Rei

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【Rei インタビュー】
新たな決意表明となった一枚

Reiのデイスコグラフィーにおいて7作目のリリースとなるミニアルバム『SEVEN』は、そのタイトル通り7曲入り。そこで彼女は卓越したギターテクを持つシンガーソングライターとして、七変化と言える曲作りに取り組んでいる。

パワフルで芯の通った
作品にしたいと思った

もちろん一曲一曲がそれぞれに聴き応えあるものになったと思うのですが、作品全体のコンセプトを知ってから聴くと、さらに愛着が沸く一枚になりました。今回の“7”というコンセプトは、どんなところからの思い付きだったのですか?

7作目のCDというところから始まりました。これまでリリースしてきたミニアルバムはどれも7曲入りなので、今回も7曲にしようというところから、週7で毎日聴いてもらえるようにとか、曲が七変化であることによって、その日の気分で聴く曲を変えられるとか、音楽的にも7thコードを重要なモチーフに曲を作ろうとか、そういういろいろな意味が積み重なっていったんです。

七変化とおっしゃったように“7”という数字にはいろいろな意味があるじゃないですか。だから、ひょっとしたら昔から“7”という数字に神秘性を感じていて、7枚目の作品を作る時は“SEVEN”というタイトルにしようと考えていたのかなと想像もしたのですが、そうではないわけですね(笑)。

ではないですね(笑)。ただ、“昔から”という意味で言うと、7thコードは自分が一番好きなコードだったので、今回いろいろな点と点がつながった時、7thコードはひとつ重要な要素になるとは思いました。

今作の曲を作るにあたっては7thコードを意識的に使ったのですか?

曲のポイントとなる場面になると自然と使っていました。だから、意識的に使ったわけではないんですけど、7thコードは自分には必要不可欠なんだと思います。

7thコードのどんなところがお好きなんですか?

自分が影響を受けたブルーズやロックの中で重要なコードですし、7thってコードの中でもアカレンジャーじゃないというか…コードを擬人化したらですけど、キレンジャーみたいな(笑)。物事をちょっと斜めから見ているというイメージがあって、そういうアンチテーゼ的なコードでもあるのかなって思うんです。

7thコードを使うと曲が王道で終わらずにひねりが加わるみたいな?

そんな感じはあると思います。憂いも含め、ひと筋縄ではいかない響きがあるんですよ。

ところで、前作『REI』(2018年11月発表)のタイトルには“RAY=ひと筋の光線”というもうひとつの意味を見出していて、いかにもReiさんらしいと思ったのですが、今回も“SEVEN”というタイトルの中に“EVE=前夜”という言葉が隠れていると考えたところが面白いと思いました。しかも、Reiさんはその“前夜”を“革命前夜”ととらえているそうですね。

何かが起こる直前って緊張感が高まりますよね。ライヴ前に袖でスタンバイしている時もそういう感覚があるんですけど、私にとってはすごく刹那的で、尊い瞬間なんです。今回の『SEVEN』はそういう新しい挑戦をしたいと思っている人や、だけど勇気が出ない人の背中を押せるような、パワフルで芯の通った作品にしたいと思っていました。それは同時に自分自身も革命というか、ハプニングにも動じず、“積極的に行動するぞ!”という決意の表明でもあるんです。

新しいことに挑戦して、そこで戦うというのは、Reiさんにとってもはやライフワークですよね。今回もソングライターとして、歌詞や曲にさまざまなテーマを持った曲作りに取り組んでいますが、その中で新しいことにも挑戦していますし。

いろいろやっていますね。例えば、今年の夏にスペインのジャズフェスティバルに参加させてもらったんですけど、そこでフラメンコを生で観る機会があって。ダンサーの方が踊りながらやる足踏みや手拍子そのものが音楽になっているところがすごく興味深くて。ダンスがテーマになっている「DANCE DANCE」という曲はスペインに行く前にレコーディングしてあって、入れる予定はなかったんですけど、スペインから帰国後、そこに足踏みと手拍子を加えたら音を聴いただけでも映像が見えるような効果を出せるんじゃないかと思い立ちました。タップダンサーの方に来ていただいて、ドラム代わりにタップを加えてもらったんです。そこにギターとベース両方の役割を持ったギター、そして歌があるという編成的にも新鮮な曲になりましたね。

とてもユニークな曲だと思います。

それと、「Bon Appetite!」ではアップルパイのレシピをもとにしながら、そこに女の子の恋心を交えた歌詞を書いてみました。

それがアンセミックで勇壮さもある曲になったところが面白いなと。“Bon Appetite!”というタイトルで、女の子の恋心を歌ったらもっとポップな曲になりそうじゃないですか(笑)。

ギャップ萌えを狙いました(笑)。この曲調にシリアスな歌詞を乗せたら普通すぎて面白くないと思ったんです。
Rei
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OKMusic編集部

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