Mr.Children、King Gnuの新曲、SEKA
I NO OWARIの『ONE PIECE』主題歌、
yama x キタニタツヤのコラボ曲など
続々!『New Music Wednesday [M+T]
』が注目の新作11曲を紹介

話題の新曲を最速で知れる、Spotifyの人気プレイリスト『New Music Wednesday』を、ナビゲーターの竹内琢也が深掘りするポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』。SPICEでは、200万回再生を突破した同番組で紹介されている、プレイリストだけでは知ることのできないエピソードや、Spotifyのエディター(プレイリストを構成している人たち)のこだわりをピックアップして掲載。
今週は、Mr.Childrenが新曲「ケモノミチ」をリリースしてカバーに! SEKAI NO OWARIの『ONE PIECE』主題歌やKing Gnuの新曲、yamaキタニタツヤのコラボ曲、アイナ・ジ・エンドが映画『キリエのうた』で演じる主人公・Kyrieとしての新曲もリリースに! さらにNenashiの新曲、Billyrromや注目のニューカマーjo0jiのニューEPも。海外からはドレイク&シザ、シーアなど、今週注目の新作11曲を紹介!  また紹介アーティストのライブやフェス情報も掲載しているので要チェック。番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを!
Mr.Children「ケモノミチ」
Mr.Childrenの新曲「ケモノミチ」がリリースになりました。9月16日(土)にリリースされ、既にSpotifyでは『Spotify Japan 急上昇チャート』にもランクインしています。Mr.Childrenは10月4日(水)にニューアルバム『miss you』をリリースすることを発表しており、今作はアルバムからの先行配信楽曲となります。アルバムはメンバー4人だけで集まりプライベートなスタジオで作られたことも発表されています。マスタリングはランディ・メリルが担当。30周年を迎えてから初めてのオリジナルアルバムとなます。
(この「ケモノミチ」は、かなり弾き語りに近いですよね。ストリングスのアレンジ、あとリズムも途中から入ってきますが、それも最小限という感じで。歌詞はやはりちょっと孤独感というか。暗闇の中から光をもとめているような感じで、今の時代の中での桜井さん節という感じがしました。アルバムがどうなるか非常に楽しみです! ランディ・メリルは、アデル、オリヴィア・ロドリゴ、ジャスティン・ビーバーなどの作品も手がける人気エンジニアです。アニバーサリーイヤーである2022年にリリースした新曲「永遠」 と「⽣きろ」が⼊っていないことから、Mr.Childrenが再び走り始めたアルバムであることを証明する様な作品になるのでは……?)
今年9月から2024年2月にかけては、全国20カ所38公演からなるホールツアー『Mr.Children tour 2023/24 miss you』が開催されることも発表されています。
King Gnu「硝子窓」
King Gnuの新曲「硝子窓」がリリースになりました。King Gnuは9月1日にTVアニメ『呪術廻戦』の第2期「渋谷事変」オープニングテーマ「SPECIALZ」をリリースし、SpotifyのJapanチャートで1位を獲得。その「SPECIALZ」の配信から2週間にして早くも新曲リリースとなりました。今作は9月15日(金)公開の映画『ミステリと言う勿れ』の主題歌で、テレビシリーズ(主題歌「カメレオン」)に続き主題歌を担当しています。主演の菅田将暉は、「作品への理解度に感動しています」とコメントしています。
SEKAI NO OWARI「最高到達点」
SEKAI NO OWARIの新曲「最高到達点」がリリースになりました。今作はTVアニメ『ONE PIECE』の新主題歌で、9月3日から新オープニングが放送され、『ONE PIECE』オフィシャルYouTubeチャンネルに投稿されると瞬く間に急上昇1位を獲得するなど、国内外で注目されていました。待望のフル尺配信となります。(現在オープニングがこの「最高到達点」で、エンディングがChilli Beans.の「Raise」。この間『SWEETLOVESHOWER』のバックヤードでインタビューさせていただいた模様がこの番組で公開されていますが、「アラバスタでみんなで腕をかかげるあの名シーン」にインスパイアされて曲を作ったと語っています)
カバーもアニメのオープニング映像で描かれている『ONE PIECE』の主人公ルフィがギア5(フィフス)というあらたな姿になっている印象的なカットが使用されています。Spotifyでは日本のティーンエイジャーに聴かれている話題曲を集めたプレイリスト『Teen Culture』のカバーを飾っています。
yama ✕ キタニタツヤ「憧れのままに」
キタニタツヤとyamaのコラボ曲「憧れのままに」がリリースになりました。2014年頃からネット上に楽曲を公開し始め、ボカロPこんにちは谷田さん(たにたさん)として活動をスタートしたキタニタツヤ、2018年よりYoutubeをベースにカバー曲を公開し活動をスタートしたyama。ネット発のアーティストで、共にアニメソングも担当しているなど、ファン同士の親和性も高い2組のコラボレーションとなりました。「わない恋がテーマ」で、作詞作曲はキタニタツヤが手がけています。Spotifyではプレイリスト『Dance Pop:Japan』のカバーも飾っています。
jo0ji「475」
jo0jiのEP「475」がリリースになりました。jo0jiは鳥取県出身のアーティストで、漁師の息子であり、今も漁港で働きながらアーティストとして活動しています。友人のために制作した楽曲「不屈に花」をYouTubeに公開したことをキッカケに音楽活動をスタートさせ、今回が初のEPとなります。
WONKの江﨑文武Key)と井上幹(B)を共同編曲者に迎えて制作されています。Spotifyではプレイリスト『RADAR: Early Noise』のカバーも飾っています。
Billyrrom「noidleap」
Billyrromの2nd EP「noidleap」がリリースになりました。Billyrromは2020年に結成されたソウル、ファンク、ロックなど幅広いルーツを持つメンバーによって6人組。今年は『FUJI ROCK FESTIVAL '23』にも出演しています。(ほかにも『メトロック』や『シンクロニシティ』などの大型フェスに出演、そしてこのNMWにリストインしている楽曲は、石原さとみさんが出演しているすき家のCMソングに。すごい勢いですね……!)
EPは4曲入りで、『New Music Wednesday』にはタイトルトラックの「noidleap」がリストインしていいます。(「noid」というのは妄想という意味があり、それが「leap(飛躍)」していく。つまり、自分たちが考えている世界、作りたい空間、音楽がどんどん大きくなっていくっていう意味合いが込められた言葉で、もともと「noidleap」という言葉をBillyrromの今後の活動のテーマとして決められていたそうです。バンドの指針がひとつのテーマになるものだそう。サウンドはアシッドジャズの香りが漂ってくる曲ですが、メンバー共通のルーツでもあるとのこと)
シーア「Gimme Love」
シーアの新曲「Gimme Love」がリリースになりました。『New Music Friday Japan』をはじめ多くの国の『New Music Friday』でカバーを飾り、この『New Music Wednesday』にもリストインしています。オリジナル・アルバムとしては2016年の『This Is Acting』以来となる8年ぶりのニューアルバムを2024年春にリリースすることも発表、アルバムからの先行配信楽曲となります。
(2019年にフジロックで来日しましたね。僕もみていましたが、フジロック史上に残るほどの豪雨で、私のi-phoneは雨で壊れました。それほどの豪雨の中のSIAのライブは伝説……!)
ドレイク「Slime You Out(feat.シザ)」
ドレイクがシザを迎えた新曲「Slime You Out」がリリースになりました。ドレイクは9月22日(金)にニューアルバム『For All The Dogs』をリリースすることを発表しており、今作はアルバムからの先行配信楽曲となります。ドレイクとシザが、スタジオ音源でコラボするのは初となりますが、ドレイクは21サヴェージ、メトロ・ブーミンとの「Mr.Right」でシザと付き合っていたとラップするなど、幾度も交際の噂が過去に上がっています。リリース後Spotifyのグローバルチャートではトップ3にランクインしています。
(ドレイクはこの夏にアルバムリリースの情報が飛び交っていましたが、ようやくリリース日を公式に確定させています。ずっとアルバムリリースが噂されていて、7月25日のマディソン・スクエア・ガーデン公演では、「2週間後にアルバムがリリースされる」とコメントしましたが、リリースされず。8月13日のロサンゼルス公演では、プロデューサーの体調不良によってアルバムの完成が長引いていると発言していましたが、今月頭に正式なリリース日を発表していました)
Kyrie(アイナ・ジ・エンド)「名前のない街」
アイナ・ジ・エンドが、主演を務める映画『キリエのうた』で演じる主人公「Kyrie」(キリエ)としての楽曲「名前のない街」をリリースしました。『キリエのうた』は10月13日(金)より公開される岩井俊二監督の最新作品で、アイナ・ジ・エンドが初めて主演を務める映画作品。10月18日(水)には全9曲収録予定のアルバム『DEBUT』をリリースすることも発表されており、この「名前のない街」はそこからの先行配信楽曲となります。
映画内で主人公「Kyrie」が歌唱する楽曲は、アイナ・ジ・エンドが作詞作曲した楽曲が多数あり、アルバム作品はそれらすべての楽曲を小林武史がサウンド・プロデュースしています。劇中で流れる音楽とは異なるアレンジでアルバムに収録される予定です。映画の音楽も小林武史が担当していますが、サウンドトラックも同じ10月18日(水)にリリースされることが発表されています。Spotifyでは『キリエのうた』公式プレイリストが公開されており、岩井俊二監督、小林武史へのインタビューも公開されています。日本の女性アーティストの歌を特集するプレイリスト『Women's Voice』のカバーも飾っています。
Nenashi「Take Me Back」
Nenashiの新曲「Take Me Back」がリリースになりました。Nenashiは日本とアメリカで育ったバイリンガルアーティスト、Hiro-a-keyによるプロジェクト。アジア人としてR&B/ソウルミュージックを世界に向けて発信することに対するレッテルや先入観をなくし、純粋に音楽だけを聴いてほしいという思いから、国籍や顔などアイデンティティを一切公表せずに活動をしてきましたが、2021年に「Scars」のリリースと共に、Hiro-a-keyであるということを発表しました。今作はNenashiの原点である「世界中を旅する」というテーマのもと、エジプト、イスラエルといった中東を巡る中でインスパイアを受け、制作された新曲です。Spotifyでは日本の現行のソウルミュージックを特集するプレイリスト『Soul Music Japan』のカバーを飾っています。
(僕もびっくりしました……ovall、Kan Sanoさんらがorigami productionsに所属していて、ちょうどその公表の1ヶ月位前にインタビューしたばっかりだったので、より驚いた……)
ハンバートハンバート「タクシードライバー」
結成25周年イヤーのハンバートハンバートがニューアルバム『FOLK 4』がリリースになりました。2016年のから続くカバー&セルカバーアルバム『FOLK』シリーズの第4弾。今作もFOLKをテーマに、2人きりの弾き語り演奏で収録されています。リンドバーグの「今すぐKiss Me」、THE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」、他にも大塚まさじ原由子大江千里などのカバーが収録され、新曲も2曲収録されています。
『New Music Wednesday』には、中島みゆきの「タクシードライバー」のカバーがリストインしました。Spotifyでは時代が変わっても様々なアーティストによって歌い継がれていく日本の名曲をカバーしたものを特集するプレイリスト『Authentic Covers』のカバーを飾っています。
文=竹内琢也、Y.SHOGO

『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』とは……
毎週水曜日に、その週リリースされた注目の新曲を中心に更新される、Spotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト。この番組をチェックすると話題の新曲をいち早く、そして詳しく知ることができて、今の音楽シーンがまるわかりに。あなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを。また番組では、Spotifyアプリの「Q&A」からメッセージやリクエストも募集中。あなたのオススメ曲や思い出ソングが紹介されるかも!? 番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを!
メッセージテーマは「 #来週は100回記念!みなさんがいつもどんな風に番組を聴いているのか教えてください!」

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