【松下洸平 インタビュー】
自分の音楽的ルーツで大切にしている
“R&B”への敬意を込めて作った
ようやく声出しOKのツアーになるので、
本当に“やっと”という気持ち
レコーディングに関して全体的にどうでしたか?
スムーズに進行できました。Mori Zentaroさんと作った「Magical Hour」はコーラスに厚みを出すために一番時間をかけました。時間をかけたぶん、バイブスが感じられるいい仕上がりになったと思います。
厚みのある「Magical Hour」があってラストの「たんぽぽ」につながっていく流れは、対照的なアレンジの曲だからこそそれぞれが引き立つ感じがします。
最初から最後まで飽きずに聴いてもらうことも大事だと思っていて、聴いていて楽しい一枚にしたいし、聴く側の流れを止めたくないという想いもあって、そこはわりと意識して曲順を決めました。
初回限定盤Aにはこれまでのミュージックビデオが収録されていますが、特に印象的な作品は?
それぞれ思い入れがありますけど、撮影が楽しかったのは「ノンフィクション」。いろんな扮装をしたりしていますし(笑)。今の時代、YouTubeとかをきっかけに知ってもらえたりするので、ミュージックビデオはすごく大事だと思っています。
そして、初回限定盤Bには特典企画シリーズ第5弾としてソロキャンプの映像が。
まだ完成したものを観ていないんですけど、かなりとっ散らかった感じになっていると思います(笑)。ぜひ観て楽しんでいただければと。
あと、アートワークですが、これは何かテーマやコンセプトがあるんですか?
これも“R&Bらしさ”を意識しました。いろんなR&Bやソウルのシンガーの方のアルバムジャケットを見て研究したんですよ。もちろんルールがあるわけじゃないんですけど、オレンジの印象が強かったり、結構シンプルにバストアップで顔がドーン!と出ている感じが多かったり。アートワークも含めたジャンルへのリスペクトを込めてそういうデザインにトライしてみました。
本作のリリースの後、2024年1月から3月にかけてツアーも決定しました。“KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2024 〜R&ME〜”というタイトルなので本作を軸にした内容になると思いますが、どんなツアーにしたいですか?
デビュー以降、ライヴでお客さんの声が聞けたことがなかったんですが、今回、初めて声出しOKのツアーになるので、それが楽しみですね。
全然雰囲気が違いますからね。
僕はコロナ禍とともにデビューしたので、本当に“やっと”という気持ちです。一緒に歌いたいという願いを込めて作った曲もいくつもあったりするので、それを一緒に歌えると思ったら嬉しいです。
全国いろんなところに行きますしね。
僕のツアー史上、一番多いですね。なかなか交流できない方とも会えますし、音楽活動をやっていて良かったと思うところでもあります。全国を回るので、たくさんの方に来ていただきたいです。北海道、愛媛、静岡、新潟はライヴで訪れるのは初だし、土地土地で楽しんでもらえるように、その会場でしか買えないグッズも作りました! 名古屋でしか買えないグッズ、新潟でしか買えないグッズとかあるので、それも楽しみにしていてほしいです。
最後は東京ガーデンシアター2デイズですが。
僕のライヴ史上一番大きな会場になるので、どんな景色が見られるのかと今からワクワクしています!
取材:田中隆信
「ノンフィクション」MV
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