メガデスのキコ&ダーク、人生と幸せ
について対談。ダークがいつもハッピ
ーな理由を明かす

メガデスのギタリスト、キコ・ルーレイロが、バンド・メイトのダーク・ヴェルビューレン(Ds)と、人生や幸せをテーマに語り合う映像を公開した。
この中で、ルーレイロから「ダークはいつもハッピーだ。ツアーは楽しいが、タフでもある。でも、ダークはいつも微笑んでいてハッピーだ」と、その秘訣を問われたヴェルビューレンはこう答えた。「僕は、カソリックと共に育ったけど、信心深い人間ってわけじゃない。両親はそうだったけど、僕は12か13歳のとき遠ざかるようになった。でも、どうやって生きるか…、ハッピーでいることを選ぶのは、そうだな…、僕にとっては多分、自分の哲学なんだと思う」

「物事は起きるってわかっていれば…、それを避けようとするんじゃなく…、例えば嫌な朝とか、僕らの場合だったら最悪の公演なんかは、自分の調子に関係なく起こり得る。問題っていうのは起きるんだよ。だから、それにどう反応するのかが大事だ。どう受け入れ、どう対処するかだ。それは完全に僕次第だ。“彼がああ言ったから、あれがあったから僕はムカついてる”って言うこともできる。僕にもそういうときはある。それでフツーだ。でも、どう反応するかは選べるんだよ。“こんなことで自分の時間を台無しにされたくない。1日を無駄にしない”って意識して選ぶんだ。だって、大抵の問題は解決するからね。すぐかもしれないし、時間がかかるかもしれないけど。忍耐はいるけど、それをわかっていればいいんだ」

ヴェルビューレンは若いときからこう悟っていたわけではなく、朝の出だしが悪く1日中嫌な気分だったり、怒りが怒りを呼ぶこともあったが、ある時点で、こういったリアクションは全て自分で選ぶことができると気づいたという。

「20歳のとき、死や人生に終わりがあるとはあまり考えない。でも、ある時点でいつか終わりが来るって実感し始める。僕の場合、母が死んだときだった。彼女はその前数年間、具合がよくなかった。それを体験し、僕は命には限りがあるって実感したんだ」
映像は、ナッシュビル(フランクリン)にあるスタジオで撮影された。メガデスのメンバーはここでニュー・アルバムの制作に取り掛かっている。

Ako Suzuki

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