【NERDHEAD】NERDHEADとして“楽曲”
で勝負したい

記念すべきメジャー1stアルバムがついに完成! あのMai.K(倉木麻衣)とコラボした先行シングルをはじめとする豪華アーティストの共演や自身名義のオリジナルナンバーなど、NERDHEADの可能性が華々しく開花した大作の登場だ。
取材:道明利友

メジャー1stアルバムにして、Mai.Kさんを筆頭に本当に豪華なフィーチャリング・アーティストが集りましたね。

はい。すごい人たちに入っていただいて、本当に光栄です。今回はNERDHEADとして、とにかく“楽曲”で勝負したいなっていうのがまずあって。リスナーの人たちにしっかり届く楽曲を作った上で、そこにこういう人が入ったら曲がさらにブラッシュアップされるんじゃないかなっていう人選ですね。あとは、倉木麻衣さんとの曲もそうなんですけど、いい意味で“見えないもの”というか。僕自身ずっと好きだった倉木さんみたいな素敵なアーティストが、僕みたいなラッパーとコラボしたらどうなるだろうなっていうのは、他ではやってないだけに見えなかったのが逆に面白いかなと思っていたので、他の曲での人選もそういうところが基になってますよね。“この人がこの人をフィーチャリングしたらきっとこういう曲だろうな”っていうのが見えるようなもの、人選を見ただけで曲の感じが想像できるようなものっていう方向ではなくていいかなっていう感覚はあったと思います。

配信限定シングルの「HEAT feat. RED RICE from 湘南乃風 & Ms.OOJA」も、湘南乃風のRED RICEさんとMs.OOJAさんとのジャンルを越えた共演が新鮮でした。

RED RICEさんとは今回がはじめましてで、最初にお会いした時からひと目惚れじゃないですけど(笑)、すごく素敵な方だなと思って。強面に見えて、実は繊細で、素直で。湘南乃風のライヴも観に行って、すごくストレートで“エネルギーの塊”っていう感じが本当にしたんですけど、そういう男らしさの中にある繊細さだったり、純粋さみたいなものは自分とも似てるなっていう感覚があったので、だったらそういう曲を作ろうと思ったんですよね。曲調的にはスローチューン、メロウチューンで、男の弱さだったり、もろさをストーリー仕立てで描きつつ、サビに関しては良い歌い手さんいないかなって考えてた中でMs.OOJAさんが浮かんで。REDさんは“かわいい子がいい”なんて言ってたんですけど(笑)、Ms.OOJAさんなら美人だし、歌も素晴らしいし、この曲調にも合うなと思ったし、もう本当に三拍子揃ってる方なので声をかけさせていただきました。

「キミアイ feat. Maynard Plant (blanc./MONKEY MAJIK)」も、MONKEY MAJIKのMaynard Plantさんっていういわゆる“バンド畑”の方と共演されていて。やさしい感触のアコースティックギターとメロディーが本当に素晴らしいです。

ありがとうございます。この曲はもともと(自身の別ユニット)So’Fly用に作っていた曲なんです。で、Maynardさんなら歌も上手いしどんな曲調をやっても映えるだろうなっていうのはあったんですけど、Maynardさんと話していた中で感じたのは…僕がMaynardさんに用意しなきゃいけない楽曲は、名曲だなって。純粋にメロディーが良くて、歌詞が良くて、Maynardさんの良さをとにかく100パーセント出せる楽曲を作らなくちゃって。あの甘さのある、どんな人の心にもスッと入っていく歌声っていう彼の良さを、やっぱり最大限に活かさなきゃなっていうところから、この曲が良いんじゃないかなと思ったんですよね。しかも、原曲をただリメイクするんじゃなくて、So’Fly用では女性の視点から、NERDHEAD用では男性の視点からっていう、同じシチュエーションを違う視点で描く手法も面白いんじゃないかなっていうアイデアで作りました。

他にもAYUSE KOZUEさん、舞花さん、スポンテニアさんなど豪華なアーティストとの共作が並ぶ中で、NERDHEAD自身名義の楽曲も2曲収録されていますが。

はい。まず『ONE&ONLY』は、とにかく自分が楽しもうと思って(笑)。今の自分が好きな音を、好きなラップスタイルで、ある意味シンプルな感じでやってみた曲で、もう一方の『LIFE IS BEAUTIFUL』もすごく大事な曲です。僕自身、人生に対して悲観的になる時もあるし、恋歌も歌うし、失恋ソングも歌うし、いろいろとある中で、一番の原点じゃないけど…素晴らしい音楽を作りたいっていうのももちろんなんですけど、“人生は素晴らしい”っていうことを僕は歌いたくて。何かを続けていくことって本当に大変で、みんな悩むけど、その中で辞めずに続けていけば絶対に何かが見えるはずだっていう。まさにそれこそが“LIFE IS BEAUTIFUL”で。日々、大変なことはいろいろあるけれども、辛いこともあるけど、続けていけば人生はきっと素敵なものになるはずだから、っていうようなことを描いた曲ですね。

というバラエティーに富んだ楽曲ラインナップを改めて見ると、ヒップホップをあくまでもベースにした上で、今まで以上に広い層のリスナーに向けてアピールしたいっていう気持ちが表れてるような気がしました。

確かに、そういう気持ちはすごく強いですね。ユニバーサルっていうワールドワイドなマーケットにアピールできるレーベルからメジャーしょっぱなのアルバムをせっかく届けられるなら、より広い間口は作っておきたいっていう気持ちはやっぱりあって。例えば、“ヒップホップとはこうだ!”みたいな音楽ももちろん好きなんですけど、それだけじゃなくて、メロディーの感じとか、歌詞の感じとか、曲自体のテーマっていう部分でもいろいろなアプローチをしている音楽も、僕は好きなので。自分の中にあるそういう要素だったり、よりポピュラーな部分だったりを押し出す作業が今回のアルバムの取っかかりになって、結果的にすごく良いバランスの作品を作れたかなとは思ってます。
NERDHEAD プロフィール

音楽プロデューサー、アーティストである、GIORGIO "13" CANCEMI (ジョルジョ・サーティーン・カンチェーミ)が、ヒップ・ホップやR&Bのテイストをベースに、さまざまなジャンルのサウンドをトッピングした楽曲とフューチャリングアーティストによる共演を行なうソロプロジェクト。プレイヤー・メンバーとして、山田祐一(Keyboard)とSo-HEY!(ヴァイオリン)が参加。2009年、ソロ活動の一環としてNERDHEADを始動。NERDHEADのデビュー曲「BRAVE HEART feat.西野カナ」は着うた(R)ランキングで1位を獲得。 2010年4月、1stアルバム『BEGINNING OF THE END』を発売。2010年より<ユニバーサル・ミュージック>に移籍。2011年10月、Mai.K、TSUGUMI (SOULHEAD)、Ms.OOJA、REDRICE (湘南乃風)ら豪華アーティストを迎えたアルバム『BEHIND the TRUTH』をリリース。その5カ月後の2012年5月にはミニアルバム『CRUISE WITH YOU』を発表し、2013年3月にデビューアルバム『BEGINNING IF THE END』からシングル「My Girl」(2012年11月発売)までの作品から本人セレクトによる選りすぐりの楽曲を収めた初のベストアルバム『SHUFFLE BEST MIX』をリリースした。オフィシャルHP
GIORGIO "13" CANCEMI Official Twitter

OKMusic編集部

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