個性豊かな声優・俳優が日替わりで登
場 『マッチ売りの少女』を音楽と映
像・声で作り上げる、音楽朗読劇を上

2023年11月25日(土)~12月3日(日)博品館劇場にて『音楽朗読劇 THE LITTLE MATCH GIRL~アンデルセン童話「マッチ売りの少女」より~』が上演されることが決定した。
『マッチ売りの少女』は、作家・アンデルセンによる悲しくも美しい童話。貧しい家庭に育ったアンデルセンが、貧困層を取り巻く現実への嘆き、無関心を貫く社会への問題提起のメッセージが込められていると言われているが、一方で単なる悲劇ではないハッピーエンドとしても受け止められている。アンデルセンは敬虔なキリスト教徒であり、死後の魂の平安、苦しみからの解放としての死を肯定していたという。マッチ売りの少女が穏やかに神のもとへ召されたラストにより、アンデルセンは彼女の魂を救ったとも言える。
「本当の幸福」が何かは外側からは計れないというメッセージも持つ『マッチ売りの少女』を、今回、音楽と映像、声によって作り上げる。
演出を手がけるのは、シチュエーションコメディを得意とし、技術に裏打ちされた表現で観るものを巻き込んだ劇空間を作り上げる野坂実。脚本は2.5次元作品やミュージカルを中心に、『夜来香ラプソディ』『エロイカより愛をこめて』などの話題作も多数手がける入江おろぱ。また、「クラシックを身近に」というコンセプトを掲げる株式会社Primoが演奏を担当する。
さらに、キャストは日替わりで登場。その回だけの物語を作り上げる。
健気で信心深いマッチ売りの少女・エナ役を務めるのは、デジタル声優アイドルグループの元メンバーで現在は舞台『アサルトリリィ』シリーズなどに出演している佐倉初、アニメ・舞台『アサルトリリィ』やラブライブ!ミュージカル『スクールアイドルミュージカル』などに出演する星守紗凪、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』シリーズなどに出演する小山百代、ドラマやバラエティ、イベントなどで幅広く活躍している傳谷英里香。
彼女の兄・ミケルは、舞台『魔法使いの約束』、舞台『Dancing☆Starプリキュア』The Stageなどに出演する和合真一、アニメ・舞台『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』シリーズなどに出演の生田輝、舞台『文豪ストレイドッグ』シリーズ、舞台『刀剣乱舞』など2.5次元舞台を中心に活動する田淵累生、『エゴ・サーチ』、LEGEND STAGE PRODUCE『夕-ゆう-』などに出演する今江大地、『流星の音色』、『神津恭介シリーズ 呪縛の家』などに出演の林一敬が務める。
また、兄弟を取り巻く様々なキャラクターを、野津山幸宏、根本正勝、川野太郎、正木郁、石井陽菜、石飛恵里花、高岡薫、松本梨香名塚佳織、さかいかなといったキャスト陣が担当。声優・俳優など、個性豊かなキャストによる化学反応に期待したい。
【あらすじ】
エナと兄のミケルは田舎町で祖母とつつましく暮らしていた。エナは病気で高い薬 代がかかったが、ミケルは妹に心配させないため嘘をついていた。一年後、祖母が亡くなり、兄妹はコペンハーゲンの孤児院に送られた。イェン少年とローネという少女と出会い、この孤児院のおぞましい秘密に気付いた4人は逃げ出す。ミケルが金を工面し、兄妹の母親を探しにカロンボーという街に行く。しかし、母親はすでに亡くなっていた。エナが高熱を出し、4人はまたコペンハーゲンに戻る。叔父を名乗る男に引き取られた兄妹は、過酷な労働を強いられる。大晦日の夜、ミケルは金を工面したときの悪友に裏切られ、ギャングに捕まって暴行を受ける。一方、エナも命令されて、寒い中、路上でマッチ売りをやらされる。マッチに火をつけて暖をとると、幻が見えて……エナは祖母と母親に会い、一緒に天国へ行くことを選ぶのだった。

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