秦 基博2年振りアコースティックライ
ブでサプライズ発表

今年は全国13会場17公演のツアー形式で開催される。「GREEN MIND」(グリーン・マインド)とは、2008年5月4日に神奈川県民ホールにて第一回目が行われて以降、形を変えながら毎年5月“みどりの日”を中心に開催されている自身の自主企画によるアコースティック・ライブである。
2009年は全編弾き語りで、全国21ヶ所にわたるツアーを展開。2010年は、札幌・長崎・奈良・山梨の4ヶ所にて全会場“野外”での開催、2011年は口蹄疫、火山の噴火、鳥インフルエンザなど、厄災との苦闘が続いていた故郷宮崎県を力づけようと、宮崎一ヶ所での開催となった。また、この年はデビュー5周年を締め括るべく、福島いわき市と東京・日本武道館にて“GREEN MIND”を掲げての弾き語りライブを行い、“GREEN MIND”としては初のダブル開催となった。そして2012年は、ワンマンライブは初となる島根・滋賀・沖縄・茨城の4県での開催に加え、世界遺産にも登録された岩手県・平泉にて「GREEN MIND 2012 in 岩手×第19回世界遺産劇場・特別記念公演―平泉―」としても開催された。2013年はアルバム・リリースを受けた全国ツアー「Signed POP TOUR」開催のため「GREEN MIND」を休止していたが、今年約2年振りに全国ツアー形式で開催される事となった。
4月23日(水)にリリースされた、ニュー・シングル「ダイアローグ・モノローグ」の初回生産限定盤には、「GREEN MIND」のヒストリーを“弾き語り”から多彩な“バンド・セッション”まで、年代順に7会場分(横浜・淡路・河口湖・宮崎・東京・茨城・平泉)のライブで辿る、映像版“BEST OF GREEN MIND”とも言うべき特典DVD が付属されているので是非チェックして欲しい。

ツアー初日となったフェスティバルホール公演は、スタートこそ初日ならではの緊張感あるステ-ジとなったが、秦本人から「『GREEN MIND 2014』へようこそ!2年ぶりのアコースティック・ライブ「GREEN MIND」のツアーが、ここ大阪フェスティバルホールから始まるという事で、本当に有難うございます!“アコーステック”という事で、ゆったり、のんびりと楽しんでいただけたらと思います」というMCとともに、会場の緊張感もすぐに解けていった。
秦 基博の原点とも言える“弾き語り”あり、サポートメンバーに鹿島達也(Bass)、朝倉真司(Percussion)、皆川真人(Piano)を迎えたアコースティック・スタイルでの“バンド・セッション”ありの緩急ある「静」と「動」のステージに、時にはゆったりと、時には身体を揺らしながら、オーディエンス達と心地良い音楽空間を共有した。又、本ツアーでは、リリースされたばかりの最新シングル「ダイアローグ・モノローグ」も披露された。この曲は主人公が昔の自分と対話をし、過去を振り返るだけではなく、現在と向き合い、未来へ踏み出していこうとする姿が描かれた、
秦 基博流のメッセージソング。ツアー直前にリリースされたニュー・シングルという事で、本ツアーで初披露となった、シングルのカップリング曲「五月の天の河」とともに<一緒に何かを共有する、そんな時間を大切にしたい>という気持ちも込めて制作された、「GREEN MIND 2014」ツアーへの招待状のような楽曲であり、ライブでの初披露に会場のオーディエンスもその想いを確かに受け取ったことだろう。さらに、本ツアーでは秦 基博からのサプライズも。今夏に劇場公開される、3DCG映画「STAND BY ME ドラえもん」主題歌に起用された新曲(8月6日発売のニュー・シングル)のタイトルが、「ドラえもんって、小さな頃から僕らの中にずっと居るじゃないですか。そんなドラえもんのストーリーとも共通する、僕らの身近にある、いつもそばに居てくれる人の大切さやというものをテーマにこの曲を書きました。」というMCとともにステージ上で本人から発表された。(カメラマン/宮家秀明)

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