L→R GOT’S(Ba)、KEIGO(Vo)、IWASAKI(Dr)、KOHSHI(Vo)、TAKE(Gu)

L→R GOT’S(Ba)、KEIGO(Vo)、IWASAKI(Dr)、KOHSHI(Vo)、TAKE(Gu)

【FLOW】“ライヴに帰りたい”という
のが俺らのモチベーション

現場で聴いてくれる人がいるから俺らの
存在意義がある

先行シングルであり、実質1曲目となる「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」はアルバムでも鍵になりました?

TAKE
MVを観て分かってもらえる通り、ボールがガンガン当たっても前に進むみたいな、止まらずに駆け抜けるイメージが最初からありましたね。スタートダッシュって意味でも、本編1曲目にこの曲があることは大きかったです。

ここから「PRIDE」まで、ノンストップで駆け抜けていきますよね。僕は「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」の《信じれば 救われると 言ってくれよ こんな時代でも》の歌詞が、“誰も言わないなら、俺たちが言ってやる!”って宣言に聴こえて。ツアーを経たことで明確に見えた伝えたい対象に向けて、“何があっても愛を伝えてやるんだ”と意思表示するイメージでした。

KOHSHI
まさにその通りで何も言うことないです(笑)。もう、そのまま載っけてください!
TAKE
その発言を“KOHSHI”で書いてください(笑)。

(笑)。KEIGOくん作詞の「Marionette」の《決して見落とさない 君のサイン All right そう一人じゃない》といった歌詞も、“大丈夫、俺たちがいるから”と仲間に手を差し伸べるようなやさしさと心強さがありますよね。

KEIGO
もちろんそれもあるし、10年目を終えて新しい一歩を踏み出す時、“僕はここにいるよ”って自分自身で言っていかないと気付いてもらえないし、このまま消えていってしまうなと思ったんです。

なんて寂しいことを(笑)。でも、そんな気持ちも隠すことなく、真正直に書いた歌詞だったのですね。

KEIGO
そうです。状況は違えど、そういう気持ちって、みんな一緒なんだろうなと思ったので。正直に書くことで、気持ちを共有してもらえれば良いなと思って書きました。

そして本編を締める「PRIDE」では、《共に立ち上がり 泣き笑い 支え合う仲間が PRIDE》と歌ってますが。歌を届けたい相手も、今まで以上にハッキリ見えている感じですか?

KOHSHI
見えてました。全国を回ると、みんなと一緒にライヴを作っている同士のような気がして。それが本当に誇りに思えて、ツアーを思い返しながら歌詞を書きました。

KOHSHIくんのたっぷり気持ちを込めた、語りに近いヴォーカルもダイレクトに胸に響きますよ。

TAKE
これも結構、ライヴをイメージした曲です。メロディーに歌詞を乗せるとフワッとしてしまうこともあるので、伝えたいことは直接語りかけようって。ライヴのラストで、ヴォーカルふたりがお客さんに直接語りかけてるイメージで作ったんです。デモの段階では、僕が適当な英語で語りを入れていて。
KOHSHI
デモを聴いた時、“えっ、スピーチ!?”って。“何を喋ればいいんだろう?”と思ったんですけど、ラップ調に韻を踏むことで照れも緩和しつつ。アルバム作業では、最後に書いた歌詞だったんで、言いたいことを全部書いて、最後に“PRIDE”ってワードが出てきた時は、自分でも今作の良い締めになったなと思いましたね。
TAKE
やっぱり現場で聴いてくれる人や楽しんでくれる人がいるからこそ、俺らの存在意義があると思えるし。そういう人たちこそが、俺らのPRIDEなんです。だからこそ“新しい作品を作って、あの場所に帰りたい”というのが俺らのモチベーションになってるし。曲と歌詞と演奏と全てがハマった、アルバムを締め括るのに相応しい曲になりましたね。

あと、支えてくれるファンやスタッフもですけど、メンバー5人が異様に仲が良いってのもFLOWの強みであり、PRIDEですよね。47都道府県回ってずっと一緒にいるのに、移動日まで一緒に観光しちゃって。

KOHSHI
確かに(笑)。“鳥取砂丘行こうぜ!”とか言って、みんなで記念写真撮っちゃって。
KEIGO
“ヤバイ、楽しい!”って(笑)。

DVD特典の『New Album「26 a Go Go!!!」完成記念全曲紹介という名の慰労会 in 箱根』も慰安旅行でしょ?

TAKE
そうそう。酒飲みながら、5人でアルバムのことを話すっていう記念映像です(笑)。良かったですよ、箱根。ひと部屋に5人で雑魚寝しましたからね。本当に修学旅行みたいで、“いつ枕投げ始まるのかな?”みたいな。
KOHSHI
でも、オッサンだから、すぐに寝るっていう(笑)。
KEIGO
ちょっとフザケてみたんだけど、だんだん応答がなくなってきて、起きてるほうが虚しくなっちゃって。

アハハ。仲良いなぁ! そして、4月からはアルバム『26 a Go Go!!!』を掲げての待望の全国ツアーが始まりますが。

IWASAKI
去年の半分くらいの本数ですけど、なかなか行けないところも行かせてもらえるので楽しみです。『FLOW THE MAX!!!』って武器があって、もっと強い武器を持って行くわけですから。反応がすごく楽しみですね。
TAKE
「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」とかライヴでもすごい盛り上がる曲なので、アニメで俺らを知った人もこの曲をきっかけにライヴに来てくれたら、絶対盛り上がれると思うんです。あんなギターリフで始まる曲って、今ないでしょ?(笑) あと、今作は若い子にもたくさん聴いてほしいと思っていて。俺らの勢いある音を10代~20代前半のエネルギッシュな若い子たちに聴いてもらって、ライヴで盛り上がってもらえたら、俺らもまた新しい扉が開ける気がするんで。俺らのライヴを観たことない若い子たちもぜひ、遊びに来てほしいです。
『26 a Go Go!!!』2014年03月26日発売Ki/oon Music
    • 【初回生産限定盤(DVD付)】
    • KSCL2886 ~87 3047円
    • 【通常盤】
    • KSCL-2888 2913円
FLOW プロフィール

フロウ:KOHSHI(Vo)、KEIGO(Vo)、TAKE(Gu)、GOT’S(Ba)、IWASAKI(Dr)の5人組ミクスチャーロックバンド。2003年1月に発表した海援隊の「贈る言葉」のカバーで注目を集め、シングル「ブラスター」でメジャーデビュー。疾走感あふれるエネルギッシュなバンドサウンドと思わず身体が弾み出すようなメロディーを武器に、全国でイベント出演やライヴを繰り広げる。『NARUTO -ナルト-』『交響詩篇エウレカセブン』『コードギアス』をはじめ、多くのアニメにも楽曲を提供し、06年以来、海外での活動にも精力的に取り組み、アジア、北米、南米、ヨーロッパなど、これまでに19カ国59公演を超えるライヴ実績を持ち、ライヴバンドとして国境を越えて音楽を届けている。22年にデビュー20周年突入イヤーを迎え、11月にORANGE RANGEとのコラボ楽曲「デイドリーム ビリーヴァー」を含むシングルをリリースする。23年7月にはアニメ提供楽曲だけで行うワンマンライヴ『FLOW 20th ANNIVERSARY SPECIAL LIVE 2023 ~アニメ縛りフェスティバル~』を幕張メッセ国際展⽰場で開催予定だ。FLOW オフィシャルHP

OKMusic編集部

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