【B.O.L.T インタビュー】
料理にまつわる言葉と
恋心を絡めている歌詞に
すごく感動した
B.O.L.Tの新しい一面を
感じてもらえるシングルになった
MVも面白いものになっていますね。
青山
はい。私はチョコレートです(笑)。歌が始まる前、調味料になっている4人の演技シーンがあるんですけど、実際にチョコレートになったことがないから、“チョコレートの気持ちって分かんないな”っていうところから始まりました(笑)。“背中が痒いけど手が生えていないから掻けない!”っていう台詞があって、どう表現したらいいのかを自分なりに考えて頑張って演技をしたので、その最初の部分も楽しく観てもらえたら嬉しいです。
白浜
私はホイップを担当しています。ちょっと不思議ちゃんキャラで、なのちゃんが困ってるのに笑って“無理無理無理!”と言ったりしていて。私もよく笑うのでキャラに合っている気がします(笑)。顔はめパネルを使って撮影したんですけど、顔だけの演技なのでいつも以上にオーバーアクションで頑張りました!
高井
私はケチャップなので、真っ赤で派手な衣装を着ています。スカートのシルエットが可愛らしい衣装で、全力でケチャップを演じました(笑)。台詞のある演技のシーンから始まりますけどダンスシーンも多いので、演技を頑張っている新鮮な私たちも、ライヴではっちゃけているいつもの私たちも、どっちも観ることができるMVになりました。
振り付けは「Don't Blink」でも担当された竹中夏海さんなんですよね。
内藤
はい。サビの《溢れ出す だす DANCE》の部分では振り付けもあふれ出す感じを表してくれたり、サビ終わりに指でも体でも“F”を作る決めポーズがあったり、素敵な振り付けをしてくださいました。料理の仕草を絡めながらもお洒落にカッコ良くダンスを作ってくださったので、一見すると気づかないくらいナチュラルだから、それが料理の仕草だと気づかないかも。あっ、私はマスタードです(笑)。演技も振り付けも含めて、いい意味で一回観ただけでは理解できないMVになったと思うので、ぜひ何回も観てください!
カップリング曲の「Reborn」についても聞かせてください。
青山
ゆったりした曲調で、最初に聴いた時に“歌詞に共感できる部分が多いなぁ”と思いました。《巡り巡る未来に繋がると信じて》というフレーズは、私も“きっといいことがある。たくさんの方に知ってもらえるように歌おう”と考えて活動しているので特に共感しました。
白浜
私もすごくいい歌詞だなって最初に聴いた時に思いました。その《巡り巡る未来に繋がると信じて》に続くフレーズが最初は《歌い続けていくから》なんですけど、最後は《歌い続けると誓った》に変わっていて、より強い気持ちになっていると思ったので、レコーディングでも歌詞に合わせて感情を表現しました。
高井
あやちゃんが言ってくれたように、同じメロディーでも最初と最後では歌詞が違っていてストーリー性があるから、自分たちの歌声からもそのストーリーを感じてもらえたらいいなって思いました。メッセージ性の強い歌詞ですけど、音的にはそれほど暗くないというか、サビではキラキラしている感じだったりするので、“重すぎず、軽すぎず”ということにも気をつけて歌っています。
内藤
ハモりに関してですけど、これまでは主旋律を歌う人は感情を入れて、ハモりはどちらかと言うと感情を抑えて機械的に歌うことが多いんです。でも、この曲の仮歌を聴いた時、ハモりでも感情的に歌っているのが印象的だったから、ハモりも抑揚をつけたり、感情を入れて歌いました。それがいい感じに出ているんじゃないかなって。
高井
「More Fantastic」とはまたタイプの違う曲なので、この2曲でB.O.L.Tの新しい一面を感じてもらえるシングルになったと思います。
2021年は高井さんは11月20日に20歳になって、内藤さんは12月23日に21歳に。それぞれ20歳と21歳の抱負を聞かせてください。
高井
いつも自分の誕生日がくると“もうすぐ一年が終わるんだな”っていう気持ちになります(笑)。10代はあっと言う間に感じた年もあれば、長く感じた年もあったんですけど、19歳は“秒”でしたね(笑)。B.O.L.Tとしてもシングルやアルバムなど、たくさんリリースすることができましたし、2020年はコロナの影響でライヴやイベントがあまりできなかったんですけど、2021年はファンの方に会える機会が増えたりして、本当に充実していました。なので、20歳の一年間は19歳の時よりももっと充実した年にしたいです。B.O.L.Tのメンバーとしても、ひとりの人間としても大きくなりたいと思っています。
内藤
私もすごく充実した一年になったと思います。スタプラ(スターダストプラネット所属のアイドルによるイベント『スタプラアイドルフェスティバル』)で、事務所の先輩で初めてお話できた方もいて、改めて尊敬できるところを近くで観させていただいたりしたのもいい刺激になりました。21歳になったらそういう素敵な先輩方に一歩近づけるように頑張りたいと思っています。
白浜さんと青山さんは春に中学生になりましたし、いろんな成長や変化があった一年だったんじゃないかと思いますが。
白浜
はい。デビューした時は何も分からない状態で、できないことがいっぱいあって悔しい想いをたくさんしました。でも、2021年は…特に中学生になってからは、それまでできなかったことができるようになったりすることが多くて、歌の表現とかも“これ、できたね!”ってなのちゃんと喜び合ったりしています。ヴォイストレーニングの先生に褒められたりすることも増えたので、成長できてるのかなって。
青山
小学生の時はできないことがあっても“小学生だから”というところがあったんですけど、中学生になってからはそういう言い訳ができないですし、失敗しないようにもっともっと練習するようになりました。中学生になってからは時間の流れも早く感じていて、気が早いんですけど、“もうすぐ2年生になっちゃうんだ!”って(笑)。2022年も少しずつでもいいので、成長できたらいいなと思っています。
2022年もB.O.L.Tの成長と新しいチャレンジを楽しみにしています。
全員
ありがとうございます!
取材:田中隆信