARUくんの髪の毛がボーボーになっちゃうくらの強風で。
MARK 機嫌悪かった、あのとき(笑)。
JUDAI MASAHARUくんの前髪はスプレーで固めてあるから、大抵の風ではびくともしないのに、根元から流れちゃうくらいの強風で(笑)。それをメイキングで観てほしいですね。あと本編では、めちゃくちゃ寒さに耐えているのに、それを感じさせないダンスも見どころです。
TATSUKI この曲は、歌詞をそのまま動作としてダンスに取り入れているので、それもチェックしてください。
MARK 夕日が沈むギリギリの時間に、すごくキレイな映像が撮れました。
――カップリングの「YOUNG LOVE」は……。
一同 ヤングなラブです(笑)。
REIJI 明るくて、ピュアですよね。
JUDAI 女の子がかけひきするんだけど、男の子がうぶで、真正面からいくけどそれが伝わらなくてもだえ苦しむという(笑)。
――高嶺の花に恋している感じですよね。こういう、無謀な恋をしそうなメンバーは誰でしょう。
JUDAI REIJIくんとMARKくんだと思います。この歌詞だと、REIJIくんぽい。
REIJI 照れるな(笑)。信じていれば、叶う恋だと思います!
――年明けから、初のワンマンツアー『FlowBack TOUR 2018「I AM」』を行いましたが、良かった点、反省すべき点などありましたか?
MARK 良かった点は、FlowBackとファンの一体感があったこと。FlowBackの楽曲って、自分たちを主張する部分も多いので、ライヴで盛り上がるための曲じゃないものも多いから、“一体感”をこのツアーのテーマにしていたんです。これが次の対バンツアーの『SWISH TOUR 2018』に活かされるんじゃないかな?
TATSUKI 反省点もあります。福岡・仙台・名古屋・大阪で100%出せたと思ったけど、最終日の東京で120%出せた。だったら他でもできたはずじゃないですか。これからは、東京の120%を基準に、それを超えていかなきゃって思っています。
JUDAI 『SWISH TOUR 2018』では、「FlowBackらしいね」と言われるカラーを確立したいですね。久々の対バンイベントだし、自分たちのステップアップのための大切なライヴなので、攻めていきたいと思っています。
文/坂本ゆかり

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