TEAM SHACHI、初の無観客ライブ。新
しい物語のはじまり
Photography_Kenichi Sasamori
Intewview & Text_Sucao Ikeda
この日はまさに彼女たちが常に標榜してきた「super tough strong energy positive exciting soul」を終始実践。一夜ならではの編成や試み、機会だからこその演出も手伝い、新しい異空間が幾つも見受けられた。そして何よりもこれからも共に新たに歩んでゆくタフ民との、そのステージからの決意や気概、はたまた画面やコメント越しの力強い絆や信頼関係の新たなる誓いや結び直しも実感できたのも印象深い。
この日のバンドはTatsuya (Dr : Crossfaith)、masasucks (G : FULLSCRATCH/the HIATUS/RADIOTS/J BAND)、MIYA(B.)によるラウド面も長けた布陣。おなじみの女性6管「ブラス民」も加え、総勢9名+ゲストも交え、メリハリやコントラスト、ストーリーをもしっかりと堪能させてくれた。
バックヤードのTEAM SHACHIの秋本帆華、咲良菜緒、坂本遥奈、大黒柚姫に加えバンドメンバー、ホーン隊を交えた円陣と気合入れの場面を映し出された。放つ、いつもながらの自身のキャッチフレーズたちがことさらみなを鼓舞する。場面はデパーチャー映像へ。視聴者をこれからの海底遊泳へと想いを馳せさせる。
絶対にまちがいない。はぐれないでね
次曲「DREAMER」が
もっともっと輝きだそう、夢を夢で終わらせない
ライヴはバンキッシュなゾーンへ。スカバンク性も映える「ROSE FIGHTERS」が軽快に場内を駆け回らせ、ギターソロを経て歌い騒げ踊れと「わたしフィーバー」が、そしてうって変わりミディアムながら力強い「You!」の際には
君は君のままで大丈夫。そのまま進んで行こうよ
この日は幾つものサプライズも用意されていた。まずは大黒がグランドピアノへ。そこでの「カラカラ」の彼女によるピアノ初披露が我々を驚かす。同曲ではそのまま歌い出し、ピアノのみの演奏に3人の歌声がしっとりと切なさ溢れるユニゾンを響かせた。また「シャンプーハット」では優雅なストリングスも同期。マッピングやシャボン玉、優雅に泳ぐシャチの映像とも幻想的に融合し、この機会ならではの試みを見た。
TEAM SHACHI、初の無観客ライブ。新しい物語のはじまりはミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。
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ミーティア
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