チバユウスケ、愛するレコードやバン
ドTシャツが掲載された書籍発売 ア
ベフトシとのエピソードも

ロックバンド・The Birthdayのチバユウスケが、自身のレコード・コレクションとともに音楽のルーツを語る著書『EVE OF DESTRUCTION』(読み:イヴ・オブ・デストラクション)を発売する。現在活動しているThe Birthdayのほかにも、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTROSSOMIDNIGHT BANKROBBERSTHE GOLDEN WET FINGERSといったロック・バンドで活躍してきた日本屈指のロック・ボーカリスト=チバユウスケ。自身の音楽人生において欠かすことのできない重要なレコードの数々を紹介。貴重なアナログ・レコード・コレクションの写真と共に、自身の言葉で“音楽愛”を掘り下げていく。
7インチ・レコードのジャケットと同じサイズの判型の160ページの中に、250枚を超える貴重なレコードの写真の数々を凝縮。ジョニー・サンダースやストレイ・キャッツ、ザ・ルースターズ、ドクター・フィールグッド、フェイセズ、ニック・ケイヴ、マイ・ブラッディ・バレンタイン、スペシャルズ、ザ・クランプス、ザ・スミスなど、チバさんが10代の頃に出会いロックにのめり込むきっかけになったレコードから、「今聴いてもブッ飛ぶ」と語る名盤、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTで活動を共にした盟友・アベフトシさん(2009年逝去)に教えてもらったというアーティストのレコードまで、12のジャンルに分けて掲載。また、作品との出会いを振り返った貴重なエピソードも見逃せないポイント。
さらに巻末には、レコード同様にチバさんが集めてきたバンドTシャツのコレクションの一部も特別に掲載。レコードからTシャツまで、チバの一貫した音楽愛を感じ取れる1冊となっている。
本書より抜粋
ザ・ルースターズとザ・モッズ。初めて聴いた時は、言葉では説明できないくらいシビれた。ひょっとしたら自分が“バンドをやりたい”と思うきっかけのひとつになっているかもしれない。だからこそ根源的なところで、とても大切な存在だよ。
───本書「ROOTS」より
ミッシェル・ガン・エレファントっていうバンド名は、ダムドの3rdアルバム『Machine Gun Etiquette』が元になっている。昔はレンタル・レコード屋っていうのがあって、そこにパンク・コーナーがあってさ、いろんなバンドの作品を見つけては聴いていた。そんなある日、ジャムやクラッシュと一緒に借りたレコードの中にダムドもあったんだ。
───本書「PUNK」より
モノクローム・セットやザ・スミスにもロカビリーの要素を感じる。ジョニー・マーもグレッチのギターを使っていたし。80年代に活躍したニューウェーブ・バンドを聴くと、その根底にロカビリーの要素を持っている連中が結構いるんだよね。モノクローム・セットの「The Monochrome Set」は、曲の中盤で突然転調したりして、聴いた時に“狂ってる”と思った。でも独特でカッコいいんだよね。
───本書「BRITISH」より

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