市来光弘＆井ノ上奈々夫婦が新婚役で
共演　横浜・十日市場を舞台に3組の
家族を描く短編アニメ公開

　東急電鉄、東急不動産、NTT都市開発の3社による開発計画「YOKOHAMA GREEN BATON PROJECT」の短編プロモーションアニメ「未来色の風景」の第1話「2人の新しい暮らし」がこのほど、公開された。

　「未来色の風景」は、横浜市・十日市場で新たな生活を始める3組の家族を描く物語。監督に「ノラガミ」シリーズのタムラコータロー、キャラクターデザインに「ゼロから始める魔法の書」のキャラクター原案を手がけたイラストレーターのしずまよしのりを迎え、アニメーション制作を「僕のヒーローアカデミア」のボンズが行う。音楽は、「架空の街・Awesome Cityのサウンドトラック」をテーマに活動する5人組バンドの「Awesome City Club」が担当する。タムラ監督は「今回はアニメで描きがちな派手なドラマ性を封印し、新しい暮らしへの期待感など、ポジティブな側面に焦点を当ててみました。見終わったあとに物事がうまくいったときの充足感と言いますか、そんな気分の残る明るいフィルムになればなあと」とコメントしている。

　公開中の「2人の新しい暮らし」では、実生活でも夫婦である声優の市来光弘と井ノ上奈々が、新婚夫婦役に抜てき。夫の洋平を演じる市来は「もちろん驚きもあったのですが、『とうとうきたか…』といった感じでした（笑）」と夫婦役での共演への思いを語り、妻の美樹を演じる井ノ上も「『共演ですか、うれしいです！　……えっ、夫婦役!?』となりました（笑） いつか絡みのある役で共演できたら楽しいだろうなぁと思っていたのですが、まさか夫婦役とは！　びっくりしました」と驚きを明かした。

　後日公開の第2話「夫の出張記念日」では、夫の誠司を赤羽根健治、妻の咲織を上坂すみれが演じる。出張が多く忙しい夫と、その家族を描く物語で、赤羽根は「現場では何度かご一緒していますが、お芝居でちゃんと絡むのは初めてで、しかも夫婦という設定なので、不思議な組み合わせだなあと思いました（笑）。でも随所に勝気さが出てて、頼れる素敵な奥さんでした。母は偉大なりです」と上坂を絶賛。上坂も「出張先のハードな仕事でも頑張ってくれる、家族思いの心優しい旦那さまでした！　赤羽根さんとしっかり共演させていただくのは初めてでしたが、落ち着いた雰囲気で収録ができました」と振り返っている。

　第3話「転校生の放課後」は、十日市場に転校してきた中学生の女の子と祖父母の物語で、ほのか役を天野心愛、祖父役を宝亀克寿が担当する。