Jr.黄金期を知らない無邪気さゆえ?
 Snow Manメンバーが、三宅健に恐れ
知らずの言動

 滝沢がジャニーズ事務所に入所した1995年当時は、“ジャニーズJr.の黄金期の幕開け”と呼ばれた年。同年に開催されたジャニーズJr.初めての単独コンサート『夏だ!祭りだ!ジャニーズJr.カーニバル』では、現在はV6に所属する森田剛と三宅の2人がメインを任されており、彼らツートップの時代を象徴していた。滝沢は、当時のことに触れ、「僕は健くん、剛くんの背中を見て育ってきましたから。その後、時を経て、まさかこうして舞台で共演できるなんて」と念願の共演を喜んでいる。

 また、三宅の魅力について尋ねられた滝沢は「決してエロティックではない色気がある方だなと。それはジュニア時代から思っていました」と回答。さらに「ちょっと怖かったけど(笑)」とも付け足していた。滝沢にとってV6は、Jr.時代にバックダンサーを務めた大先輩のため、いまも緊張する部分があるのかもしれない。ちなみに滝沢が三宅にオファーの際、初めて二人で食事をしたとのことで、2月8日に放送された『三宅健のラヂオ』(bayfm)でも三宅がそのエピソードを明かしていた。

 しかし、時は流れて現在、同舞台で三宅と初共演となるジャニーズJr.内グループ「SnowMan」メンバーからみた“三宅像”はまったく異なるようだ。滝沢よりも大先輩である三宅に対し、渡辺翔太は「三宅くんって最初に見たときから、全然イメージ変わらない」と、その変わらぬビジュアルに言及。阿部亮平は「番組でゲラゲラ笑う三宅くんを見ていたせいか、三宅くんは笑顔の絶えない方ってイメージ」と、バラエティ番組などの印象を強く持っているようだ。また、舞台ではおなじみの「WITH LOVE」という手話を使った曲に触れて、深澤辰哉は「振り映しは僕らがしますので手話のご指導、お手柔らかにお願いいたします(笑)」、渡辺は「ごはんもご一緒させてもらえたら嬉しいです」と語っており、“怖い時代”を知る滝沢とは異なり、三宅の領域にずんずん踏み込む勢いだ。

 もともとあまり後輩と交流する方ではないと明かしている三宅。2013年10月に放送された『ザ少年倶楽部 プレミアム』(NHK BSプレミアム)では、数少ない交流のある後輩である、NEWS小山慶一郎からみた三宅の印象も明かされている。小山は、自身が出演した舞台を観に来てくれたことがきっかけで「今度ご飯でも……」と連絡先を交換。すると、直後に三宅から食事に誘われ、「さっき会ったばっかりだし断ったらまずいんじゃないのか」と、応じたという。

 それを聞いた三宅は「ふ~ん、そんな状態だったわけ」と不満そうな態度をしつつも、「連絡先、交換しちゃったな……まずいな。その後、飯おごるとか、先輩然としたことがついてきちゃうな。(中略)このタイミングを逃したらおそらく彼に連絡することは生涯ないと思って。だから、今誘えば先輩としての義理も立つかな」と、自身も実はそれほど乗り気ではなかったことを告白。また、続けて小山は「正直筋トレバカですね。(中略)ジムであんなに“オレに近づくなよ”オーラを出す人はあまり居ないとおもいます」と、先輩をバカ呼ばわり。気のおけない間柄を感じさせた。

 小山の話を聞く限りは、三宅は基本的にはやはり優しくて親しみやすい人柄なのだろう。『滝沢歌舞伎2016』では作品を作り上げることを通じ、後輩たちとの交流を図ってほしいものである。

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