【UNICORN リコメンド】
思いがけない音楽に
出会えることの愉悦
裏切らない期待と
心地良い不意打ち
2年振りの新作となる17thアルバム『クロスロード』は、その『ええ愛のメモリ』に収録されていた5曲に、奥田民生作詞作曲のタイトルチューン、ABEDON作詞作曲の「100年ぶる~す」など6曲を加えた全11曲を収録している。
EP収録曲はAI生成の歌声だったヴォーカルを本人が歌い直したテイクと差し替えている。それもUNICORNらしいユーモアを感じるところだ。ニューオリンズというよりもエノケンなどの戦前戦後の流行歌っぽいメロディーとサウンドが、スカビートのロックへと変貌する「クロスロード」。ABEDONの曲に奥田が歌詞を乗せた「アルカセ」はサビメロや間奏のギターソロに哀愁が感じられるナンバー。そして、手島いさむによるブラス入りのポップなロックンロール「オカゲサマ」、オキナワンとスカを融合せたようなEBIのナンバー「バイカーズパラダイス」、さらに、川西幸一作詞作曲のさわやかなロカビリーの「1万トンバース」へと連なっていく。アルバムの締めは「100年ぶる~す」。メンバー全員でのシンガロングが明るくも力強く、とても大衆性が高いと思しき楽曲である。
軽く解説しただけでも、随分とバラエティーに富んだアルバムになったことが分かってもらえると思う。その辺は、いい意味で彼ららしさ全開と言えるかもしれない。意表は突かれるかもしれないが、こちらの期待は裏切らないのである。
EP収録曲はAI生成の歌声だったヴォーカルを本人が歌い直したテイクと差し替えている。それもUNICORNらしいユーモアを感じるところだ。ニューオリンズというよりもエノケンなどの戦前戦後の流行歌っぽいメロディーとサウンドが、スカビートのロックへと変貌する「クロスロード」。ABEDONの曲に奥田が歌詞を乗せた「アルカセ」はサビメロや間奏のギターソロに哀愁が感じられるナンバー。そして、手島いさむによるブラス入りのポップなロックンロール「オカゲサマ」、オキナワンとスカを融合せたようなEBIのナンバー「バイカーズパラダイス」、さらに、川西幸一作詞作曲のさわやかなロカビリーの「1万トンバース」へと連なっていく。アルバムの締めは「100年ぶる~す」。メンバー全員でのシンガロングが明るくも力強く、とても大衆性が高いと思しき楽曲である。
軽く解説しただけでも、随分とバラエティーに富んだアルバムになったことが分かってもらえると思う。その辺は、いい意味で彼ららしさ全開と言えるかもしれない。意表は突かれるかもしれないが、こちらの期待は裏切らないのである。