【The Birthday】『I’M JUST A DOG
TOUR’11』2011年10月28日 at Zepp
Tokyo

撮影:新保勇樹/取材:高木智史

"I love Tokyo"というチバユウスケ(Vo&Gu)の一声で始まった熱狂の一夜。ギタリストにフジイケンジを迎え、新体制で制作されたアルバム『I’M JUST A DOG』のツアーである。1曲目からいきなり内臓にまで響く強靭な音を轟かせ、それを浴びた観客は怒号に近い声を上げ、ステージ最前中央に向けてモッシュを起こす。ダーティーで獰猛で…しかし包容力があり、ポップでもある新体制下で生まれた楽曲群。変容しながらも至極のロックンロールを観せ付け、音を鳴らした途端に空間ごと揺り動かすスケール感を持ったアクトは“無敵”と言う他なかった。客電が付いても止まないコールに「ローリン」でダブルアンコールへ突入し、コール&レスポンスを巻き起こして鮮やかに大団円。The Birthdayという存在が本物のロックンロールを体現していると言っても過言ではないだろう。

セットリスト

  1. Buddy
  2. ホロスコープ
  3. King Motor Haus
  4. カレンダーガール
  5. シャチ
  6. 2秒
  7. 愛でぬりつぶせ
  8. SATURDAY NIGHT KILLER KISS
  9. LUST-チェリーの入ったリンゴ酒を見て想うこと-
  10. 爪痕
  11. SとR
  12. Red Eye
  13. プレスファクトリー
  14. OUTLAW・
  15. シルエット
  16. 涙がこぼれそう
  17. なぜか今日は
  18. READY STEADY GO
  19. I’m just a dog
  20. BABY YOU CAN
  21. ローリン
The Birthday プロフィール

元ミッシェル・ガン・エレファントのチバユウスケ(vo&g)と元フリクションのイマイアキノブ(g)を核に結成。その後、元ミッシェル・ガン・エレファントでチバと共に活動していた盟友・クハラカズユキ(dr)と、結成当初は弱冠23歳であった元てるる...ヒライハルキ(b)を迎えた本格派ジャパニーズ・ロック・バンド。
06年8月に1stシングル「Stupid」、同年9月に2ndシングル「KIKI The Pixy」を立て続けにリリース。始動直後の勢いが感じられるシンプルでストレートなロック・チューンは我々音楽リスナーを瞬く間に虜にしてしまった。翌月の10月には、誰もが待ちの望んだデビュー・アルバム『Rollers Romantics』を発表。「純粋に音楽を愛している……」という4人の初期衝動と溢れ出る感情を剥き出しにした名作がココに誕生した。
07年1月にリリースされた3rdシングル「NIGHT LINE」では、気持ちいい程の疾走感に満ちた8ビートのロック・ナンバーを展開。今後も彼らの創作意欲は留まることを知らないようだ。公式サイト(レーベル)
公式サイト(アーティスト)

OKMusic編集部

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