10月7日@東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE

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イエローを脱ぎ捨てた平山みき、思い
出の地・渋谷でのライヴが大盛況

平山みきがニューシングル「真夏の出来事 ~ナウ・アンド・ゼン」の発売を記念したライヴ『平山みき with ザ・サーフコースターズ「ビューティフル」』を、10月7日(金)に東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASUREで開催した。
平山みきは1970年に「ビューティフル・ヨコハマ」でレコードデビューし、71年に発売した2作目となる「真夏の出来事」が50万枚を売り上げる大ヒットを記録。今年は本格的再始動となるライヴツアーを開催したほか、ロックバンド、ザ・サーフコースターズとレコーディングした新曲「真夏の出来事 ~ナウ・アンド・ゼン」を7月20日にリリースし、自身のイメージカラーとしてきたイエローを脱ぎ捨てた精力的な活動が注目を集めている。

ザ・サーフコースターズの演奏による、Deep Purpleのカバー「And The Address」で始まったこの日のステージ。上下を黒に揃えた衣装で平山が登場すると、バンドサウンドに乗せて「心のとびらをノックして」「ノアの箱舟」「希望の旅」と、筒美京平(作曲)&橋本淳(作詞)のタッグ曲を続け、序盤から会場を魅了していく。

“こんばんは、平山みきです”と挨拶すると、今年の5・6月に開催したツアーについて“(今日は)それよりもパワーアップして、いろんな曲も増やしたりしていますので、前に来た方も初めて来た方も、楽しんでいただけるようにしています”と期待を膨らませる。そして沸き起こった手拍子の中、「フレンズ」「マンダリン パレス」と、時にギターの音を楽しむような仕草も見せながら盛り上げた。

その後、“昨年でデビュー45周年を迎えました”と自身の45年間を振り返ると、“皆さんが思っているほど、私は歌詞の(中の)女の人ではないんですよ。夜遊びして、不良で、そんな歌詞が多くて、私は“蒲田の番長”だと思われて”と当時のエピソードを明かし、ライヴ開催の地・渋谷についても“昔はよく来ていた”と懐かしみながら、“ここ渋谷の地にはたくさんの思い出があります。今日出来たのが嬉しいなと思います”と喜びを語った。

ライヴも中盤になり、スパンコールの煌く衣装に着替えた平山が「20才の恋」を届けると、自身の20才を振り返りながら“いろんな人脈もできたり、楽しいこともたくさんあったり、45年はいろいろあって。ちょっと悲しいこともあったけれど、それがあったから今の私があるんだなと思います”としみじみ語り、会場からは拍手が贈られた。そして“長いこと私のファンでいてくれて、ありがとう”と感謝を伝えると、初めて観るという観客には“(ライヴの知らせを)どこで見たの? Facebook?”と問いかけ、笑いを誘った。また、“(イメージカラーの)黄色は封印したんですけど、今日は(会場の)バックを黄色にしてくれました。今は黒と赤が気になっています。最近街を歩くのに、前みたいに全身黄色が自分でも恥ずかしくて、大人になったのかもしれませんね”と心境の変化も明かした。

あっという間にライヴはラストスパートへ。「ほっといてちょうだい」から「恋のダウン・タウン」と続け、「真夜中のエンジェル・ベイビー」では“みんなみんな、忘れないわ!”と会場を隅々まで指差し、加熱していく。手拍子に歓声にと、会場の熱気も最高潮に! 新曲「真夏の出来事 ~ナウ・アンド・ゼン」を観客とともに歌って、本編は終了した。

アンコールに再び登場した平山は“次回はまたもっとパワーアップしたステージをやりたいと思います。今日はたくさんの方にお越しいただいて、私も本当に楽しかったです。どうもありがとうございました”と語り、ライヴは自身のデビュー曲をニューアレンジした「ビューティフル・ヨコハマ 2016」で幕を降ろした。

【セットリスト】
01.And The Address(ザ・サーフコースターズ演奏/Deep Purple cover)
02.心のとびらをノックして
03.ノアの箱舟
04.希望の旅
05.フレンズ
06.マンダリン パレス
07.愛の戯れ
08.~ザ・サーフコースターズ コーナー~
09.20才の恋
10.愛の賛歌~潮風の季節~いつか何処かで
11.涙の太陽~太陽の彼方に~真っ赤な太陽
12.太陽の下の18才
13.ほっといてちょうだい
14.恋のダウン・タウン
15.真夜中のエンジェル・ベイビー
16.真夏の出来事 ~ナウ・アンド・ゼン
EN.ビューティフル・ヨコハマ 2016
10月7日@東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE
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OKMusic編集部

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