BURNOUT SYNDROMESの関連情報

L→R 廣瀬拓哉(Dr&Cho)、熊谷和海(Gu&Vo)、石川大裕(Ba&Cho)

L→R 廣瀬拓哉(Dr&Cho)、熊谷和海(Gu&Vo)、石川大裕(Ba&Cho)

【BURNOUT SYNDROMES】飛翔する鳥に重ねた、自分の中の壁を越えたいという真っ直ぐな思い

ヒリヒリとしたロックを奏でる大阪の3人組、BURNOUT SYNDROMESがいよいよメジャーデビュー! 前作で“青春文學ロック”を打ち出した彼らがアニメの主題歌に挑んだシングル「FLY HIGH!!」について、作詞・作曲を手がけた熊谷和海(Vo&Gu)が語る。
取材:山口智男

結成から11年目を迎えた今年、いよいよメジャーデビューする現在の心境をまず聞かせてください。

メジャーデビューはひとつの目標ではあったんですけど、ゴールという感覚は全然なくて、むしろスタートなのかな。やってやるぞ!って気持ちです(笑)。より多くの人に聴いてもらえるところに立つわけだから、もっとシビアに自分の音楽を見つめながら作っていかなきゃいけないと思っています。

デビュー曲の「FLY HIGH!!」は高校バレーボールを題材にしたTVアニメ『ハイキュー!!セカンドシーズン』(第2クール)のオープニングテーマですね。

これまでも漫画とか映画とかを観て、そのイメージで曲を作るってことが多かったので、タイアップだからと緊張することもなく、原作の漫画を読んだ上で、今の自分に出せる全力を注ぎ込もうと思いました。『ハイキュー!!』は何度か読んだことはあったんですけど、今回、お話をいただいてから全巻読み直したんです。『ハイキュー!!』は青春のキラキラしていない部分…勝負する以上、勝ち負けがあるということも、負ける側の心情もちゃんと描いてるんです。そこがしっくりきて、どハマりしてしまったこともあって、楽しく書くことができました。自分がアニメを観る側として、主題歌はこういうのがいいなっていう曲が書けたと思ってたんですけど、それが今、放送されて、観ている方からTwitterなどで“いいよね”って言ってもらえているので嬉しいです。

でも、「FLY HIGH!!」の歌詞は『ハイキュー!!』の世界だけを歌っているわけではないですよね。

そうですね。ただ、作品にもしっかり被せていきたいとは思いました。烏野高校をはじめ、作品の中の学校名に鳥の名前が入っているので、鳥かな?っていうのがひとつと、試合の時の応援幕が“飛べ”の二文字なんです。そういうところでアニメにアプローチしながら、そこからまた別の世界観に広げていきたいと考え、鳥が飛んでいくというイメージで書きました。アニメのファンに“うんうん、そこね”と思ってもらった上で、曲だけでもしっかり成り立てばいいなと。この曲で僕らもメジャーデビューするわけですから、自分の中の壁をひとつ越えるという思いを、しっかり書きたかったんです。結果、そういうものがいい感じでひとつになりました。

自分の中の壁って?

ストレートな曲を書くのが得意ではなかったんですよ。これまでうまく書けなかった真っ直ぐな気持ちと改めて向き合って、しっかり書いてみたかったんです。

アレンジや演奏はどんなことを意識したのでしょうか?

疾走感を第一に考え、シンコペーションを多くしたりとかですね。変に構えずにストレートに歌詞に合ったアレンジにしたいと思いました。なおかつ、うちららしさも出せればいいと思って、3ピースならではの緊張感あるキメをはじめ、3ピースにしかない発想を詰め込みました。3ピースって音源でギターを2本重ねるにしても、4ピースとは考え方が違うと思うんですよ。ライヴで演奏する時のことが頭の片隅にあるので、3ピースのアレンジになる。ライヴ感も出したかったので、そこはしっかり意識しました。

カップリングには「FLY HIGH!!」同様、アップテンポの「エアギターガール」と、アコースティックサウンドに挑戦した「サクラカノン」が収録されていますが、「サクラカノン」がまたびっくりするようなアレンジで(笑)。前の2曲とは全然違うバンドの一面をアピールしていますね。

シングルとは言え、アルバムみたいにしたかったんです。それで毛色の違う曲を、しかもイカれたアレンジを最後に加えたら、気持ち良い3曲になるのかなって。普段、アコースティックギターを持つことはほとんどないんですけど、3曲のバランスを考えて、この曲は昭和っぽい感じでいきたいと考えてたら、ちょうど映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』で吉田拓郎さんの《わたしは今日まで生きてみました》って歌(「今日までそして明日から」)が流れて、ボロ泣きしながら“このサウンド絶対いい! そういう曲にしたい!”と思ったんですよ(笑)。ただ、終盤は自分ららしくぶっ飛ぼうと思って、えぇ!?って終わり方にしました。

確かに。“あ、3曲目はアコースティックなのね”って思っていたら、最後、えぇ!?ってなりました(笑)。

せっかくシングルを買ってもらうんだから、新しい世界を見せてあげたい。今回、表題曲はもちろん、カップリングも結構自信があるんですよ。このシングル、俺、すごく好きだなって思います。自分たちの作品ってあまり聴いたりしないんですけど、今回の3曲は聴いちゃいますね(笑)。そんな感覚、初めてなんですよ。カップリングの2曲は僕が打ち込んで作ったので、僕が頭の中で考えてたアレンジが100パーセントかたちになっている。それが気持ち良かったんですよ。しかも、そういう作り方のほうがクオリティーの高いものができるってことも分かったし。だから、今は僕が8割〜9割、打ち込みで作っていって、そこでメンバーに“もっといいアイデアをくれよ”と言って、120パーセントを目指すという作り方をしているんですね。それが今の自分たちのスタンダードになっているので、ここから先の曲も楽しみにしててほしいですね。
ディスク情報
    • 【通常盤】
    • ESCL4600
    • 1200円
    • 「FLY HIGH!!」
    • 【初回生産限定盤】
    • ESCL4598〜9
    • 2016.03.02
    • 1620円
BURNOUT SYNDROMES プロフィール

バーンアウトシンドロームズ:関西在住の3ピースロックバンド。2005年結成。日本語の響き、美しさを大切にした文學的な歌詞やヴォーカル、その世界を彩る緻密に計算されたアレンジで、スリーピースの限界に常に挑戦している。16年3月にシングル「FLY HIGH!!」でメジャーデビューを果たす。BURNOUT SYNDROMES オフィシャルHP

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