インタビューTOP10【2017年をBARKSニ
ュースで振り返る】

年末恒例<BARKSランキング>のインタビュー編をお届けしたい。2017年に最も多くのユーザーに読まれたインタビュー記事をランキング形式でお伝えする同コーナーだが、大物アーティストのレアインタビューから、大型フェスの裏側や掛ける情熱について深く斬り込んだもの、連載インタビュー/対談、緊急速報的に生々しい言葉を伝えるものまで、実にさまざまな切り口のインタビュー記事が上位を賑わせている。
ぶっちぎりの首位に輝いたインタビューは、11月29日に公開したB'zのアルバム『DINOSAUR』に関するものだ。デビュー30周年、通算20作目となる同アルバムについて、稲葉浩志松本孝弘の2人にたっぷりと語ってもらった貴重な記事がユーザーからの大きな反響を得る結果となった。アルバムに込められた想いや珠玉のサウンド構築法はもとより、30年を振り返る内容には、経験に裏打ちされた深い言葉も、新たな発見もそこかしこに。手前味噌で恐縮だが、B'zをデビュー当時から知る烏丸BARKS編集長だからこそ聞き出すことができた内容だと自負している。
また、同インタビューのタイトルに記した「君が今聴いているバンドとは違うと思うよ」という松本孝弘の発言は“DINOSAUR=恐竜”にB'zをなぞらえたものでもあり、往年のハードロック・サウンドに対する自信や、何者より強靭であり、知っているようで現実には誰もみたことがないサウンドを物語る、さすがの一言だった。
2位を獲得したのは、1月16日に公開したINABA / SALAS名義のアルバム『CHUBBY GROOVE』に関するインタビューだ。B'zの稲葉浩志とギタリストのスティーヴィー・サラスの初フルコラボレーションは、20年超の付き合いを経て、実に成熟度が高く新鮮さに溢れる作品を生み出した。「KOSHIには制約が全然ない。何でも歌えてしまうし、ものすごい高音からすごい低い音までも出せる」とサラスが語れば、稲葉が「あのリズム感やフレージングが自分のまわりにはない世界だったし、彼のアレンジも好みだった」と応えた信頼感。一方、笑いの絶えないフランクなトークは『CHUBBY GROOVE』さながらリズミカルで、その行間からも抜群の雰囲気とグルーヴが伝わるはずだ。
3位にランクインしたのは、3月13日に公開したD-LITE (from BIGBANG)のインタビュー。初のソロドームツアー開催を記念してリリースされたミニアルバム『D-Day』をメインに訊いたインタビューは、自身のソロワーク、BIGBANGの裏側、T.O.Pとの関係にまで話がおよんだものであり、通訳を介さず、すべて日本語で受け答えをしてくれたD-LITEの親しみやすさが滲み出るテキストとして、ファンからの熱い注目を集める結果となった。なお、14位には韓国アーティストCNBLUEに訊いた「日韓音楽シーンの違いとは」についてのインタビュー記事もランクインしている。
4位の“フジロックのブッキング論”、15位の“綾小路 翔 (氣志團)、VAMPS10-FEETとの対戦型フェスを語る”と17位の“10-FEET、氣志團との対戦型フェスを語る”は、どれも隆盛を極め続ける巨大フェスの内情に斬り込んだものだ。フェスの出演ラインナップ決定方法について明かされた前者のインタビューは、その難しさや喜びと同時に、フジロックの本質が浮かび上がる記事となった。後者の2つは綾小路 翔 (氣志團)や10-FEETの赤裸々トークに腹筋崩壊間違いなし。<氣志團万博>や<京都大作戦>の成功を継続しながら、新たなフェス立ち上げに挑む彼らの当時の心境が綴られている。
5位はBARKS連載対談として2017年春より展開中の“ASH DA HEROのTALKING BLUES”より、ゲストにHYDE [L'Arc-en-Ciel]を迎えて行われた第4回目がランクイン。同じ事務所に所属する先輩後輩として、ヴォーカリスト同士としてのトークセッションは話が尽きず、大ボリュームの1万字超え。また、対談当日はその序章をASH DA HEROオフィシャルInstagramアカウントにて生放送するなど、大きな盛り上がりをみせた。ちなみに19位にはKen [L'Arc-en-Ciel]を迎えた初回もランクインしている。
そして、6位のLinked Horizonと7位の古澤剛は、アニメソングやテレビCM等で話題のアーティスト。前者はアニメ『進撃の巨人』の音楽制作者として、後者は『バイトル』CMソングや『ニッポンハム』CMソングなどで人気や知名度を集めたが、注目すべきは彼らの高い音楽性にある。両インタビューとも、人間性や作品の深みを伝えるテキストとなっているのでご一読を。
8位の“CIPHER [D’ERLANGER]、「いちばん大きかったのは死と向き合ったこと」”、9位の“J、死生観/ヴィジュアル系を語る「終わりと始まりを感じながら進んできた」”は、どちらも記事タイトルに“死”という言葉が用いられたもの。己の皮を切り裂き、肉をえぐり、骨を砕き、その先にある精神をさらけ出すような音楽表現が、深みをもたらしてサウンドを輝かせる。人生そのものを奏でるかのような、それぞれの発言が多くの共感を呼ぶインタビュー記事となった。なお、10位にはリユニオン10周年を迎えたD’ERLANGERについて、逹瑯(MUCC)、玲央+晁直(lynch.)、千秋+SORA(DEZERT)の5人が語った貴重な座談会がランクインしたほか、16位にもkyo [D’ERLANGER]の記事がランクインするなど、アニバーサリーイヤーとなったD’ERLANGER関連のインタビューも好評を博した。
フジロックなどのフェス系を除くとインタビューランキングは、トップ50までの全てが邦楽アーティスト。その結果だけをみれば、邦楽アーティストの発言に注目が集まった1年だったと言えるのかもしれない。2018年は著名洋楽アーティストの来日公演が続々決定しているので、ご期待を。BARKSは2018年も洋邦問わず、作品や活動にまつわる最新インタビューをはじめ、カルチャーやプレイヤーとしての個性に着目したインタビュー、日常をゆるやかに紐解くインタビューなど、あらゆる角度から独自的な切り口による記事をお届けします。
文◎梶原靖夫(BARKS)
◆インタビューTOP20【2017年をBARKSニュースで振り返る】


1位 B'z、『DINOSAUR』完成「君が今聴いているバンドとは違うと思うよ」

2位 INABA / SALAS、「唯一のルールは“クールじゃなきゃいけない”」

3位  D-LITE(from BIGBANG)、ソロとして新たな一歩「僕の音楽を聴いて力をもらってくれたら」。T.O.Pも応援

4位 「出演者ラインナップの理想と現実」フジロックのブッキング論

5位 ASH DA HEROの“TALKING BLUES” 第4回ゲスト:HYDE [VAMPS / L'Arc-en-Ciel]

6位 Linked Horizonが見てきた『進撃』の世界…新作『進撃の軌跡』10000字調査報告

7位 あのCMで歌う古澤剛、数奇な人生を明かす。コブクロ小渕や安田顕との運命的な出会い

8位 CIPHER [D’ERLANGER]、「いちばん大きかったのは死と向き合ったこと」

9位 J、死生観/ヴィジュアル系を語る「終わりと始まりを感じながら進んできた」

10位 逹瑯(MUCC)、玲央+晁直(lynch.)、千秋+SORA(DEZERT)、D'ERLANGERを語る「“でけえ” “すげえ” “強え”」

11位 和楽器バンド、1stシングル発売「この8人なら伝説残していけるよね」

12位 BUCK-TICK、デビュー30周年プロジェクト第一弾としてリリース「BABEL」

13位 YOSHIKIが語る、衝撃のPATAの一言「ウェンブリーで俺は死ぬ」

14位 CNBLUE、新機軸ソウルポップス「SHAKE」は何が新しいのか? そして日韓音楽シーンの違いとは

15位 綾小路 翔 (氣志團)、VAMPSと10-FEETとの対戦型フェスを語る「今は恐怖であり、希望であり」

16位 kyo [D’ERLANGER]、「これはもう向かうところ敵無しですよね」

17位 10-FEET、氣志團との対戦型フェスを語る「予測できない。楽しそうや。早くやりたい」

18位 三浦大知と雑談をしよう。前編 「(ファンのこと)ほんと誇りに思います。」

19位 ASH DA HEROの“TALKING BLUES” 第1回ゲスト:Ken [L'Arc-en-Ciel]

20位 大石昌良とは一体何者なのか? 4つの名義が織りなす音楽半生

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