【スキップカウズ】『気付けば結成2
0年!! 牛っ子の魂100まで』2009年1
2月6日 at Shibuya O-WEST

取材:土内 昇

ライヴというよりもパーティー? いや、お祭りだ。結成20周年記念ということで、笑いと涙と感動の濃厚なライヴ。アンサンブルに於ける引き出しの多さや、演奏力の高さで音楽的な玄人を唸らせ、イマヤス(Vo)の茶目っ気と毒気のあるキャラで観る者全てを惹き付けるステージは圧巻としか言えない。イマヤスが客席に降りてムツゴロウ氏ばりの愛情で次々と観客の頭を撫で回るスキンシップタイムや、某スルメ菓子が乱れ飛ぶ「スルメ男」など定番モノはもちろん、ビートパンク全盛の頃の「少年倶楽部のテーマ」などの懐かしい楽曲や新曲も披露され、20年の軌跡であり、ライヴバンドとしてエンターテインメントというものを堪能させてもらった。“いつになっても大御所になれない”と言っていたが、そんなものにはならなくていいから、彼らには20年前のまま、今のまま、これからも無邪気にバンドを楽しんでいてほしい。

セットリスト

  1. あすなろ
  2. 8F
  3. マッハ
  4. ゴミだった
  5. 最高の言葉
  6. カンペキ
  7. 犬の目
  8. 裏切りのうた
  9. もっと光を
  10. 赤い手
  11. 荒野の四人(新曲)
  12. 幸せな瞬間
  13. 予定(新曲)
  14. イエス
  15. クエスチョン
  16. だから行こう
  17. スルメ男
  18. ハイチーズ
  19. チャック全開
  20. キリトリセン
  21. タバコ
  22. 少年倶楽部のテーマ
  23. 喜びの日
  24. 背筋
スキップカウズ プロフィール

マス/コア問わずのすっごく良い曲を作るんだけど、どういうわけか(だいたい理由はわかるが……)ブレイクしないバンド——の代表選手、スキップカウズ。思春期的やるせなさを包み込んだグッと胸に響く歌詞、シンプルかつ説得力にみちたバンド・アンサンブルが魅力の秀逸ナンバーを数多く世に残している。例えば、デビュー・シングル「赤い手」。ニュー・ソウル風味のメロウ・グルーヴを歯切れ良いロック・サウンドで鳴らした紛れもない名曲だ。あと、ハードなロッキン・ナンバー「カンチガイだった…」なんて、タイトルだけで泣けてくるもん。この他にもいーーーっぱいある。なのになぜか人気が……。でも、ずっと応援します。スキップカウズ Official Website
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