中村歌六が宮本武蔵を演じる『白鷺城
異聞』と片岡愛之助と中村壱太郎によ
る『神の鳥』をテレビ初放送
『神の鳥』(こうのとり)は片岡愛之助と中村壱太郎の“こうのとり”の親が生贄になった子どもを助けにいく舞踊劇仕立てで構成されたストーリー。明快な筋立てと、華やかな舞台面、ぶっ返りや早替りなど、歌舞伎の醍醐味をふんだんに取り入れた演出がみどころ。
時は室町時代。但馬の国、出石神社の社頭では、足利将軍をもしのぐ権勢を誇る守護大名・赤松満祐の天下掌握を祈願する宴が開かれ、神の使いとされる霊鳥“こうのとり”が生贄として献上されている。その肉を食べると長寿を得るという伝説にならい、家臣たちが、まだ子どものこうのとりを満祐に差し出そうとすると、突如として二人の狂言師が現れる。舞い踊る二人はやがて…。
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