アニソンとクラブの融合を果たした巷
で噂の”アニクラ”!!

ここでは'アニソン'が現在歩み始めている新たな可能性である”アニクラ”について書いていきたいと思います。
よろしければお付き合い下さい。


アニクラってなにするの??
アニクラとはおおまかに「クラブで流れる曲がアニソンになったもの」
と考えていただければと思います。
クラブのイメージといえば
「ギラギラした店内に絶えず、鼓膜が破けるほどの大音量のEDMが店内に充満し、
ウェイウェイした人が群がって、酒を飲みながらダンスをする所。」


というのが私のイメージでした。偏見ですみません(笑)
ですが、アニクラに来る人はアニソン好き。
アニソン好きということは、オタク………。
ということで、上記のような”ウェイウェイ⤴⤴”な人は少数の場合が多いです。
そもそもクラブという場所にはDJがいます。ディスク・ジョッキーのことですね。
彼らは場を盛り上げるために音楽を絶えず流すのを仕事としています。
アニクラのDJはアニソンを絶えず流し続け、曲と曲とを繋いで、
アニソンからアニソンへとメドレー形式で繋いで聴かせるものなのです。
(アニソンは基本90秒ほどのOP,EDからなるものです。故にtvサイズ版ほどの長さで次の曲に切り替えられます。)


自分の好きなアニソンが流れた後に、昔見ていた好きなアニメのOPが聞こえてきたら、最高じゃないですか!?


(2015/11/1に中野で行なわれたリアニメーション8のイベントレポートを参考資料とさせていただきます。)
アニクラの魅力って??
アニクラについて概要を知っていただいたうえで魅力について話していきたいと思います。
例えを出しながらご紹介していきましょう。
みなさんはアニメ関連イベントに行ったことはありますでしょうか?!
主にライブなどですね。
アニメ関連の声優さんのライブやフェスではアニソンを大音量で聞くことが出来ると思います。
ライブ中に「サプライズで今までのツアーではやらなかった曲をやります」とか、
「昔のアニソンやし歌ってくれないよな」って思ってたら、その曲のイントロが流て、
「おおおお!!!!」とテンションが上って、飛び回りたくなるような経験があるでしょうか!?
そんな時にオタク慣れした人がやりたくなるのがヲタ芸です。
ですが、ライブ・イベントでは基本的に禁止されている場合が多くあります。


そんな時にアニクラなのです!
周りに配慮してですが、自分の好きな曲が流た時に高まっている気持ちをヲタ芸という形で発散出来るのです。
またヲタ芸まではやらなくても、
ライブハウスでのライブで好きな曲をアーティストが歌ってくれて、
体がノッて来たのに、スペースに余裕がなくて音楽に身を委ねることすらできない。
というような経験、あるのではないでしょうか!
そんな時はアニクラ!!
ゆとりのあるスペースで、ステップを踏みながらアニソンを聞くことができます。


つまり、アニクラの魅力とは「アニソンを身体全体で感じ、楽しむことが出来る」ところにあるのです。
また、クラブなので好きなときにバーカウンターに行ってお酒を買うこともできます。
お酒を飲みながら好きなアニソンを聞くほど最高なものはありません。(自論です。)


会場のフリースペースで同じ曲で盛り上がった人とも
オタクトークをすることができます。
「あの曲でテンション上がってましたけど、あのアニメみられていたんですか?」
「あの曲のあそこでジャンプしたくなる気持ちわかります!あの作品の曲良いですよね!」
などなど、アニソンやアニメを通じてコミュニケーションを取ることが出来るのです。
コミュ力に乏しいオタクの良い助け舟です。
アニクラってどのくらいの人が集まるの?
アニクラの規模はキャパシティーに左右されます。
大きい会場でやればそれだけ多くの人に来てもらえるわけですから、
現段階ではバーラウンジがアニクラ会場になった20人~30人規模でやるような小規模アニクラ。
小さいホールなどを貸しきって50人~100人規模で行う中規模アニクラ。
アニメのイベントなどを開けるような会場を貸しきって200人~500人行なわれる大規模アニクラ。
などに分類出来るのではないでしょうか!
現在関東近辺で一番大きい規模で行ったのが”リアニメーション8”中野駅駅前で参加人数3400人
これが私が記憶している規模で1番大きなアニクライベントです。
他にも”夏の宴”、”冬の宴”などコミケの時期に同時開催することで参加人数を増やしているアニクラも有ります。


公式ホームページはこちらをクリック→
しかし、このようなイベントは毎日行われるわけではありません。
毎日行えても小規模アニクラ。
週末に行える規模のアニクラが中規模。
大規模イベントとなればちゃんと集客をかけなければならないので、
専用の特設ホームページが開設されて告知を行っています。
まず参加するなら小規模または、中規模アニクラが良いと思います。
まずはアニクラの空気に慣れましよう。
また、小規模から中規模では現地に行き、現地でお金をセット代(参加費+ワンドリンク)を支払らえば参加できるものと
協賛がしっかりしている公式なアニクラだったりすると事前にチケット申し込みを行なわないと参加できない場合があります。
どのイベント事でも言えることですが、初めてのイベントはわからないことだらけで、
右も左もわからないのは当然です。
そんな中、粗相をして注目をあつめることだけはしたくないものです。
そういった面でも小さい規模のアニクラから参加していくのをおすすめします。
アニクラに行きたい!!
上記の拙い文章で、少しでもアニクラを体験したいと思ってくれた方は、
まずはアニクラをやる場所を探しましょう。ここでは探し方を3つ紹介します。
(1)「アニメ関連ショップへ」
近くにアニメ関連ショップがあれば近場で開催されるアニクライベントのフライヤーが置かれていることがあります。
なので近くにある場合はそのお店の出入り口付近においてあるフライヤーを探すのもいいでしょう。
(参考フライヤー)


(2)「TwiPlaの活用」
ツイッターをやっているかたはこちらからのほうが早いかもしれません。
TwiPlaというtwitterの派生ソフトがあります。
こちらのソフトから「アニクラ」を検索して近場で開かれそうなところを探すのも良いでしょう。
短所としては個人が執り行うキャリアの少ないイベントが行われることがあるので気をつけて下さい。
長所としてはこのソフトで事前に参加表明をすると500円割引が行われるなどお得になることもあるので、
慣れてくればこちらを活用するのもいいでしょう。
(3)「アニクラ」とインターネットで検索
最後に普通に「アニクラ」と検索してしまうという方法です。
たくさんの情報が入ってきてしまいますが、
その中できちんとしたホームページを開設しているページがあれば比較的歴史があったり、
規模が大きかったりと、安心できるイベントである場合が高いです。
また、大型イベントのリンク先にあるイベントや、
その大型イベントに参加するDJの他の出演イベントを調べてみるのも良いかもしれません。
アニクラに行く前に知っておいたほうがいいアニソン
さて、ここからはアニクラで流れる流れるとみんなで盛り上がれたり、
楽しめる定番ソング「アンセム」をご紹介していきます。
と言ってもアニクラを主催する側の意図やDJさんの趣向、
またそのシーズンの覇権でよく流れるのは変わりますので、
シーズンが過ぎても使われる曲の紹介です。
(1)「Sparkling Dyadream
『中二病でも恋がしたい!』のOPにしてZAQのデビューシングルですね。
サビの六花ちゃんが指ぐるぐるさせるところはみんなで真似して楽しみます!


(2)「シュガーソングとビターステップ」
『血界戦線』のEDにしてUNISON SQUARE GARDENの田淵智也の奇作ぶりを、
世に知らしめた一曲ですね。オタクじゃなくても聞いたことがあるのではないででしょうか!
こちらもサビで隣の人と肩を組んで左右に揺れてステップを踏みます。
アニクラの最後に流すのがよくあるパターンですかね。


(3)「Only my railgun」
fripSideの新体制、声優・南條愛乃をボーカルに迎えての一曲目の曲ですね。
『とある科学の超電磁砲』のOPとしてリリースされ、
フェスなどでは数多くのアーティストにカバーされて、
今ある程度アニメに精通している人はこの曲を聞いたことがないことなんて、
まずありえないし、耳にタコが出来るほど聞いた曲故に普通に聞けなくなっている。
という人がいるほどのド・アンセムです。


最近ではお笑いとアニソンを使って盛り上げる、
”アニソンディスコ”というグループがこの曲に独自の踊りをつけて、
新たに楽しめるように工夫してたりします。
(4)「stone cold」
こちらは梶浦由記のプロデュースユニット、FictionJunctionが手がけた
『セイクリッドセブン』のOP。
この曲はTRFのようなダンスミュージック調なので
サビまでの間に交互に足をあげて、足の下に両腕を回してタッチ、
反対、もう一回みたいな形で交互に続けてサビからはヲタ芸をやるというものです。
やったらこれがハマっちゃうんです(笑)


(5)「Paradise Lost」
茅原実里さんのランティスでのアニメタイアップ1stシングル『喰霊‐零‐』のOPで、
茅原さんのライブでも盛り上がる曲です。
コールアンドレスポンスがサビにも含まれていることもさながら、
アニクラの一部の界隈では”口上”と呼ばれるアーティストに捧ぐ言葉があるのですが、
そこでの言葉がすごいのです。
本人が居ないから言えることをお腹のそこから叫んでいるのを見ていると、
思わず笑っちゃいますね。


こちらの”口上”で気をつけていただきたいのは、
あくまでも本人の目の前でないから出来る身内ネタであるということは念頭においておいてください。
場合によっては本人を中傷するネタが入っている場合があるので、
そう言いったものを公共の場やライブで行うのはやめましょう。
ライブではライブの楽しみ方、
アニクラではアニクラの楽しみ方があるのです。
どちらにせよ周りに迷惑がかからない程度に盛り上がりましょうね!!
アニクラで聞いて盛り上がったけど、曲名も知らないし、はたまたアニメも知らなかったり……。
などなどはアニクラに通うようになるとあったりします。
家に帰ってからそのアニメやアニソンを調べて鑑賞するのもアニクラの楽しみ方の一つですね!!
アニソンは楽しむのが1番
さて、長々とアニクラの概要について書いてまいりました。
書いていて思うのが、アニクラの楽しさ、熱量は文章では伝わらないです。
音楽ってのは言葉でどうこう言っても、メディアが違うので伝わらないのは当然ですね(笑)
やはり気になった方は実際に現場に向かっていただきたいです。
私も初めてアニクラに行った時はビクビクしながら重厚な扉に手をかけました。
ですが、その扉の向こう側は自分の好きな世界が広がっていたことを知ると、
ワクワクが止まりませんでした。
戸惑いなどは好きなものの前では小さな石段にしか過ぎません。
怖がらず一歩を踏み出してみてください。
アニソンとは他のジャンルの音楽とは違い本当に様々なジャンルの音楽を吸収して出来上がっています。
100年とは行きませんが、50年程は歴史を持つジャンルになります。
その歴史を肌で感じてきた世代や、90年代ロックアニソンを聞いていた世代、ロボットアニメばかりを見ていた世代など、
色んな物に寄り添って生きてきた先人達が身を寄せていたりもします。
ぜひこの機会に読んでいただいた皆さんがアニクラで楽しむ一助になれば幸いです。
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