【THE MODS】THE MODS C.C.Lemonホ
ール 2008年12月17日

撮影:斉藤ユーリ/取材:石田博嗣

アコースティックの要素を随所に盛り込んだアルバム『MOONSHINER』のツアーということで、全会場が全席指定のイス席となった今回のライヴ。メンバーもイスに座って演奏しているとはいえ、そのサウンドはかなりソリッドで、のっけから観客を立たせるに十分な威力を持っている。しかも、懐かしい楽曲がニューアレンジで聴けたとなると、客席の盛り上がり方も半端ではない。また、アルバムを一緒に制作したロックピアニストの伊東ミキオはもちろん、元チェッカーズの藤井尚之もサックスでサウンドに厚みを加え、客席をさらに沸かせるのだった。そして、アンコール。少し早いクリスマスプレゼントとして「CHRISTMAS TIME」をしっとりと聴かせると、いよいよ通常のバンドスタイルに戻る。「GANG ROCKER」などのパンクチューンが客席を高揚させたのだが、それ以上に興奮させたのは、森山達也(Vo&Gu)の“梶浦(雅裕)が辞めてから…”と切り出した後の発言だった。“このツアーが無事終わったら、佐々木 周を正式にメンバーに加えたいと思います”という重大発表がされたのである。そして、会場の至るところから歓喜の声が響き渡る中、“この4人で演ります!”と代表曲「TWO PUNKS」、THE MODSのスピリチュアルソング「LOOSE GAME」を立て続けにプレイ! 熱狂的かつ感動的なライヴになったことは言うまでもない。 “止まっていたんじゃ クサっちまうぜ 荒れ狂った河みたい  流れて流れて行くんだ”。これは最後に演奏された「Let It Glow」のワンフレーズである。まさに今のTHE MODSを象徴していると言えるだろう。20代の若いメンバーを入れて、もっと高く跳ぼうとしているTHE MODS。彼らの新しいドラマが始まろうとしている…。

OKMusic編集部

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