【The Birthday】『I’M JUST A DOG
TOUR’11』2011年10月28日 at Zepp
Tokyo
"I love Tokyo"というチバユウスケ(Vo&Gu)の一声で始まった熱狂の一夜。ギタリストにフジイケンジを迎え、新体制で制作されたアルバム『I’M JUST A DOG』のツアーである。1曲目からいきなり内臓にまで響く強靭な音を轟かせ、それを浴びた観客は怒号に近い声を上げ、ステージ最前中央に向けてモッシュを起こす。ダーティーで獰猛で…しかし包容力があり、ポップでもある新体制下で生まれた楽曲群。変容しながらも至極のロックンロールを観せ付け、音を鳴らした途端に空間ごと揺り動かすスケール感を持ったアクトは“無敵”と言う他なかった。客電が付いても止まないコールに「ローリン」でダブルアンコールへ突入し、コール&レスポンスを巻き起こして鮮やかに大団円。The Birthdayという存在が本物のロックンロールを体現していると言っても過言ではないだろう。