小松史法、丸山有香が出演! 『マイ
ロ・マーフィーの法則』キャストイン
タビュー

---最初にこの作品のオファーが決まったときの感想をお願いします。
小松史法さん(以下、小松)「テープオーディションだと思うのですが、台本とキャラクター画を見せてもらって、オリジナル版でマイロ役のアル・ヤンコビックさんの声が高いというか、いろいろな演技をされる方なので、果たしてこういう演技ができるのだろうか、という不安はありました」
丸山有香さん(以下、丸山)「私は、メリッサ役を演じているサブリナ・カーペンターちゃんが出ているほかの番組で吹き替えをやっていて、『本国で「マイロ・マーフィーの法則」が始まります、サブリナちゃんが出ます』という情報だけ以前から知っていたので、『もしこれが日本で放送するなら吹替えをやらせていただけたら嬉しいな』と思っていたところでした。それに本国で放送が始まったのが10月3日で私の誕生日なので、勝手に運命を感じて(笑)お話を頂いたときには『やったー!』と飛び上がったのを思い出します」
小松「丸山さんとは違う作品でも一緒だったこともあって、芯のある演技が出せる方だと思っていて、それがメリッサに選ばれた理由かなと思いますね」

---日本のアニメとは動きが違ったりしますし、海外のアニメならではの難しさとかはありますか。
小松「日本語版となると、原語の声は聞こえないので、絵にどれだけあわせていくかというのを求められると思うんですけど、今回監督から『顔の表情に引っ張られなくていいですよ』と言われたことがありまして。それが凄く印象に残っています。どちらかというと、アル・ヤンコビックさんのお芝居のほうに近づけた方がいいのかなという難しさはありました。絵ではなく、アル・ヤンコビックさんから出てくるニュアンスをもっと出していけたらな、というところがやっていて難しいところですね」
丸山「吹き替えのお芝居というと、元の方がいらっしゃるじゃないですか。その元の方の演技とか、現地のクリエイターの方が作りたい世界観とかを、なるべく生かせるようにこちらのスタッフさんも頑張ってやってくださっているのですけれども、小さなお子さんが見ても何を言っているのかわかるよう、伝わるように考えなくちゃいけないし。そういうところを監督さんに舵を取っていただいて、みんなでやっているところです」

---作品のテーマにもあります「マーフィーの法則」はご存じでしたか。
丸山「知らなかったので、調べました。作品の名前で調べようとすると、まだ情報が出てなかったのですが、検索結果に『もしかして、マーフィーの法則ですか』と出てきて(笑)」
小松「全然知らなかったです。でも収録に来られた他のキャストさんの中には知っている方もいて、『これはマーフィーの法則と何か関係があるの?』ときかれたりしました」
---アメリカでは、こういったドタバタが続く作品は多いのですが、今作で意識されたところとかはありますか。
丸山「マイロは淡々ととんでもないハプニングに巻き込まれるので、周りはどういうリアクションをするかな、というところは楽しみですし、メリッサを演じる上で意識していますね。ザックが大きなリアクションをしてくれて、それを見てニヤニヤ笑っているメリッサ、みたいな」
小松「マイロは、あまり感情を入れないというか、何かハプニングが起きても『こうすればいいんじゃない』みたいに、すぐ次に行くというか、あまり固執しないので、悲観的にならずに、もうポジティブそのままなんです。演じる上でもそういった事を常に意識して演じています。」

---作中で印象に残っているアイテムとかありましたか。
丸山「スマホで地図を見ようとしてダメになったときに『こういう時のために紙の地図があるんだ』って言って紙の地図を出してきたところは、現代でも通じると思いました(笑)」
小松「必ずヘルメットは入っている印象ですね」
---演じているキャラクターと似ているところとかありますか。
小松「普段からあまり神経質にならないというか、ハプニングを楽しめるというところはありますね。“日常の中のハプニングは笑って過ごしたい”というところは、マイロと近いところがあるのかなと思いますね」
丸山「小松さんは雰囲気や明るくて優しいところが、マイロそっくりだなぁと思っています。メリッサは、マイロのそばに居ると絶対何かが起こると分かっていながらそばに居るので、そういうハプニングを楽しんじゃう子だと思うんですよね。あえて普通に過ごすのではなく、ちょっとでも楽しい方に人生過ごしていきたいという考えがあるから、嫌な顔をせずに自分から突っ込んでいくのかな。そのへんはちょっと私と似てるなと思いますね」

---マイロはバックパックからいろいろアイテムを出しますが、ご自身で日常持ち歩いているものとかはありますか。
小松「うーん、強いて言えば手帳かな。僕はあまり物を持ち歩かないし、携帯電話を持つのも忘れるくらいだし、Suica1枚で出歩いたりするくらいだから、マイロとは真逆ですね。だから本当にハプニングを迎えに行くみたいになっちゃうんです(笑)」
丸山「私も物をあまり持ち歩かないですね。世の中が便利になりすぎで、それほどいらないというか。人との関わりがなくなると困るので、連絡する手段がなにか1つでもあれば大丈夫かな」
---どんな方に見て欲しいですか。
丸山「お子さんには特に見てもらいたいなと思います。「〇〇の法則」と聞くと少し難しいのかな?と感じてしまうかもしれませんが、作品の中で難しいことは言ってないですし、ハチャメチャなのが最後にちゃんと収まるところなんかは、小さな子でも楽しめる作品だと思います」
小松「いろんなハプニングによって繰り広げられる、ドタバタ劇やハチャメチャなアドベンチャー的要素は子どもたちが凄く楽しめる部分だと思うし、でもその中に大人の目線の言葉というのがちりばめられているので、そういう意味では小さな子から大人まで楽しめる作品ではないかなと思います」
---「うまくいく法則」というかジンクスとかはありますか。
小松「あまり考えたことはないですね。何かやろうとしてそれがダメだったときに、結構考えちゃったりするので。その場、その場で対応している感じかな。マイロは用意周到だから全然違うね」
丸山「験担ぎは好きですね。サクラが好きなので、身につけたり、持って行ったりすると、あまり嫌なことが起こらない気がします。(今日もサクラ柄のスカートですが)これは、メリッサちゃんの服の色に合わせて白と黒とピンクであわせたので偶然なんですけどね」

---実際に、マイロみたいな人物が居たらどうしますか。
小松「ジェットコースター的なハプニングであれば、乗っかってもいいかなと思いますけど。ついて行ってみたい好奇心はあります。命の危険があるのはダメですけど(笑)」
丸山「一度は近づいて、経験してみたいと思います。楽しそうなので、絶対に近寄らないという選択肢はないですね」
---本作を作ったクリエイター、ダン・ポベンマイヤーとジェフ“スワンピー”マーシュは、「一番伝えたかったのは、『人生は自分で作ること』」と言っていますが、作品から感じ取ったメッセージとかはありますか。
丸山「この作品は『きっとなんとかなるよ』という強い気持ちにさせてくれる作品だと思います。普通だったら選ばない選択を選んでどんどん進んでいくので、だからこそ『人生を楽しむ』ことを体験できるんじゃないかなと思います」
小松「マイロと一緒にいるとハプニングが降りかかるからちょっと離れている子もいるんですが、そういったところをマイロは全く気にしていないですし、メリッサやザック、なにより家族がマイロのあるがままを認めてあげているというか。そういうのが凄く伝わってきたので、見ていて気持ちいい作品でした」

---ありがとうございました。
作品のテイストもあり、笑いの絶えないインタビューとなったのは、小松さんとマイロとのシンクロ率が高かったせいかも!? そんな『マイロ・マーフィーの法則』は、4月16日から放送開始だ。

観る人に元気をくれる超ポジティブ・ストーリー
ディズニー・チャンネル『マイロ・マーフィーの法則』
2017年4月16日(日)レギュラー放送スタート!
毎週土曜・日曜11:30~12:00ほか
※4月16日(日)は11:30~14:30(6話連続放送)

<STORY>
”洗車をすると雨が降る”などで有名な「マーフィーの法則」の名前の由来になったマーフィー氏の曾曾曾曾孫の少年、マイロ・マーフィー。彼は「マーフィーの法則」通りに生きる定めを持って生まれてきた。
空から看板が落ちてきたり、マンホールから突然水が噴き出したり、マイロの行く先には、いつも常識では考えられないハプニングが次々と起きる!
でもマイロは超ポジティブ! 何とかなるさの陽気さと、バックパックに詰め込んだお助けアイテムを使って、ピンチを楽しい冒険に変えてしまう。
<製作スタッフ>
エグゼクティブプロデューサー:ダン・ポベンマイヤー/ジェフ“スワンピー”マーシュ(「フィニアスとファーブ」)
<声の出演>
【マイロ・マーフィー】小松史法
【メリッサ・チェイス】丸山有香
【ザック・アンダーウッド】阪口周平 ほか
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