The Monochrome Set
2373 views
0
フォロワー
The Monochrome Setザ・モノクローム・セット
ビートルズの昔から俗に「アート・スクール系」ロックの系譜というものが連綿と繋がっているわけだが、パンク期のロンドンを代表するその系統のバンドのひとつがモノクローム・セットである。インドの名家出身と言われるビド(vo&g)、カナダ出身のレスター・スクエア(g)を中心メンバーとし、創設間もない<ラフ・トレード>から79年にシングル「アルファヴィル/ヒーズ・フランク」でデビュー。アート・パンクとでも言うべき会心のシングルを数枚放った後にヴァージン傘下の<ディン・ディスク>に移籍。80年の1stアルバム『ストレンジ・ブティック』は、レスターのギターに顕著なニューウェイヴ特有のぺらぺらな質感、仄かなエキゾチシズム、冷めた衝動を秘めたパンクの残り香などを封じ込め、飄々と粋なポップ・ソングを連発させた傑作である(当時はステージで映すフィルム担当のメンバーもいた)。
その後はレーベルの移籍を繰り返し、<チェリー・レッド>からの3rd『イリジブル・バチェラーズ』(82年)では現在のインディー・ギターポップの原型とも言えるシンプルなバンド・サウンドを、<ブランコ・イ・ネグロ>からの『ロスト・ウィークエンド』(85年)ではギタリストの交替がありながらもキーボードのメンバーも加えてかつてないゴージャスな作りの「ネオ・アコ」サウンドを聴かせた。結局商業的には成功を収められず直後には解散してしまうのだが、ビドのソロ活動やウッド・ビー・グッズのバックを務めたあと、日本での「ネオ・アコ」再評価ブームに乗って再結成、来日も果たした。なお、デビュー前のモリッシーがファンだったという逸話も残っている。 (高取マサシ)
その後はレーベルの移籍を繰り返し、<チェリー・レッド>からの3rd『イリジブル・バチェラーズ』(82年)では現在のインディー・ギターポップの原型とも言えるシンプルなバンド・サウンドを、<ブランコ・イ・ネグロ>からの『ロスト・ウィークエンド』(85年)ではギタリストの交替がありながらもキーボードのメンバーも加えてかつてないゴージャスな作りの「ネオ・アコ」サウンドを聴かせた。結局商業的には成功を収められず直後には解散してしまうのだが、ビドのソロ活動やウッド・ビー・グッズのバックを務めたあと、日本での「ネオ・アコ」再評価ブームに乗って再結成、来日も果たした。なお、デビュー前のモリッシーがファンだったという逸話も残っている。 (高取マサシ)
The Monochrome Setのニュース
- SPICE2022年08月15日
The Monochrome Setの連載コラム
- OKMusic編集部2021年09月10日
曲・アルバム
Volume, Contrast, Brilliance: Unreleased & Rare, Vol. 2 (Demos 1978 - 1991)
2016年03月25日リリース
アルバム・5曲- 1 Cilla Black (1983 Version)
- 2 The Greatest Performance Artist in the World (1983 Version)
- 3 I Want Your Skin (1989 Version)
- 4 I Wanna Be Your Man (1978 Version)
- 5 Stories From the Book of Love (1986 Version)
Volume, Contrast, Brilliance: Unreleased & Rare, Vol. 2 (Demos 1978 - 1991)
Jack
2015年11月13日リリース
アルバム・10曲- 1 Killing Dave
- 2 Big Wheel
- 3 Black Are the Flowers
- 4 Blood Act
- 5 Jane
- 6 Cerebella
- 7 Yo Mo Fo
- 8 Jack
- 9 Sweet Death
- 10 Ground Zero
Jack
Spaces Everywhere
Spaces Everywhere
Spaces Everywhere
2015年03月13日リリース
アルバム・10曲- 1 Iceman
- 2 Avenue
- 3 Spaces Everywhere
- 4 In a Little Village
- 5 The Scream
- 6 When I Get To Hollywood
- 7 Oh, You're Such a Star
- 8 Rain Check
- 9 The Z Train
- 10 Fantasy Creatures
Spaces Everywhere