【photo-gallery】石川智晶、視覚で
振り返るART&MUSIC「螺子巻く少女
夢うつつ」篇

石川智晶が丸一年をかけて取り組み、春夏秋冬の4回にわたって開催したコンセプトライブ<ART&MUSIC>が2017年12月の冬公演をもって無事満了した。
定型化したバンドライブ形式から離れ、視覚面からARTの領域へ大きく踏み込んだ本公演。“やってみよう”と閃いた瞬間から自らの発想に対し忠実にステージを創っていく石川智晶の歩みはいつも小気味よいものを感じさせる。彼女が歩みに迷わないのは、その内面に根ざす世界観の深さに拠るところが大きい。
<ART&MUSIC>では空間演出にマンタム、衣装デザインに市川大輔という熟練の表現者たちを迎え、季節ごとに全く異なるテーマとゲストでステージが組まれた。細部まで視覚・想像力を刺激してやまない演出やアイテムの数々に魅せられたファンの方も多かったのではないだろうか。本特集ではサウンド面だけでは伝えきれない<ART&MUSIC>の要素の数々を一公演ずつ、ヴィジュアル面から振り返っていく。第一回は春公演「螺子巻く少女 夢うつつ」。
■2017年3月21日(火)ART&MUSIC「螺子巻く少女 夢うつつ」
ステージ上にはARTと石川智晶だけ。他のミュージシャンもステージ上にいないという斬新な初回公演は手探りで始まり、とにかくコンセプトに忠実に寄せていくやり方をとった。少女が時計の螺子を巻く。この時間しか操れない美しくも危うい世界。
ステージ上の白い階段はこの最初の公演以降、四公演必ずステージに存在することになった。この公演での「階段」は学校の屋上を表現。屋上の先に何があるのか。また宙に浮かぶ錆びついた「乳母車」は少女でありたい執着。渋谷マウントレーニアに異空間を作り出した。
LIVE中盤では対談を設け一息つく時間を設けた。第一回公演は(演出家)西田大輔氏。
石川智晶<ART & MUSIC>


会場:Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

開催日:

[春] 2017年3月21日(火)「螺子巻く少女 夢うつつ」

[夏] 2017年6月19日(月)「和鈴が鳴らす雨の夜」

[秋] 2017年8月21日(月)「忘れられた実験室 教授と猫の平日の有様」

[冬] 2017年12月18日(月)「真夜中の100の嘘」

石川智晶LIVE<裏窓からみえるモノ201
8〜終盤のシークエンス>

2018年4月7日(土)日本橋三井ホール

17:00開場 18:00開演
■チケット先着販売(TICKET DELI

2月14日(水) 18:00〜 3月22日(木) 23:59

http://ticket.deli-a.jp/chiakiishikawa201804-barks/

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