ライブハウスを完全再現!? V系ファ
ン向けカラオケボックス『バンギャル
ーム』が話題に

 バンギャルとはヴィジュアル系バンド(以下、V系バンド)の熱心な女性ファンのことで、「咲く」「手バン」(編集注:振り付け用語)などバンギャ独自の表現でライブを盛り上げている。



 バンギャルームは、そんなV系バンドのライブ会場を再現するために、舞台と会場とを仕切る柵やスタンドマイクがついた仕様になっている。


 これにより、バンギャルのライブ中の定番である「布団」(編集注:柵に布団を干すかのように体をもたれること)や「背ダイ」(編集注:布団に向かってダイブすること)、「柵乗り」(編集注:柵に乗って頭を激しく振ったり、曲に合わせて両手を左右に開いてバンドメンバーに対して求愛したりすること)が可能で、柵越しに最前列にいる気分を味わえるようだ。

 Twitter上では「バンギャルーム行きたい」「これ、ライブとか近かったら練習にもなるのかね」「ヘドバンしたい」「憧れの最前だぜえ」などバンギャルたちから好評の声が上がっている。

 バンギャルームを作ったきっかけや、実際どのように使われているのかを探るため、本社であるタツミコーポレーションの担当者に話を聞いてみた。

 バンギャルームを設けた経緯について、「バンギャルームができたのは、約1年前になります。もともとはV系バンドが好きな女性アルバイトスタッフの『バンギャル同士でカラオケに行くときに、柵があれば振り付けの練習もできるし、ライブ会場最前列の優越感を味わいながら、カラオケを楽しめる』という発想が発端でした。それを前任の店長に提案し、制作が始まりました」と話す。

 実際のところ、コンセプト通りに利用されているかを聞くと、「やはりほとんどのお客さまは柵にしがみついて頭を激しく振ったり、柵の上に乗っています。カラオケを激しく楽しんでおられる方が多く見受けられますね」と、どうやら狙い通りのようだ。


 楽しみ方についても尋ねたところ、「当店のバンギャルームは歌う人だけでなく、聞いている人も一緒に盛り上がれるお部屋になっております。歌うことが苦手という方でもDVD視聴可能なお部屋ですので、振り付けだけ練習するという楽しみ方もできます。また、カラオケの機種もヴィジュアル系バンドの楽曲が充実している『JOYSOUND』を採用しているので、バンギャルの方々がより一層カラオケを楽しめると思います」とのこと。

 今までにない革新的なこのバンギャルームは、バンギャルたちのコミュニケーションの場にもなりそうな予感。ちなみにバンギャルームは1室のみなので、予約してから来店した方がよさそうだ。

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