ミキオサカベ&リトゥン山縣が率いる
若手デザイナー集団「東京ニューエイ
ジ」金王八幡宮でショーを開催

今回コレクションを発表したのは、「EMI KOYAMA」、「KOUKI SAITO」、「CINDYTIEN」、「MASAKI HIOROSE」、「未来」、「medetasy」、「monako」、そして「RIKO GOTO」の8ブランドだ。

会場となったのは、渋谷・金王八幡宮。真っ暗な境内のなかでライトアップされた拝殿が光の中に浮かび上がり、都会のど真ん中にいるとは思えないような静けさを放つ。しかしそんな重厚なムードとは裏腹に、ショーは鮮やかな色彩とエネルギーに溢れていた。まさに、様々なカルチャーが混ざり合う「東京」という街を表してるよう。

トップバッターは、「EMI KOYAMA」。”幽霊が服をきたら?”というユニークなテーマをもとにデザインされた真っ白なニットのロングドレスが登場。サイドをカットし、白いニット生地をひらひらと揺らせた。彫刻のような立体感を持ったドレスは、青や紫に染まった羊毛がぼんやりと浮かび上がり幻想的な模様を浮かび上がらせる。

「KOUKI SAITO」は、レジャーシートをベースにした実験的な素材使いで、まるで外国のアニメーションのようなキッチュな世界観を表現。レジャーシートで作られたワンピースやブーツは、カクカクとした独特なフォルムを描く。ピンクやシルバーといったカラーも、2次元のようなを機械的なコミカルさを強調した。中には、ガムテープを使用した工作作品のようなルックも。

「CINDYTIEN」は、多様な文化から生まれる多様な感情をルックに落とし込んだ。小さなブルーの花をたくさん繋げたブルーのドレスは、大胆に色を使いながらも、お花畑のように繊細で美しい。デザイナー自身が1つ1つ手編みしたというピースに目を凝らせば、素材やディテールの巧妙さに思わず息が漏れる。

最後を飾る「RIKO GOTO」が表現したのは、”感情”だ。シルクのような艶のある素材のタイトなワンピースの上には、まるでオーラを纏っているようにふんわりとチュールが重ねられた。今にも動き出しそうな有機的なフォルムを描くチュールのワンピースやアクセサリーは、グリーンやピンクなどの鮮やかで優しいカラーで表され、期待に胸を躍らせるような美しく楽しい感情を想起させる。

アーティスト

タグ

    連載コラム

    • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
    • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
    • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
    • MUSIC SUPPORTERS
    • Key Person
    • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
    • Editor's Talk Session

    ギャラリー

    • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
    • SUIREN / 『Sui彩の景色』
    • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
    • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
    • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
    • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

    新着