東映アニメーションが放つCGアニメの
新境地!春アニメ『正解するカド』の
謎に迫る!
外部サイトでは載らない写真・動画なども、【トレ♪タメ】ではご閲覧できます。
当記事の【トレ♪タメ】版はこちら→
2017年春アニメとして4月より放送がスタートする『正解するカド』。
東映アニメーションがTVシリーズでCGアニメに挑戦するとあって、今から大注目の作品となっています!
出典:YouTube ©正解するカド official ≪『正解するカド』 予告第1弾 : Concept Trailer≫より
毎度のことながらトレーラーの時点ですでに完成度が高い!
作品のクオリティーはかなり期待できそうですね。
というわけで今回は、スタッフ・キャスト陣に焦点を当てながら、本作を語るには欠かせないCGアニメ映画『楽園追放-Expelled From Paradise-』にも触れつつ、いまだ謎の多い『正解するカド』の正体に迫っていきたいと思います!
『正解するカド』の謎に満ちたSFストー
リー
真道幸路朗 #正解するカド pic.twitter.com/l54rKXoqR9 — 「正解するカド」公式 (@Seikaisuru_Kado) 2017年1月20日
主人公は外務省に勤める交渉官、真道幸路朗(しんどう・こうじろう)。
空から謎の巨大立方体「カド」が現れ、真道を乗せた旅客機が飲み込まれてしまう……。
パイロット版のカド(上)と本編でのカド(下)。LOOKを変えました。ソフトもHoudini&MayaからUnityに。 #正解するカド pic.twitter.com/yvLeEWbmbe — 「正解するカド」公式 (@Seikaisuru_Kado) 2017年2月17日
「カド」から現れ、人類と接触しようとする謎の存在・ヤハクィザシュニナ。
真道はネゴシエーターとして、人類とヤハクィザシュニナの仲介役を務めることになる。
ヤハクィザシュニナ #正解するカド pic.twitter.com/hoE2QoI66P — 「正解するカド」公式 (@Seikaisuru_Kado) 2017年1月21日
人類代表として日本政府から送り込まれてきたのが国際交渉官の徭沙羅花(つかい・さらか)。
ヤハクィザシュニナとは一体何者なのか……「正解」とは何なのか……
全人類の未来が交渉官の手に委ねられる!
徭沙羅花・キャラデザイン #正解するカド pic.twitter.com/SO1zE6cbq0 — 「正解するカド」公式 (@Seikaisuru_Kado) 2016年8月9日
……と、ストーリーの発端はこんな感じです。
本格的なSFの雰囲気が漂ってきますね!
緻密な科学考証によって注目されている5月公開のSF映画『メッセージ』で、謎の知的生命体からの“メッセージ”を解読するために奮闘するのは「言語学者」でした。
しかし『正解するカド』で活躍するのは「交渉官」!
ヤハクィザシュニナは未知なる存在であるとはいえ、人の姿をしており、人間の言葉も話しています。
ヤハクィザシュニナが宇宙人なのか、異世界の住人なのか、もしくは過去や未来からやってきた人類なのか……それは今の段階ではわかりません。
それでも「言葉」によって彼とコミュニケーションが成立する、という点がこの物語の面白いところではないかと思います。
「あなたたちは考え続けなければならない。わたしが敵なのか。味方なのか」
予告動画でヤハクィザシュニナが発するこのセリフ……とても気になりますね。
「楽園追放」から2年……東映アニメー
ションの新たな挑戦!
出典:YouTube ©EFP.official ≪『楽園追放 -Expelled from Paradise-』劇場本予告編1≫より
人類の98%が肉体を捨て、電脳世界「ディーヴァ」で暮らすようになった世界で、ある事件をきっかけに保安要員のアンジェラ・バルザックが地上世界へ降り立ち、世界の謎に迫る物語。
「可愛すぎる美少女キャラ」と「迫力満点のメカアクション」というジャパニメーションお馴染みの風景でありながら、無駄のない骨太なストーリーと、CGの特性を活かした新感覚の映像表現で、多くの観客から高い評価を得ました。
興行規模はそれほど大きくなかったにもかかわらず、異例の大ヒットとなり、興行収入は1億8千万円!
「第24回日本映画批評家大賞アニメ部門作品賞」の受賞も果たし、CGアニメーションの可能性拡大に大きく貢献しました。
『楽園追放』おかげさまで大絶賛上映中!まだまだ上映は続きますので是非劇場へ!2週目の入場者プレゼントは・・・乞うご期待(^o^)丿#楽園追放 http://t.co/54q5laWkEu pic.twitter.com/RG5Kc7QjJQ — 「楽園追放」公式 (@efp_official) 2014年11月17日
そして今回、“テレビアニメ”でのCGアニメーション制作に挑む東映アニメーション!
テレビクールで高いクオリティーを維持するということは、どんな会社にでもできるわけではありません。
歴史と実績のあるアニメスタジオだからこそできる挑戦です!
ガルガンティアの「村田和也」さん&S
F作家の「野﨑まど」さん!
完結にはなりましたが、TV放送開始から丸3年が経った今、まだ見た事がないという方もこの機会にぜひ本作品を御覧頂ければ幸いです。b-chでは第1話は常に無料です!https://t.co/0D7K9Oixvq #gargantia pic.twitter.com/uhzgEmokzm — 「翠星のガルガンティア」公式アカウント (@gar_anime) 2016年4月1日
総監督はスタジオジブリ出身で『翠星のガルガンティア』でも監督を務めた村田和也さん。元々建築業界で働いていた影響か、建築物やメカニックの描写がとても細やかな印象です。『正解するカド』においても、謎の巨大立方体「カド」やその内部など、未知なる物質や空間がどのように描かれるのか注目ですね。
脚本を務めるのは小説家の野﨑まどさん。元々はライトノベルの新人賞である電撃小説大賞の一部門「メディアワークス文庫賞」の第一回受賞者としてデビューしました。超情報化対策として人間に〈電子葉〉の移植が義務化された世界を描いた小説『know』が「日本SF大賞」にノミネートされたこともあり、SF小説の世界ではかなりの有名人です。
『正解するカド』が脚本家としての第一作となりますが、SF作家としての力量を遺憾なく発揮し、深みのあるストーリーや世界観で視聴者を魅了してくれるはずです。野﨑さんは小説の中でもしばしばアニメーション的な動きのある表現を取り入れていたので、この作品をきっかけに今後はアニメの脚本家としても活躍されるかもしれません!
キャラクターデザイン「有坂あこ」さん
冬コミ新刊の表紙のマシュちゃんです。ゲームイラスト本です!詳細は後日(入稿したら) pic.twitter.com/wF6eaS4KBO — 有坂あこ (@stem04) 2016年12月16日
キャラクターデザインは、ラノベの挿絵やボカロ動画のイラストなどを数多く手がける有坂あこさん。アニメ『BTOOOM!』の主題歌「No pain, No game」(ナノ)や、ボカロ曲の「エレクトリック・ラブ」(八王子P)などが有名ですね。少年エースで「ヴァニシング・スターライト」(原作:Sound Horizon)を連載されていたりと、様々なジャンルで幅広く活動しています。
クールで魅力的な表情を描く絵師さんなので、『正解するカド』のようにしっかりとした人間ドラマがある作品には適任かもしれません。また、淡い綺麗なタッチで描かれることの多い有坂さんの絵が、CGアニメの中でどのように動き出すのか、今からとても楽しみですね。予告動画を見る限りではとてもよく仕上がっているので、かなり期待できるのではないかと思います!
パイロット版のザシュニナ(上)と本編でのザシュニナ(下)。(1)輪郭線が細くなったこと。(2)線のみの髪の毛の表現。(3)前髪の影を減らしたこと。(4)髪の毛の質感を変えたこと。#正解するカド pic.twitter.com/rR4wDrUlHb — 「正解するカド」公式 (@Seikaisuru_Kado) 2017年2月5日
トレーラーにも出演!『正解するカド』
のキャスト
謎の存在・ヤハクィザシュニナ役を務めるのが寺島拓篤(てらしま・たくま)さん。2005年に『創聖のアクエリオン』の主人公・アポロ役でTVアニメデビューを果たしました。2017年春よりNHK総合テレビにて放送される『アトム ザ・ビギニング』では、お茶の水博志の声を務めることでも話題となっています!
徭沙羅花を演じるのは今ひっぱりだこの人気声優M・A・O(まお)さん。若狭悠里(『がっこうぐらし!』)、ヴァローナ(『デュラララ!!×2』)、火野ライカ(『緋弾のアリアAA 』)など、数々の人気キャラで声優を務めています。元々は市道真央の名前で俳優として活動しており、「海賊戦隊ゴーカイジャー」のイエロー、ルカ・ミルフィ役を演じていた話は有名ですね。
高橋祐馬・CM初監督と。撮影は昨年12月28日でした。(新CMのメイキングは以下に)https://t.co/I0w6kp6IcA #正解するカド #高橋祐馬 pic.twitter.com/ZZpD6s7cXm — 「正解するカド」公式 (@Seikaisuru_Kado) 2017年2月15日
絶対に見逃せない!『正解するカド』の
謎を暴こう!
『正解するカド』は2017年4月より、TOKYO MX・MBS・BSフジにて放送開始です!
Twitterの公式アカウントでは、CGアニメならではの制作プロセスを、画像つきでツイートしてくれていたりもするので、放送日までに公式サイトやTwitterなど色々と見ておくのもいいかもしれません。
『楽園追放-Expelled From Paradise-』から2年、東映アニメーションが挑む渾身のCGアニメ『正解するカド』。
この春、絶対に見逃せない作品です!