藤井フミヤ、26年ぶり紅白 有吉弘行
に「大きくなったなって」:紅白リハ

 【第74回NHK紅白歌合戦◇リハーサル(取材会)◇29日】6回目の出場となる藤井フミヤは「TRUE LOVE」を歌い、更に司会の有吉弘行と「白い雲のように」でコラボする。

 ――久しぶりの紅白はいかがですか?

 16年ぶり? えっ!?26…26年ぶり?10年サバ読んだ(笑)。12月31日は武道館でカウントダウンとかをずっとやってたんで、たぶん2度と声はかからないもんだと勝手に決めつけてたんですけど、マネージャーから「NHKから電話あったんですけど」と言われて「NHKから電話?」って。「紅白なんですけどどうしますか」って言うんですよ。どうしますかって。「これ、断る歌手いないだろ。出ますよ」っていう。久しぶりだなと思って。

 ――今年は特別な年でしたもんね。

 40周年で出るってことになったんですけど、いろんな人から「おめでとう」とかLINEとかね、メールとか色々来るんで、「あ、やっぱ紅白ってすごいな、めでたいんだな」と思って、なんか久しぶりにワクワクしてます。

 ――ツアーも回りました。

 そうですね。今年はもう40周年も始まって、その前もツアーをずっとやっていて、最初からずっと歌ってます。

 ――紅白出場についてファンの方たちはどんな反応でした?

 うちのファンは基本的には、カウントダウン行ってたんで、うちのママは「なんで大晦日と元旦の朝はいないの」みたいなことにだいぶなっていたんで「ちょっとカウントダウンはもうやめようか」っていうことだったんですけど、やっぱり今回この大晦日で、自分の姿を見れるので、すごくファンも喜んでます。構えて年越ししようっていう感じです。

 ――1年を振り返って漢字一字で表すなら?

 漢字はね、ま、すごいいい年だったんですよね。自分にとっても。一昨年に還暦になって、還暦も、武道館でやらせてもらったんですけど、もう会場は真っ赤だったんですけど。それから40周年で、ずっと歌ってるんで、やっぱり「歌」っていうのが…、漢字一文字だとそうなります。

 ――ずっと47都道府県歌って。

 毎週、土日祭日全部歌ってます。それが半年ぐらい続いています。半年以上か。

 ――最後の締めは?

 今年は武道館。武道館じゃない紅白。また間違いましたね。

 ――武道館は来年です。来年の目標と言いますか、改めて、40周年迎えての新たな気持ちをお聞かせください。

 もうこの年齢になると、もうみんな同じこと言うんですけど、もう健康ですよ。もう元気があればなんで、なんでもできると、猪木さんの言葉みたいに。もうそれしかないですね。それ以外、これと言って、その欲しいものとか、やりたいこともなんもないし、なんもないっていうか、健康だったらなんでもできるんで、とりあえず健康で歌えれば、それだけです。

 ――健康のために、何かしてらっしゃいますか。

 真面目に生きるっていうのが一番でしょうね。

 ――具体的になんか筋トレしてるとか。

 飲みすぎも良くないし。はい。吸い過ぎとかも良くないだろうし、とにかく前みたいに、なんでしょうね、その、ずっとツアーやっていると、体が、だんだん、その、順応してくるんですよ、昔はね。若い頃は。ところが今はただのオーバーユースで、休むしかないっていうか。でも、ステージの上で歌うっていうことは、アンチエイジングになるんですよね。だから、もうステージの上で歌わなきゃいけないっていうことで、気持ちとか、肉体的にも若くいなきゃいけないっていうか、そういう気持ちでいますね。同窓会とかで会うとやっぱり自分はだいぶ若いなと思います。

 ――世の中でも、なんか最近テレビもで出たりすると、イケおじで。

 還暦になった時、還暦に見えない芸能人1位になりました。

 ――今回、この「TRUE LOVE」を歌うというのはいかがで。

 チェッカーズの曲もあることあるんですけど、今回やっぱり40周年もあるし、久しぶりということで言えば、やっぱりソロでヒットした今でも藤井フミヤって言ったら、もう、代表曲は別にその「涙のリクエスト」じゃなくて、やっぱり「TRUE LOVE」なんで。

 ――あと、有吉さんとのコラボもありますが、その辺はどのように考えてらっしゃいますか。

 (「白い雲のように」が)大きな雲になったなと思います。あの白い雲が。だって紅白の司会ですから。

 ――曲紹介をされて。

 大きくなったなと思いますよ。

 ――かける言葉ありますか。

 もう本当に、でっかくなったなっていう感じがやっぱりしますね。彼らはね旅して帰ってきた時から知ってるんで。っていうか、彼らが帰ってくるから「フミヤ、曲書いてくれないか」って秋元康さんから頼まれて、「猿岩石って知ってるか」って言われて、「いや、知ってるもなにもずっと見てます、ファンですよ」って言って、「猿岩石の曲ならかけますよ」って。有吉くんもその曲を聞いた時に「この人なんで俺たちの気持ちをこんなに歌えるんだろうって不思議に思った」って言ってましたからね。彼のことを思って書いたんで。

 ――それを今回ご一緒にということで。

 そうですね。もう森脇くんの役なんですけど、有吉くんも自分のパートしか歌えないんですよ。今の多分そうなんですね。だからサビになると彼はハモるんですよ。だから彼の曲だから彼が主メロを歌えばいいのに。例えば歌頭とかね。うん、それもあんまり歌ったことないんで。だから歌頭を歌うのも僕だし、サビの主メロも僕なんです。

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