アルバム「LOVE」がオリコン週間合算
アルバムランキング2位! 俳優、ミュ
ージシャン、そして映画監督…菅田将
暉という才能が光輝いた夜
7月10日、『LOVE』が発売となったこの日、初回生産限定盤に収録された、自身が初めて監督を務めるショートフィルム『クローバー』の特別上映会とトークショーが開催された。このショートフィルムは、今回のアルバムの収録曲の1つである「クローバー」を主題歌にした作品。イベントには同曲の作詞作曲を担当した石崎ひゅーいと、監督補佐を務めたdutch_tokyoこと山田健人も登場。俳優でありながら、音楽アーティスト、更には映画監督とその才能が留まるところを知らない菅田将暉という男の魅力。その一端を垣間見たこのイベントを振り返る。
Photography_Yuki Kawamoto
Text_Sota Nagashima
イベント当日、会場のTOHOシネマズ 六本木ヒルズは、チケットの抽選に当選した幸運なファンたちによる期待でいっぱいだった。司会の挨拶とともに、まずは菅田将暉“監督”によるショートフィルム「クローバー」の上映からイベントは始まる。上映時間約50分に及ぶオリジナルストーリー。サラリーマンであるヨリトモ(仲野太賀)は、仲の良い男友達たちと自宅で騒ぎながら飲み明かす夜もあれば、特に予定もない1人の休日を楽しむ日もある。そんなごく普通の20代の男が、身の回りの些細なことに日々を彩られていく様子を温かい眼差しで描いている。筆者である私も年齢の近い20代であるが故か、どこか他人事でないような気持ちで本作を観終えた。言葉を選ばなければ、このクオリティは、人気俳優が遊びで作った映像作品のそれではない。特典映像だけにするには勿体ないぐらいの素晴らしい“映画”であった。
ショートフィルム上映後に待っていた嬉
しいサプライズ
「菅田君って何でもない普通の日常を、
宝物みたいなものにする天才」
映画監督・菅田将暉の制作秘話
そして話は主演の仲野太賀になる。菅田は「太賀は役者として、一番好きな同世代で、作品観る度にこいつすげぇなぁって思うんですけど。その太賀から台詞を奪い、動きを奪うと映画はこういう雰囲気になるんだなってのが役者としては楽しかった。多分何かに集中している人の横顔が好きなんですよね。太賀の日々の良いところを撮れた気が、勝手にしています。今“何もしない太賀”を観たいなと思ったんですよね」と監督である前に、役者である菅田らしい視点を語った。
生演奏でも魅せた、その表現力
そして、最後に菅田から「一つ大事な思い出が出来ましたし、それを観てもらえてすごく嬉しいです。そして、ひゅーいくんの作ってくれた言葉の通り、今日だけじゃなく僕らのこういう色んな日々の活動が誰かの愛に変わりますようにと作りました。そうなっていると嬉しいです。今日はありがとうございました」と感謝の意を述べられてイベントは終演。俳優、ミュージシャン、映像監督…。どれをとっても特異な魅力を持った表現者、菅田将暉の凄さを目の当たりにするスペシャルな夜となった。
作品情報
2019.07.10
『LOVE』
ESCL-5252 ¥3,200(通常盤)
ESCL-5250 ¥3,900(初回生産限定盤)
[収録曲]
01. まちがいさがし
02. クローバー
03. ロングホープ・フィリア
04. 7.1oz
05. ドラス
06. つもる話
07. キスだけで feat. あいみょん
08. りびんぐでっど
09. TONE BENDER LOVE
10. あいつとその子
11. ベイビィ
【DVD】※初回生産限定盤のみ付属
菅田将暉 初監督作品Short Film 『クローバー』
出演:仲野太賀、永嶋柊吾、石崎ひゅーい、菅田将暉
監督・企画プロデュース:菅田将暉
監督補佐:山田健人
衣装:伊賀大介
主題歌:菅田将暉「クローバー」(作詞・作曲 石崎ひゅーい)
菅田将暉
オフィシャルサイト
アルバム「LOVE」がオリコン週間合算アルバムランキング2位! 俳優、ミュージシャン、そして映画監督…菅田将暉という才能が光輝いた夜はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。
ミーティア
「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。