夫に言えない、特有の心配事も!「年
の差夫婦あるある」

芸能界でも一般人の間でも珍しくない年の差結婚。一回り以上年齢が離れた夫との生活はどんな感じなのでしょうか?周囲の年の差夫婦をリサーチし、共通点や妻のホンネを探りました。

年の離れた夫婦って、どんな感じ?福山雅治さんと吹石一恵さん13歳差、渡部建さんと佐々木希さん15歳差、市村正親さんと篠原涼子さんは24歳差……と、芸能界に多い年の差夫婦。
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一般人でも、10歳前後かそれ以上、夫の方が妻より年上という夫婦は珍しくありません。
同世代や、ほんの数歳の年の差の相手と結婚した女性から見ると、「世代間のギャップとかないの?」と気になるかもしれませんね。
しかし、年の離れた夫を持つ妻たちを見ていると、結婚後何年も経っていても夫と仲がよさそうな人が目立ちます。夫に対するグチや不満を口にする人も少ない印象。
これはなぜ?世の年の差夫婦たちは、日々、どんな感じで暮らしているのでしょうか?
そこで、周囲の年の差夫婦たちをリサーチしてみたところ、多くのカップルに、次のような共通点や特徴があることがわかりました。
1. 妻と夫の精神年齢が釣り合っている
年の差婚をした妻たちに「夫との年齢差を感じるか」と聞くと、どの妻も「ほとんど感じない」と答えます。
学生時代に見ていたドラマや映画、聴いてきた音楽など、カルチャーの面では世代間のギャップもあるようですが、「精神年齢はあまり変わらない」と感じている妻が多いようです。
「夫と出会う前に付き合った同世代の男性とは、精神年齢が低すぎて合わなかった」という妻も。
一般的に、女性より男性の方が幼いと言われるので、一回り以上年が離れているくらいでやっと釣り合うのかもしれませんね。
なかには、夫と20歳も年が離れているのに「夫の方が子どもです」と断言する妻もいました。
2. 夫婦ゲンカになりにくい
価値観や意見の相違から生じるケンカは、カップルには付きもの。
……かと思ったら、年の差夫婦の間では、ケンカになることがあまりないようです。
でも、いっしょに暮らしていたら、どんなに仲が良くても相手に腹の立つことの一つや二つ、必ずあるはずですよね。
どうしてケンカにならないでしょうか。年下妻たちに詳しく聞くと、
「私はよくイライラして突っかかるけど、夫が絶対に乗ってこない」
「私が何か不満を述べると、夫がソッコーで謝るのでケンカにまでならない」
「たまに子どものことで議論することはあるけど、夫はケンカだと思ってないみたいで、話が終わるとすぐのほほんとした雰囲気に戻ってしまう。次の日に私が『昨日は言いすぎてごめんね』とか言っても『何のこと?』みたいな感じ」
といった具合で、価値観や意見の衝突がないわけではなく、天然なのか意識しているのかはわかりませんが、どうやら夫の側が、険悪ムードを長引かせないよう早い段階で丸くおさめてしまうことが多いようです。
ちなみに、年上夫の側からは、「女性は男よりホルモンバランスの変動が激しいし、毎月生理もあるので、機嫌が悪い日があるのは当然」と、感情的な妻の振る舞いに理解を示す声も出ました。
この達観ぶりは、やはり妻より長い人生経験のなせるワザ、なのでしょうか!?
苦い体験を語る年下妻も…
3. 夫が妻にいろいろ教えてくれる
年上の夫を、辞書のように役立つ存在と考えている妻も多いようです。
「ニュースで国際情勢とか経済の話でよくわからないことが出てくると、とりあえず夫に聞いてみる。私よりよく知っているし、他の人には今さら聞けないことも聞きやすいので助かる」
「仕事のことや職場の人間関係で悩んだら、毎回夫に相談している。毎回いい感じに肩の力の抜けたアドバイスをくれる」
精神年齢は変わらなくても、夫の方が長く生きている分、知識や経験は確実に多く蓄えています。
しかも、年下妻から見て、夫は、同じ会社で働いているとすれば上司の世代。家にいれば頼りになりますよね。
4. 夫は若く、妻は老けて見られる
ここまで年の差夫婦のメリットを多くお伝えしてきましたが、次は妻にとってはちょっと微妙なポイント。
年上の夫といっしょにいると、夫は実年齢より若く見られて得をすることが多いのに、妻は老けて見られてしまうことが多いというのです。
ある年下妻は、「20代後半のとき、夫の友人夫婦たちと食事したら、30代後半の女性に『私と同じ年くらい?』と聞かれてショックだった」と、苦い体験を語ります。
見た目だけでなく、物腰や話し方が落ち着いた感じになってくるという面もあるようです。
「夫の影響で野球や時事ネタに詳しくなってきてしまって、同世代の友達に『話題がオジサンぽい』と言われる」という声も出ました。
夫には言えない!? 年の差婚特有の心配事も当然、個人差はあると思いますが、老けて見られるというデメリットを除けば、年の差の開いた夫との結婚生活は、揉め事が少なく、平穏に続く傾向があるようですね。
ただし、妻たちの多くは、ひそかな心配事を抱えてもいるようです。主な原因は、他ならぬ「夫との年の差」にあるようで……。
「夫はそろそろ50代。外食が続くと体重が増えすぎるし、普段の生活習慣が健康診断の結果に響きやすくなってきたので、食事には気をつかいます」
このような年上夫の健康面が心配という声は複数挙がりました。
「子どもが成人したとき、夫はかなりの年齢。正直、二人目どうしようかと悩む」
といった子づくりに関する問題も、年の差夫婦には「あるある」なテーマです。
さらに「夫の方が私より先に寿命が尽きる確率が高いから、その先のことを考えると仕事も貯金も気が抜けない」「夫に先立たれた後、私まだ再婚できるかなあ、なんて考えることもある」という声も……。
日本人の平均寿命は、男性より女性の方が高め。その上、夫と10歳前後かそれ以上年の開きがあるとなると、いやが応でも一人取り残される自分の姿がチラつきますよね……。

同世代同士やあまり年の差の開いていない結婚にも良い面はたくさんあると思いますが、妻たちの声を聞くと、年の差結婚が増えている理由がわかる気がします。
とはいえ、たしかに年の差が大きいと、同世代の夫を持つ妻以上に夫の健康や寿命は気になるでしょう。年上夫には、できる限り若さをキープして、長生きしてほしいですね。
結婚や夫婦関係は、時代の影響を大きく受けるものでもあります。個人的には、これからは妻の方が一回り以上年上という「年の差夫婦」がもっと増えていくのではないかと予想していますが、どうでしょうか?

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