60年続いた「週刊新潮」最後の中吊り
五木寛之、北方謙三らが思い出語る

9月30日発売の「週刊新潮」は60年余り続いた中吊り広告が掲出される最後の号となる。そこで9月30日発売の週刊新潮10月7日号では、本誌で連載中の五木寛之、北方謙三、古市憲寿に「中吊り広告」に関する思いを込めた特別エッセイを寄稿。また、カラーグラビアでは過去に週刊新潮で掲出した中吊り広告を「『中吊り広告』のある風景」と題して一覧で特集している。

昭和31年(1956年)に創刊された週刊新潮の中吊り広告がいつから始まったのか、新潮社の社内に正確な記録は残っていない。しかし、遅くとも昭和35年(1960年)には掲出されていることが確認できており、60年余りの間、電車の通勤、通学客にとって、車内の日常の風景として中吊り広告は存在し続けた。

しかし、昭和から平成、そして令和に至り、ライフスタイルの変化、スマートフォンの普及、ホーム上のキオスクなど駅構内の売店の減少などで、乗客らが電車内で広告を見て、すぐに雑誌を買うという購買効果が薄れてきた。

そこで「週刊新潮」は9月末に中吊り広告を終了し、その原資を週刊新潮の誌面作りやデジタル戦略、本誌ニュースサイトである「デイリー新潮」への記事の供給を質量ともにより充実させるための取材増強などに活用していく。

■書籍データ
【タイトル】「週刊新潮」10月7号
【発売日】2021年9月30日
【本体定価】440円(税込)
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/

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佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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