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スペシャルドラマ第2話『申し込み』
|ヤマハ銀座 オトナ アート・アカ
デミー[ワイン×クラシックコンサー
ト]

storyストーリー

After Job学生時代の友だちと出会った
頃を思い出しながら、あのとき思い描い
ていた「大人の女性」像を考える。私は
、「大人の女性」になった?

●前回までのあらすじ
29歳丸の内OLのアイは、仕事帰りに偶然立ち寄った銀座のヤマハビルで一枚のチラシを手に取った。それはクリスマス時期に開催されるコンサートの案内。普段クラシックはほとんど聴かないアイだが、なんとなく心に引っかかるものがありバッグに中に入れて持ち帰った。
学生時代の友だちとの年賀状のやり取りは毎年の恒例。
最近では年賀状を送り合う習慣も減ったし、あけおめメールで挨拶を済ませてしまう方が楽。でも10年以上の付き合いになる彼女たちとは、年に2回…年賀状とバースデーカードのやり取りは欠かせない。バースデーカードなんかは、かなり気合いを入れて可愛いカードを探しに行く。付き合いが長い分、相手の趣味を外さない自信がある。
年に2回の、手書きメッセージのやり取り。社会人になってお互いのライフスタイルがずれていく中で、友情を継続させる秘訣かもしれない。将来はお歳暮でも送り合うのかな(笑)
買ってきた来年の年賀状に、メッセージを書き込む。
「あっという間に一年が過ぎて・・・」
「出会ってからもう10年以上経つなんて信じられない・・・」
あれ?
去年の年賀状も、この間のバースデーカードも、同じこと書かなかったっけ。
新しいネタが見つからなくて、とりあえず書く手をとめた。また後で書こう。
29歳の女は、わりとどこへでも「おひとりさま」で行ってしまう。たくましいものだ。
今日も軽くお酒が飲みたくて行きつけのダイニングバーに寄った。
ビールを飲みながら、年賀状に書くメッセージについて考えていた。
彼女たちと出会ったのは18歳の頃だ。
あの時は、今の私の年齢・・・29歳って、もっと大人のイメージだった。
今の私は、仕事はやりがいがあるし、それなりに頑張っている。人並みの収入を得て自立もしている。はたから見れば私は現代的な働く女性だろう。
ただ、私が思い描いていたイメージは・・・毎朝ニュースに目を通し、社会情勢にも詳しく、日常会話くらいの英語は普通にできて、休日は一緒に趣味を楽しむ仲間がいて、食事へ行けばワインリストからスマートにドリンクを注文し、文化や芸術にも造詣がある、そんな知的でかっこいい大人の女性になるはずだった。なれると思っていた。
世の中は知らないことだらけだし、これといった趣味があるわけでもない。相変わらず英語も自信がない。
若い時は仕事で成長を感じることが自信に繋がったが、26歳くらいからだろうか、年齢を重ねる実感が薄れてきたようだ。ここ3年間で私は何か変わった?・・・おそらく「おひとりさま」ができる場所が増えたくらいだ。
いけない、一人で飲んでいるとつい考え込んでしまう。
スマホを取り出そうとバッグをあけると、この間、銀座のヤマハで手にしたチラシが入っているのが見えた。
“2016年も、なんとなく終わる?”
キャッチコピーにドキッとする。私、2016年もなんとなく終わらせようとしていました。
改めてチラシを見てみる。新しい文化体験に出会えるイベントかぁ。クラシックコンサートってきちんと行ったことないけど、挑戦してみようかな?
スマホでチケットサイトにアクセスしてみると、あっという間に申し込みができた。
・・・勢いで、申し込んじゃった。
これで、2016年はいつもと少しだけ違う締めくくりになるかもしれない。とりあえず、「おひとりさま」スポットがまた一つ増えることは間違いない。
チラシをよく見ると、ドレスコードにREDorGREENと書いてある。赤か緑かぁ、何かあったかな?

Her leafletアイが申し込んだチラシ

**イベントのコンセプト**
ヤマハ銀座 オトナ アート・アカデミー
私は、私が思い描いていた「大人」になっているかしら。
忙しいけれど、本当はもっと1年を丁寧に生きたい。成長したい。
そんな想いで、都心で頑張る女性たちへ、“大人の嗜み”をキーワードに新しい文化体験に出会えるイベントを考えました。
音楽をコアテーマに幅広い分野とコラボレーションし、いま私たちが学びたい・体験したいことを2時間にぎゅっと凝縮。
銀座で楽しみながら自分磨きをして1年後の自分をランクアップ!
[申込み] チケットはこちらから購入(http://otonaart-01.peatix.com/)

the main character主人公

アイ
独身。都内有名私立大学を卒業後、丸の内の企業に勤めるOL。現在、彼氏なし。流行り物にはひと通り興味はあるが、特に決まった趣味もなく、年1度の海外旅行が楽しみ。
牡蠣が好き。
「おひとりさま」まあまあ得意。
第3話目『準備編』へつづく>>(http://music-log.com/2016/12/12/otonaart-story03/)

アーティスト

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