夢みる夏の世界。夢みるアドレセンス
の『リーダーシップ』
『リーダーシップ』は、2016年7月リリースのシングル『Love for You』収録曲。MINMIプロデュースで、作詞作曲もMINMIが担当。やや背伸びした歌詞のミディアムテンポナンバーです。
冒頭の歌詞。「好きな男の子と同じ放送部員」というフレーズで、歌詞の世界観が分かります。
グループで歌う曲らしく、(だれ)(毎日)という掛け合いを( )で表現。例えば、この(だれ)の箇所は、「だっれぇー」と歌っています。なんとなく聴いていると聴き逃す箇所ですが、これがあることで次のフレーズまでの間をつないでます。さらに、内容としても「だれ?」という一言で、「好きな相手は周囲にはオープンにしてもいない」ということが分かります。この「だれ」のおかげで次のフレーズが活きてきます。
「保健室でXX」という想像をかき立てる歌詞。「だれ」「XX」とあえて肝心なところをふせることで、聴き手の想像力を刺激してもいるんですね。この曲がミステリアスな雰囲気を持つのは、夢アドメンバーが反重力で斜めに立つミュージックビデオのせいだけではありません。前半の歌詞からミステリアスな要素を漂わせているんですね。
「夏 夏 夏」「アツ アツ アツ」という単語の繰り返しでリズムを作ります。「アツくなる」とカタカナ表記にしているのはなぜでしょうか。これは、カタカナ表記にすることで、気温が暑くなること、気持ちが熱くなることをかけているんですね。
「スデに」「ために」「ベリー」「クセに」という音の積み重ねでテンションを徐々に上げていきます。
サビにあたる箇所の歌詞は、あえて「Sexy リーダーシップ」のみ。歌詞のないリズミカルなメロディを流します。この構成はセカオワの『Dragon Night』や三代目の『Summer Madness』にも通じる、サビにあたる箇所に歌詞をもってこないEDMの流れをくんでいます。
正確に言えば、この後に「Let's Dancing」からはじまるフレーズがきますが、「Sexy リーダーシップ」というフレーズが強調される構成にしています。
なぜ、この曲のタイトルが「リーダーシップ」なのか。「Let's Dancing」から始まるこの箇所で、リーダーシップの内容を説明しています。「好きな男の子にリードしてもらいたい」という願望であることが、歌詞を見ると分かりますね。
夢みるアドレセンスというグループ名どおり、一夏の夢のような歌詞の世界観。メンバーの力で、楽曲をある種のファンタジーにしているんですね。この曲は、これまでの夢アドの楽曲に比べると大人びた雰囲気の楽曲。このグループは結成4年目をむかえ、新たなる側面を見せています。
TEXT:改定木魚(じゃぶけん東京本部)
冒頭の歌詞。「好きな男の子と同じ放送部員」というフレーズで、歌詞の世界観が分かります。
グループで歌う曲らしく、(だれ)(毎日)という掛け合いを( )で表現。例えば、この(だれ)の箇所は、「だっれぇー」と歌っています。なんとなく聴いていると聴き逃す箇所ですが、これがあることで次のフレーズまでの間をつないでます。さらに、内容としても「だれ?」という一言で、「好きな相手は周囲にはオープンにしてもいない」ということが分かります。この「だれ」のおかげで次のフレーズが活きてきます。
「保健室でXX」という想像をかき立てる歌詞。「だれ」「XX」とあえて肝心なところをふせることで、聴き手の想像力を刺激してもいるんですね。この曲がミステリアスな雰囲気を持つのは、夢アドメンバーが反重力で斜めに立つミュージックビデオのせいだけではありません。前半の歌詞からミステリアスな要素を漂わせているんですね。
「夏 夏 夏」「アツ アツ アツ」という単語の繰り返しでリズムを作ります。「アツくなる」とカタカナ表記にしているのはなぜでしょうか。これは、カタカナ表記にすることで、気温が暑くなること、気持ちが熱くなることをかけているんですね。
「スデに」「ために」「ベリー」「クセに」という音の積み重ねでテンションを徐々に上げていきます。
サビにあたる箇所の歌詞は、あえて「Sexy リーダーシップ」のみ。歌詞のないリズミカルなメロディを流します。この構成はセカオワの『Dragon Night』や三代目の『Summer Madness』にも通じる、サビにあたる箇所に歌詞をもってこないEDMの流れをくんでいます。
正確に言えば、この後に「Let's Dancing」からはじまるフレーズがきますが、「Sexy リーダーシップ」というフレーズが強調される構成にしています。
なぜ、この曲のタイトルが「リーダーシップ」なのか。「Let's Dancing」から始まるこの箇所で、リーダーシップの内容を説明しています。「好きな男の子にリードしてもらいたい」という願望であることが、歌詞を見ると分かりますね。
夢みるアドレセンスというグループ名どおり、一夏の夢のような歌詞の世界観。メンバーの力で、楽曲をある種のファンタジーにしているんですね。この曲は、これまでの夢アドの楽曲に比べると大人びた雰囲気の楽曲。このグループは結成4年目をむかえ、新たなる側面を見せています。
TEXT:改定木魚(じゃぶけん東京本部)