【対談】SUGIZO×KAZKA ウクライナ
の国民的バンドとの共演、その道のり
とライブで示した平和への祈り

自身5年ぶりとなるSUGIZOLUNA SEAX JAPANTHE LAST ROCKSTARSSHAG)のライブツアー『SUGIZO TOUR 2023 Rest in Peace & Fly Away~And The New Chaos is Saving You~』が7月10日、Zepp DiverCity(TOKYO)にてファイナルを締めくくった。最終公演にはSUGIZOのオファーからウクライナの国民的人気バンド・KAZKA(カズカ)を招聘。ライブでは日本のファン、さらには日本在住のウクライナ避難民の人々の前でこの2組のアーティストが共演。この公演で披露するためにSUGIZOとKAZKAが共作した「ONLY LOVE,PEACE & LOVE」を平和の祈りを込めて初パフォーマンスした。ライブのなかで、KAZKAが、まだ紛争が続くウクライナの首都・キーウから陸路でポーランドに渡り「命がけで音楽を届けたいという思いで来てくれた」ことを明かしたSUGIZO。SPICEではライブを終えたばかりのSUGIZOとKAZKAに話を訊いた。
――ライブ、拝見させて頂きました。いま、日本でこうして音楽を楽しめているのは決して当たり前ではないこと。世界ではまだまだ争いごとがリアルに続いていて、怒りや悲しみが広がっていること。だからこそ私たちはその現実をしっかりと知ったうえで、平和な未来を祈る気持ちを忘れてはならない。そんなことをひしひしと感じたライブでした。
SUGIZO:ありがとうございます。
オレクサンドラ・ザリツカ(以下、サーシャ):(日本語で)アリガトウゴザイマス。
――まず今回、どういう経緯でKAZKAとの共演が実現したのかを教えてもらえますか?
SUGIZO:いまこの時期だからこそ、ウクライナのアーティストと共演して、意識を重ねてメッセージを発信することがすごく重要なんじゃないかと思っていたんですね。去年、紛争が始まってからウクライナのアーティストをいろいろ聴くようになって、何バンドか僕が惚れ込んだアーティストがいたんですけど。そのうちの一つがKAZKAだったんです。KAZKAの音楽が素晴らしくて。最新鋭のエレクトロとウクライナの伝統的な楽器やフィーリングをミックスして、ポップミュージックに昇華している。そのセンスがとても好きで。実は去年、KAZKAは来日しているんですね。シンポジウムに参加するためにボランティアで。その際に「ぜひ行きたい」と言って広島に行って、広島から核廃絶のメッセージを投げかけていたんです。そのアティテュードにもすごく感銘を受けまして。ぜひ一緒にできたら嬉しいなと思って、今回声を掛けさせていただきました。
KAZKA/サーシャ
――KAZKAにとって、日本はどんな印象の国ですか?
サーシャ:ウクライナ人にとって日本は夢のような魅力的な国で、宇宙みたいな存在。ヨーロッパとは文化もまったく違うのですが、素晴らしい国だと思っています。ウクライナのアーティストは日本に行ったことがあまりないですけど、私たちは今回が2回目の来日。一緒にステージができてとても感動しましたが、今回私たちはずっとインタビュー、リハーサル、コンサートですごく忙しくて。日本には素晴らしい文化や歴史があるのですが、ゆっくりする時間がなかったのが残念です。
SUGIZO:たくさん取材を仕込んじゃいましたからね(微笑)。
ドミトロ・コズリアツ(以下、デイマ):だから、日本の素晴らしい景色を味わう時間はなかったんですけど、日本人と対話するインタビューもたくさんやって。SUGIZOさんのチームとは一緒に話をしながら仕事もして。旅行者という立場ではなく、日本人とそういう形でコミュニケーションがとれたことがとてもいい経験になりました。
――今回、日本でライブをやるにあたって、準備をしたことはなにかありますか?
サーシャ:私たちは日本が大好きなので、ステージ衣装だけではなく、インタビューなどで着る服はすべてウクライナのもの、ウクライナのブランドのものを用意しました。
SUGIZO:(取材時に着用していたサーシャの洋服を見て)ウクライナン・ゴシックロリータだね。
サーシャ:Yes!(笑顔)。洋服以外にも、SUGIZOさんにはウクライナのお土産を。
SUGIZO:そう! 笛を頂きました。そのフルートはデイマがわざわざ作ってくれたんです。
――えーっ!! 手作り?
SUGIZO:彼は自分で楽器を作るんです。
――ステージで使っていた笛もそうですか?
デイマ:一つは自分で作ったものですけど、そうじゃないものも使ってます。でもSUGIZOさんにプレゼントしたものは僕が作りました。
SUGIZO:これね(といってデイマが笛を作っている動画を見せてくれる)。
サーシャ:日本は大好きな国だからこそ、特別な気持ちを込めてウクライナのものを準備してきました。
KAZKA/デイマ
今回日本でコンサートをやるとき、悲しい曲を演奏したくなかった。私たちは戦争がある国から来ているけど、それに負けないでみんなで楽しい気持ちになるコンサートにしたくて。(デイマ)
――そうして、ライブを観てみたら、SUGIZOさんの音楽とKAZKAが奏でる音楽にはエレクトロなダンスミュージック、クラシカルな楽器を使っているところ、世界に対してメッセージを発信している表現など、共通しているところがたくさんあって。想像していた以上に、2組が相性よく馴染んでいたことに驚かされました。
SUGIZO:親和性が高いですよね。僕がKAZKAを好きになったというのは、そういうことなんですよね。今回はシンプルな編成でしたけど、本来はドラマーがいたり、ギタリストもいるので。KAZKAの音楽にはライブセットがとても合うんです。だから、今回KAZUKAのステージに僕が参加してギターを弾いたり、僕のバンド(SUGIZO COZMIC DANCE SEXTETの)ドラムのkomakiが参加してドラムを叩いた時も。
――まったく違和感を感じなかったんですよ!
SUGIZO:そうなんです。だから、そこでも親和性はすごく高かったなと思います。komakiは素晴らしいドラマーだったでしょ?
サーシャ&デイマ:He is very nice!(続けて、サーシャが英語でしゃべる)。
SUGIZO:「彼はルックスも叩き方もいいからめっちゃアガる」と言ってます。
――通訳、ありがとうございます(微笑)。では、KAZKAはSUGIZOさんのライブを見て、どんなことを感じましたか?
サーシャ:大阪にSUGIZOさんのライブを。
SUGIZO:彼ら、観に来てくれたんですよ。
サーシャ:そう。それで、SUGIZOさんの音楽はすごく素晴らしくて、いろんなスタイルが入っていると思いました。ロックもあればポップ、クラシックなヴァイオリンも弾けば、エレクトロなサウンドもあって。すごくいろいろな音楽スタイルを聴かせる人だなと思いました。ウクライナにはこんな風にいろんな音楽スタイルを聴かせるアーティストはいないんです。みんなポップならポップ、ロックならロックという感じ。SUGIZOさんの音楽はいろいろなものがミックスされていて。あと、頭を使って考えさせる音楽。ただ、聴くだけじゃなくて。
SUGIZO:考えさせる。ふーん、なるほど。
サーシャ:そこが素晴らしいなと思いました。だから、SUGIZOさんの音楽スタイルはすごく私たちにとって刺激的で勉強になりましたし。あと、SUGIZOさんはとても有名で音楽的キャリアも長い方なので、SUGIZOさんとSUGIZOさんのチームと一緒にやったことで、コンサートのやり方、そこで大切にしなければいけないポイントとか。そこもいろいろ勉強になりました。
SUGIZO:よかった(笑顔)。
――言葉も分からないのに、頭を使って考える=メッセージがある音楽だというところが伝わっていることに感動しました。
SUGIZO:まあでも、音楽は言葉を簡単に超えますから。それは20年やってきて実感していることですし。
――LUNA SEA、X JAPAN、THE LAST ROCKSTARS、SHAGなどでやってきた海外のステージで。
SUGIZO:ええ。そして特にJUNO REACTOR(世界的なテクノ・トランスユニットのGtとしても活動)の経験が大きいですね。そのような現場で、楽器を演奏すれば簡単に混ざり合えるというのを実感してきてますから。音楽というのは、すごく平和的な手段で分かり合えるとてもいいツールです。
いくら苦しみを感じたとしても、人間的なつながり、そこから生まれる幸せ、愛が一番大事なんだということを歌っています。戦争があってから、メッセージが変わってきていますね。(サーシャ)
――SUGIZOさんはKAZKAのステージを観て、どんなことを感じましたか?
SUGIZO:音楽性については先ほども申し上げたように、極めてクオリティーの高いエレクトロと、もっとも伝統的なフィーリングが融合しているということがすごく興味深かったですね。しかもそれを、アンダーグラウンドなものではなく、ポップなものにしているところが素晴らしい。ともすると実験的なものになりそうな試みを、ものすごくキャッチーなものに作っている。そこが僕はとても勉強になりました。
サーシャ&デイマ:(日本語で)アリガトウゴザイマス。
――そもそもKAZKAがエレクトロなダンスミュージックを基盤にした音楽をやろうと思ったきっかけは?
デイマ:KAZKAはウクライナではダンスミュージックをやっているグループという印象ではないんですよ。ただ、今回日本でコンサートをやるとき、いまウクライナでは戦争をやっているから、悲しい曲を演奏してそういう気持ちを出したくなかったんです。私たちは戦争がある国から来ているけど、それに負けないでみんなで楽しい気持ちになるコンサートにしたくて。
サーシャ:アゲアゲの曲を選んで演りました。
――うわ~。そこにもメッセージがあったんですね。いま、グッときました。ではSUGIZOさんは選曲について意識されたことはなにかありましたか?
SUGIZO:僕はいつも通りといえばいつも通り(微笑)。唯一違うのは、新しいボーカリスト(Chloe)がメンバーとして参加したことですね。Chloeが参加してくれたことによっていままでできなかった楽曲が表現できるようになり、初めて演った曲もありましたし。それによって女性ボーカル曲が増えて、いままでとは違った方向性にライブが進化し始めたと実感しています。彼女は生粋の黒人シンガーでものすごくソウルフルな歌い手なんですけど、。そこは元々僕の音楽にあった要素で、特にデビューアルバム(『TRUTH?』)のときにも黒人シンガーとやってましたので。ある意味、原点に戻った感覚もあります。さらに、そのChloeの声とサーシャの声が融合できたら素晴らしいだろうなというイメージは、最初から抱いていたので。最終日のステージで、アメリカのソウルシンガーのChloe、彼女とウクライナのシンガーの融合が、日本人の僕らの導きでステージで実現できたことは、すごくグローバルな素晴らしいことことでした。音楽でボーダー(境界線)を超えることは全然難しいことではない。だから、いい会場でしたよね。東京の(Zepp)DiverCityをちゃんと表現できた。
――Zepp DiverCityという場所で。
サーシャ:私たちもSUGIZOさんの大阪公演で初めてChloeの声を聴いて、アメリカ的な匂いがありながら、素晴らしいシンガーだなと思ってたんですね。なので、ステージで一緒に歌ったのは面白いミックスだなと思いました。日本✕アメリカ✕ウクライナの。もう1回コンサートでやりたいです!
SUGIZO:大阪に彼らがライブを観に来てくれたとき、デイマはかわいいんだよ。フロアで揉みくちゃになりながら、ステージのフロントのほうまでどんどん来て盛り上がってくれて。ステージのあとは、夜の打ち上げでも盛り上がってね。そのときに距離が縮まって、お互い打ち解けたよね?
デイマ:(笑顔で頷く)。
SUGIZO、Chloe
――では、KAZKAにお伺いしたいのですが。ウクライナで戦争が始まる前と後で、自分たちが音楽をやる意義は変わりましたか?
デイマ:もちろん。私たちの音楽は以前とは変わりました。
サーシャ:戦争が始まってから一番最初に作った曲が「I AM NOT OK」なんです。この曲は、戦争で私の家族がバラバラになったことを歌にしたので、心の痛みを感じる曲になりました。でも、今年の3月にできた曲は「WITHOUT LOVE」といって。この曲は愛を信じている、いくら私たちに大変なことが降りかかっても、愛は絶対に大事だし、愛は勝つんだということを歌っていて。いま作っている新曲も、いくら苦しみを感じたとしても、人間的なつながり、そこから生まれる幸せ、愛が一番大事なんだということを歌っています。戦争があってから、メッセージが変わってきていますね。
――結局は愛が地球を、人々を平和に導いてく、それを信じてメッセージを発信しているところは、SUGIZOさんが音楽家、社会活動家としてさまざまな行動を起こして発信しているメッセージとまさに同じだなと思いました。
SUGIZO:いまは時代的にも、それが一番必要なことなんじゃないですかね。決していまは世界がうまくいっている時代ではないですから。ウクライナでもスーダンでもアフガンでもシリアでも、多くの国々が問題を抱えていて。日本はいま戦争は起きてないですけど、それでも北朝鮮はいろいろ威圧してくるし、中国も物騒だし。いまの時代は平和だ、住みやすい、生きやすいというものではないので。そこに対して、強い思いを投げかける音楽は必ず必要になってくるし。それが、とても自然なことだと思います。
デイマ:Yes!
SUGIZO:ウクライナ語でYesは?
デイマ:Tak(ターク)。
SUGIZO:Tak!
――今回共演してみてSUGIZOさんはKAZKAのパフォーマンスからどんなエネルギーを感じましたか?
SUGIZO:やはり平和を願う気持ちとともに、いま戦争中ですので「負けない」という闘志。僕は決して武力は賛成はできないです。でも、負けない。この状況に必ず勝つ。そんな意思を強く感じましたね。そうして最後には、クサい言い方かもしれないけど、愛は勝つという意思。このような気持ちも国境を超えるものだと思うので、今回ステージを観てくれた日本人のリスナーの多くは、彼らの言葉やリリックは理解できてないと思うけれど、そのような意思、フィーリングは確実に伝わったと思います。だから、ライブに来てくれたファンの人たちはKAZKAをすごく評価してくれて、その音楽に対して感動してくれた。そこは、僕としては最高に嬉しかったです。KAZKAの、この状況に負けないんだという意思は、日本のリスナーにしっかりと伝わったと思います。
デイマ:(日本語で)スゴーイ!
サーシャ:嬉しいです。
――ではKAZKAはSUGIZOさんのパフォーマンスからどんなエネルギーを感じましたか?
サーシャ:SUGIZOさんと私たちの「I AM NOT OK」という曲をやったときは、ドラマティックな気持ちになりました。この曲自体、MVはウクライナの大変な状況を映し出したものなので、涙が出ないように我慢して歌っていたんです。でも、SUGIZOさんと作った新しい曲「ONLY LOVE,PEACE & LOVE」を演ったときは、音楽からすごくいいパワーを感じながら歌いました。
――いまサーシャさんがおっしゃった2曲は、アンコールのコラボステージでパフォーマンスした楽曲ですが。最初からステージで共演しようという計画はあったんですか?
SUGIZO:そうですね。でも、あれはアンコールというイメージではないんですよ。1部がMaZDAのサイケデリックトランス・プロジェクトであるUNI。2部がKAZKA、3部がSUGIZO、4部がみんなのでのセッションという構成なんですよ、僕のなかでは。だから、今回は僕のソロというよりも、結果的にはイベントみたいになっちゃいましたね。
――SUGIZOさんプロデュースによる4部構成のイベントという解釈ですね。
SUGIZO:それで、4部のセッションで僕がKAZKAと一緒に演るとき、どの曲を演ろうか相談したら「なんでもいいですよ。好きな曲を選んで下さい」ということだったので、いまやるなら「I AM NOT OK」だと思って。この曲を僕のバンドも含めてセッションしたんです。「ONLY LOVE、PEACE & LOVE」は、日本にいる僕がウクライナにいる彼とやりとりをして、この3週間ぐらいで作った曲なんですよ。20年前にあった僕の曲を再利用して。1回その曲を解体して、再構築したものに彼ら流の新しいメロディー、新しいリリックをつけてもらい、ウクライナの伝統的音色もふんだんに入れてもらいました。そうやって共作をして、新曲として生まれ変わったものです。せっかくなので、いつかこの先リリースもできたらいいなと思っているんですけどね。
戦争が終わった暁には、僕はウクライナにまた行ってコンサートをやりたい。そのときも、KAZKAは一緒にやってほしいですね。(SUGIZO)
――では、共演を終えた後、KAZKAは今後どんな活動をしていく予定ですか?
サーシャ:私たちはここからヘルシンキに行ったりロスに行ったり、まだまだコンサートで世界中を回るので、ウクライナには帰れないんです。ウクライナに帰ってからは、ウクライナの軍隊のためのコンサートもあるんです。
SUGIZO:慰問のコンサートもやってるんですね?
サーシャ:そうです。軍のみんながアガる音楽をギフトすることも、私たちには欠かせない音楽活動なので。あと、これは今回日本でいろんな人と接してみて思ったんですけど。ウクライナ人は働き者で、朝から夜までずっと仕事をしているんですね。でも、日本人には負けました(一同笑)。こんなに仕事をしているとは思いませんでした。
SUGIZO:はははっ。日本人は仕事しますからね~(微笑)。
サーシャ:あと、日本人はマナーがよくて、(日本語で)マジメ!
SUGIZO:うん。礼儀正しいの。
――SUGIZOさんはKAZKAとの共演を、どんな風に発展させていきたいと考えていますか?
SUGIZO:まず、共作した新曲を作品にして形に残したいです。一緒にMVを作りたいし。
サーシャ:Today!?
SUGIZO:Todayじゃないよ(笑)。後々ね。戦争が終わった暁には、僕はウクライナにまた行ってコンサートをやりたい。過去に2回キーウにはJUNO REACTORで行ってるので、またキーウでライブをやりたいですね。そのときも、KAZKAは一緒にやってほしいですね。もしくは、KAZKAのショーのオープニングアクトとかやらせてもらうとかね。
サーシャ:私たちにとって大事な人なので、いらしたときはすべてサポートします!
SUGIZO:ありがとうございます! あと、KAZKAにとっては、今回のライブが日本だけではなく、アジアでの音楽活動につながる第一歩になればいいなと僕は思っています。
サーシャ:私は日本語は分からないけど、日本のアニメが好きなので、日本のアニメのOPテーマ曲を作りたいという夢があります。
SUGIZO:いいですね。Chloeも日本のアニメが大好きで、アニメのテーマソングを歌うのが夢だから、そこも気が合うね。というように、えたい夢はまだまだあります。
――では、今後のSUGIZOさんの活動について教えてもらえますか?
SUGIZO:まずSHAG主催イベントを8月11日に開催します。インストバンドのSPECIAL OTHERSとの対バンを始め、いろんな出演者がいまして。基本的には即興音楽で、ジャズをベースにしたパーティーなので、ぜひみなさんに注目してもらいたいですし、いらしてもらいたい。これが終わったあとは、自分のソロとしては9月2日、苫小牧で開催される『TOMAKOMAI MIRAI FEST 2023』に出演します。9月8日には金沢で立川直樹氏プロデュースのもと、僕のジャズロック・バンドSHAGにあのカルメン・マキさんをフィーチャーするライヴが! 翌日9月10日は同会場でモジュラーシンセ界のアジティターHATAKEN氏と僕のデュオに、シンセ界の頂点である松武秀樹氏のユニットLogic Systemをフィーチャーしたライヴをやります。9月17日には名古屋のジャズフェス『メイカーズピア ジャズフェスタ NAGOYA2023にSHAGとして出演します。非常に光栄なことです!10月からはLUNA SEAで『DUAL ARENA TOUR 2023』というウチらの90年代の代表作『MOTHE』と『STYLE』、2枚のアルバムをリプライズするアリーナツアーを並走させてやります。そして、THE LAST ROCKSTARSも年内に必ずリリースをしなきゃいけないので、大忙しです。
――SUGIZOさん、会うたびに忙しさが更新されていませんか?
SUGIZO:ねーっ。楽チンな生活をしたいです(苦笑)。でもKAZKAとの共作は、正式に形にしたいと僕は思っています。

取材・文=東條祥恵 Photo by Keiko Tanabe

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着