【ライブレポート】ウリ・ジョン・ロート、名曲・名演、そしてスリル
ウリ・ジョン・ロート、しかも中野サンプラザでの公演となれば、見に行かないわけにはいかない。しかも今回のツアーは、トリプル・アニヴァーサリーと銘打たれたもの。
とは言いつつ、一体何が「トリプル」なのだろうと不思議に思っていたのだが、ウリがMCできちんと説明をしてくれた。まず、スコーピオンズの歴史的ライヴ盤『Tokyo Tapes』発売40周年。言うまでもないことだが、この作品は40年前(厳密には41年前だが、そんなことはどうでもいい)に、ここ中野サンプラザで録音されリリースされたのだ。そしてウリは、『Tokyo Tapes』が発売になった1978年にスコーピオンズを脱退し、エレクトリック・サンをスタート。つまり、2つ目のアニヴァーサリーとは、エレクトリック・サン始動40周年のこと。3つ目は、ウリのライヴ活動50周年。彼が初めてライヴをやったのが1968年(当時まだ13歳!)のことなのだ。