記者「かつて一世を風靡した『水戸黄門』」(TBS系)が、武田鉄矢(67)の主演で放送されることになりました」

デスク「意外なキャスティングにも思えるな」

記者「2011年に42年の歴史に幕を下ろした後、今回は6年ぶりに復活しますが、残念ながらBSーTBSでの放送で、10月から夜7時の枠になります」

デスク「地上波じゃないのも仕方ないけど、中身は同じだろ」

記者「もちろんストーリーは今まで通り、黄門様一行が旅の途中で悪人を懲らしめる物語です」

デスク「武田は喜んでいる?」

記者「黄門様に起用されたことについて武田は『世直しの旅をしながら、好奇心旺盛で少々泥くさいぐらい人間味あふれる黄門様をやりたい』と語りました」

デスク「とはいえ、大きな変更はできないよな」

記者「今回も家臣の格さんが『この紋所が目に入らぬか!』」と叫んで、取り出した印籠を悪人に見せつける最も重要なクライマックスシーンは変わりません]

デスク「そりゃそうだ。そこは変えちゃいけない部分」

記者「ただ、従来と違うところは青森まで旅する間、沿岸の被災地を重点的に巡り、温泉を楽しんだり地域の伝統工芸品や名所などを紹介することです。これは地域の活性化に貢献するためです。また、被災地の方々が元気になるようなセリフも意識的に入れるそうです」

デスク「武田黄門は分かったけど、他のキャストは?」

記者「まだ決まっていませんが、当初、助さんに歌手、近藤真彦(52)、格さんに鶴見慎吾(52)の名前が出たそうですが、これだと確実に『金八先生』のイメージが強く出てしまうから他のキャストになりそう。しかし、視聴者サービスとして上戸彩(31)など生徒役で出演したメンバーにゲスト出演してもらうサプライズはあります。歴代生徒役の入浴シーンも、女優の承諾が得られればやる方向です」

デスク「そっか、武田黄門じゃなく、金八黄門で決定だな…。で、今回はヒットしそう?」

記者「非常に難しいでしょう。昭和の頃は印籠が出て悪者がひれ伏すストーリーは大歓迎で受け入れられましたが、今はリアリティを追求する時代になりました。それに加えて、限られた予算の中で制作する時代劇は、以前よりずっと貧乏くさいスケールになるのは避けられない。これらの状況から、相当な苦戦を強いられるのは間違いないです」

デスク「金八黄門が面白いと思うけど、オーソドックスな時代劇を望む視聴者には受けないだろうし、制作陣も苦労しそうだ…」
NewsCafeゲイノウ

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